ベトナム・ラオスバイクの旅:第12話~ラオス南部の大都市パークセー~

ベトナム・ラオスバイクの旅:第12話~ラオス南部の大都市パークセー~

更新日:2016年1月16日 / ライター: aki

夏休みを取ってツーリングに出かけてきたお話の第12話です。

これまで、初日はホーチミンからバンメトートまで北上し、ダライヌア、ダライサップの滝を見に行きました
2日目はラック湖の大自然を象に乗って楽しみ中部高原の自然を堪能した後でプレイクに向けて北上しました。
3日目はプレイクの街を楽しんでから、ラオス国境近くまで北上しバイクに乗ったまま国境を通過しラオスのセーコーンで1泊しました。
4日目は南ラオスの滝を巡ってチャムパーサックまで来ました。
5日目は世界遺産ワットプーを見学しその後周辺遺跡をめぐりました
6日目はシーパンドーンに宿泊し、メコン川に浮かぶ島々を巡りました。そして南ラオスの代表都市、パークセーに向かいます。

いざ、パークセーへ

シーパンドーンと メコン川の滝を満喫した後はパークセーまでひたすら北上します。パークセーは南ラオスきっての大都市。このツーリングではラオス初の都市ということでどんな街なのか楽しみです。

いざ、パークセーへ!

パークセーまで145キロ。

道路の横に立っている看板によるとパークセーまでは145キロ。2時間ほどでしょうか。この何もないラオス国道13号線をひらすら北上します。

一本道をひたすら走ります

一本道をひたすら走ります

ひたすら北上という言葉が似合う一本道。ベトナムでは大きい部類に入るこのバイクも所詮125cc、フルスロットルです。広がる景色は見渡すかぎりの湿原。対向車もほとんどいないような一本道です。

たまに出てくる牛さん達

たまに牛さんが道路にいるので要注意。

そんな道にたまに歩いているのが牛さん達。これがあるから油断はできません。日本の高速道路とは違いますね。笑

パークセーに到着

そんな一本道を2時間ほど走り、パークセーに到着しました。市内南側の新市場の前で記念撮影。

パークセーの新市場

パークセーの街南部にある新市場。

後ろにある銀行はサイゴンハノイ商業銀行。偶然にもベトナム系の銀行が背景に入りました。この写真見るとバイクはかなり泥だらけですね・・・。12万円の中古バイクですが、こんな遠くまで頑張ってくれています。

パークセーの街中

パークセーの幹線道路です。

こちらがパークセーの幹線道路。郊外の道路ではなく幹線道路です。なんか・・・ベトナムの地方都市のほうがよっぽど規模が大きいです。人口も少ないためか渋滞も殆ど無くこんな道路でも快適に走れます。というかパークセーを走っていて気づいたのですが、ラオスに入国して4日目にして初めて信号を見ました。そういえばこんなのあったなーという感じで存在すら忘れていましたが。笑

資生堂の大きな看板

市内中心部の交差点に資生堂の大きな看板がありました。

市内中心部の交差点には資生堂の大きなお店がありました。車もベトナムよりも多く走っている印象で、やはり貧富の差が大きいのがわかります。

ワットルアン(Wat Luang)

ラオスといえば仏教!お寺!ということでパークセー市内で一番大きなお寺、ワットルアンに行ってきました!!ちなみに先ほどの資生堂の建物からバイクで10秒ほどです。と言うか、ほぼ正面です。

ワットルアン

こちらがワットルアン。

こちらがワットルアン。入場料とかいるのかな?と思っていあましたが入口には誰もいません。勝手にバイクを停めて中に入ります。一応小さな英語の看板も出ていたので観光地という認識はあるとは思うのですが、あまりに何もないので逆に驚きました。

やっぱりラオスのお寺は豪華。

やっぱりラオスのお寺は豪華。

青い空の下でこの色鮮やかな建築は映えますねー!!建築は何もわからないのですがこの景色は美しい。

なんだか神々しい・・

なんだか神々しい・・

写真の枠いっぱいに広がっているこの菩提樹がとても神々しかったので思わず撮ってしまいました。でも写真では伝わりきれずに残念。是非行ってみて欲しいです。

お坊さんが集まっていた建物

この建物の中にたくさんのお坊さんがいました。

奥の建物の中にたくさんのお坊さんがいました。写真には写っていないのですが、隣の建物ではお経をあげているお坊さんがたくさん。10台前半に見えるような若いお坊さんから年配のお坊さんまで40名程度はいたのではないでしょうか。いかにも仏教の国という感じでした。

このお寺の隣には学校が併設されていました。塀も何もないので同じ経営なのでしょう。

ワットルアンに併設されていた学校

ワットルアンに併設されていた学校

きれいな建物の中には学生が教室で勉強している姿が見えました。今までラオスで見た学校はほとんどが木造平屋だったのを見るとこの学校はかなり豪華な気がします。何の学校かは見ていなかったのですが高所得者層が通っているのでしょうか。

学校の前の売店

学校の前にあった売店のような屋台

学校の前には売店がありました。と言っても屋台1つだけです。売っているものはお菓子がメインでした。なにやら電話番号が書いてありますが、呼べばきてくれるのでしょうか。

パークセーの街中を散策してみる

バイクで10分もあれば端から端まで走り抜けられそうなパークセーですがちょっと散策してみましょう。

まずはチャムパーサックショッピングセンター(Champasak Shopping Centre)です。ショッピングセンターという名前ですが、普通のローカル市場です。どうやら売っているものはほとんどがタイからの輸入品とのこと。

建物の前までお店が広がっていました。こちらは仏具屋さん。カラフルなお供え物がいいですね。

チャムパーサックショッピングセンター(Champasak Shopping Centre)前の屋台

チャムパーサックショッピングセンター(Champasak Shopping Centre)前にあった屋台

ちなみに肝心の建物は写真を撮り忘れてしまいました。3階建ての市場というとかなり立派に聞こえるのですが、ベトナムの市場と同じような感じです。しかも建物内はテナントが入っていない空きスペースが多かったです。新市場ができてみんな移ってしまったのかもしれません。

市場を出ると、街角にポップなカフェがありました。

若者向けっぽいカフェ

若者向けっぽいカフェ

水色でまとめられたkのカフェ、どうやらカラフルなどリンクやアイスクリームを売っていて若者向けという感じがします。今見ると別にそこまでキュートでもおしゃれでもないのですが、この街中では結構おしゃれな方だったような気がします。

最後にお土産屋さん。パクセースーベニア(Pakse Souvenir)というそのまんまの名前のお店がありました。

おみやげ屋さん

おみやげ屋さん

ラオスのおみやげってどんなものだろう?と思って中を見てみるとほとんどが手工芸品。

おみやげは布などの手工芸がメイン

おみやげは布などの手工芸がメインでした。

布のバッグや小さな小物入れ、アクセサリー等が売られていました。ベトナムと共通する物も多いような気もします。昔は今のところに国境はなく、同じ文化だったから当たり前といえば当たり前かもしれません。ちなみにベトナムにもラオ族が1万人ほど住んでいます。

パークセーのルーフトップバー、ル・パノラマ(Le Panolama)

湖の街を見下ろせるルーフトップバーがあるというので行ってきました。ちなみに高さですが、

シンガポールの1-altitudeは63階。
バンコクのシロッコも63階。
ホーチミンのチルバーは27階
そしてパクセーのル・パノラマは7階です。

ちなみにこのパークセーホテルの中にあります。

市内中心にあるパークセーホテル

市内中心にあるパークセーホテル

ホテルに入るとかなり立派なホテルでした。バイク駐輪場も小さく、バイクに乗るような人々は利用しないのでしょう。まさか外国人がバイクで来るなんて思っていなかったようで、全く言葉の通じない警備員に手厚い歓迎を受けました。ベトナムナンバーのバイクを見てきっとベトナム人だと思っていたと思います。笑

かなり立派なホテルです。

中級とのことですが、かなり立派なホテルです。

このホテルの屋上に登ります。繰り返しますが、7階です。

欧米人で溢れている良い感じの店内

店内は欧米人で溢れていて良い感じ

店内は静かで雰囲気もよく、欧米人で賑わっていました。フランス人の観光客が多いのでしょうか。ちなみにアジア人はほとんどいませんでした。

眼下にはチャムパーサックショッピングセンター

眼下には先ほどのチャムパーサックショッピングセンター

窓際の席に座り、下を見下ろすと先ほど通ったチャムパーサックショッピングセンターが見えます。先ほどの写真は建物の前にいた屋台ですが、後ろの3階建ての建物がショッピングセンターです。

遠くに見える市内最高層の建物

遠くに見えるホテルが市内最高層の建物

7階でも本当に街を見下ろせるんですね。市内には4階建て以上の建物はあまりないようです。その中で、遠くに光っている建物が市内最高層建物の一つであるチャムパーサックグランドホテル、12階建てです。こののどかな雰囲気と欧米人で溢れるルーフトップバーのギャップがもうなんとも言えません。

パイナップル入りラオス風チャーハンとラオス酒のカクテル、あとはデザートにクレープを頂きました。

メコン川沿いのレストラン

メコン川沿いにローカルの飲み屋から欧米人が盛り上がっているものまで、様々なレストランが並んでいました。ちょっとだけ紹介してみます。まずは普通のローカルレストラン。

メコン川沿いにあるレストラン

メコン川沿いにあるレストラン

このようなレストランがたくさんありました。なかなか雰囲気もよさそうです。

何故かしんちゃんの看板があるレストラン

何故かしんちゃんの看板があるレストラン

こちらのレストランはバイクがたくさん止まっており大盛況。なぜかクレヨンしんちゃんが看板に書かれています。ベトナムにもスシ・シンというしんちゃんが書かれたローカル寿司屋があるのですが、この辺りではクレヨンしんちゃんが人気なのでしょうか。

川に浮かぶ高級レストラン メコンラーンサーンレストラン

川に浮かぶ高級レストラン メコンラーンサーン(Mekong Lane Xang)レストラン

最後に、こちらが川に浮かんでいる高級レストラン。地球の歩き方にも乗っているレストランです。道路の入口のところからウェイターが案内してくれるようです。良いですね。

と、レストランをめぐってはみるものの先ほどルーフトップレストランで既に食事はしたのでただの見学で終わりとして、今日の宿に向かいます。

今日の宿、3THIPゲストハウスへ

パークセーではPTPという日本人経営の会社のゲストハウスに泊まりました。先日ホーチミンでお会いしたASEAN WORK NAVIの方から紹介してもらいました。こういうの、良いですね。旅に出てから初めて日本人と会う気がします。

向かっている途中で美味しそうな屋台があったので思わずストップ。

路上の屋台

路上の屋台が気になったのでちょっと買い食い

カメラを向けるとポーズを撮ってくれたお兄さんからゲストハウスに持って行って食べようと串焼きの肉を購入。こういうの、とっても美味しそうに見えちゃうんですよね。

ゲストハウスにつくと日本人が集まって食事をしていたので入れてもらいました。その食事はなんと和食。ホーチミンでもあまり食べない和食をまさかラオスで食べるなんて思っても見ませんでした。笑

3THIPゲストハウスでの和食

3THIPゲストハウスでの和食

自家製のお酒なども頂いてしばし歓談。ラオスでコーヒー農園をやろうとしている方など色々と面白いお話が聞けました。それにしても、日本語話すのがだいぶ久しぶりだった気がします。。

その後部屋でしばし作業。快適にインターネットが使えたのはラオス入国以来初めてだったので色々と夜更かししてしまいました。

3THIPゲストハウスの部屋

3THIPゲストハウスの部屋

ちなみにこのゲストハウス、こんな外観です。町のちょっと外れにあってなかなか辿り着くのが難しいかもしれません。

3THIPゲストハウス外観

翌朝撮った3THIPゲストハウスの外観

ちなみにここに行く時にGoogle Mapで検索しようと思って住所を聞いたところ、住所はない(!?)と言われてしまいました。そんなことあるのでしょうか。でもラオスは住所がない建物があり、郵便物は基本的には郵便局留めで各自が取りに行くそうです。世界はまだまだ知らないことだらけですね・・。

3THIPゲストハウスロビー

ロビーも広くていい感じです。ホーチミンさんの肖像画もありました。

ロビーも広くて快適ですね!ラオスの指導者の肖像画と共に、ラオスの革命家であり独立運動を指導したカイソーン氏とホーチミン氏の肖像画がありました。カイソーン氏はベトナムとラオスのハーフで、ハノイ大学で学んでいたこともありホーチミン氏との親交もあったようです。そういえばラオスもベトナムも政治体制は同じような感じだったなと改めて気づきました。

次回:パークセーの街を出て一気にベトナムへ

次回はパークセーを発って一気にベトナム方面に走ります。ひたすら、走ります。

ルートマップ

今回のルートマップ

今回のルートマップです。

A:コーンパペンの滝
B:パークセー(ワットルアン)

ルートマップをgoogle mapで見る。

[authorcredit]

ライター情報

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aki

旅をするように生きていたい、そう思っていたら気づくとホーチミンにいました。本業の傍ら、ベトナム観光・生活情報ナビ、Samurai Cafe Saigonをやったりしています。ベトナム・ホーチミンから、日本とは一味違うベトナムの日常をお届けします。

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