ベトナムのタクシーを安全に乗る方法【ホーチミン・ハノイ・ダナン・ホイアン・フーコック・エリア別】

ベトナムのタクシーを安全に乗る方法【ホーチミン・ハノイ・ダナン・ホイアン・フーコック・エリア別】

更新日:2016年1月6日 / ライター: ベトナム生活・観光情報ナビ編集部

ホーチミン市内には数多くのタクシー会社が営業しています。日本ではタクシー料金は会社を問わずにほぼ一律ですが、ベトナムでは会社ごとに料金を決めているため微妙な違いがあります。

ぼったくりタクシーは少なくなってきていますが、 空港やベンタイン市場を中心に被害があるので注意が必要です。

タクシーにはセダンタイプとワゴンタイプ、小型車タイプの3種類があります。ワゴンタイプでは最大7人乗ることができます。

どれも値段も大きく変わらないので、ワゴンタイプが来た場合は少人数でもワゴンタイプに乗ることも多くあります。

タクシーの料金

タクシーメーターは会社にもよりますが10,000~13,500ドンからスタートします。以降は1kmあたり15,000ドン程度加算されていきます。

※最近は5000ドンスタートのタクシーもありますが、キロ単価はほぼ同じなので1kmも走れば同じ料金になります。超短距離移動でもない限り気にしなくてOKです。

基本的にはホーチミン市内の移動であれば20,000~40,000ドン(約80~160円)程でしょうか。ホーチミン市中心街から空港に行く場合は100,000~150,000ドン(約400~600円)ほどかかります。

ハノイ市内移動の場合は20,000ドン~100,000ドン程で、空港へは300,000~400,000ドンほどです。

ダナン・ホイアン間の移動の場合は40~50万ドンです。

※10万ドン=100,000ドン=約500円

タクシーメーター23=23,000ドン

タクシーメーター23=23,000ドン

タクシーのメーターは1,000ドン単位で小数点第一位まで表示されています。最近は小数点がないタクシーが増えてきましたので初乗り時に確認しましょう。
例1:25.5→25,500ドン
例2:32→32,000ドン

タクシーの使い方

基本的には日本と同じです。

手を上げてタクシーを止めて乗りましょう。
英語が話せないタクシー運転手も多いので、行き先を告げる際は紙に書いておくと安心です。

走りだしてから10秒以内にメーターが動き出します。メーターを動かさないドライバーも稀にいますので、その場合は止めて降りてしまうのもいいでしょう。ただ、下に上げるタクシー業者を使っている限りはほぼ問題ないはずです。

目的地に着いたらメーターに表示されている金額を支払います。1000ドン単位のお釣りを返さないドライバーもいますが、言えば返してくれます。また、10万ドン以上の紙幣の場合お釣りがないと言われることも多いので5万ドン以下の紙幣で払うのがおすすめです。

お勧めタクシー会社のタクシーを使うのが大事!

比較的トラブルが少ないと言われているタクシー会社は以下の会社です。

なお、代金を多く渡してしまったり、車内に物を置き忘れてしまった場合はこれらのタクシー会社でも持ち去られるケースが多いので注意しましょう。

最近はこれらの会社でも一部メーターを動かさずに料金交渉をしようとするドライバーがいるので、料金交渉された場合は他の車に乗りましょう。

※メーターは走り始めてから10秒ほどで動き出します。

ホーチミン市で安心して乗れるタクシー

ビナサン(VINASUN)タクシー

白い車体に緑と赤のラインが目印のビナサンタクシー

白い車体に緑と赤のラインが目印のビナサンタクシー

マイリン(MAILINH)タクシー

緑の車体のマイリンタクシー(広告入りの車)

緑の車体のマイリンタクシー(広告入りの車)

白い車体に緑のロゴ、または緑の車体が目印です。

エムタクシーという、非常にMAILINEタクシーに似ている偽物のタクシーが走っていました。くれぐれもご注意ください。(リンク先に画像があります)。なお、偽物のタクシーは白の車体を真似たものが多く、塗装費のかかる緑色の車種では見つかっていないので緑色のタクシーを探すのも良いでしょう。

ハノイで安心して乗れるタクシー

ハノイではタクシー会社の種類が多く、安心できるタクシー会社も沢山あります。

ここではその中でもおすすめの会社を紹介します。

マイリン(MAILINH)タクシー

緑の車体のマイリンタクシー(広告入りの車)

緑の車体のマイリンタクシー(広告入りの車)

白い車体に緑のロゴ、または緑の車体が目印です。

ハノイ(HANOI)タクシー / CPタクシー

ハノイタクシーやCPタクシーが数も多く安心して乗れるタクシーです。

セダンタイプや、7人乗りタイプが多いです。

G7タクシー

Thanh CongとBa SaoとSao Hanoiの3社が合併してできたタクシー会社で、小型車がメインです。

普通車のタクシーに比べると少々安いです。

ダナン・ホイアンで安心して乗れるタクシー

ダナン・ホイアンエリアはダナン空港やホイアン旧市街付近でメーターを使いたがらないタクシーがいるようですので、メーターを使わないドライバーの場合はおりて他のタクシーに乗るか、事前に料金交渉を行って乗るようにしましょう。

ビナサン(VINASUN)タクシー

白い車体に緑と赤のラインが目印のビナサンタクシー

白い車体に緑と赤のラインが目印のビナサンタクシー

マイリン(MAILINH)タクシー

緑の車体のマイリンタクシー(広告入りの車)

緑の車体のマイリンタクシー(広告入りの車)

白い車体に緑のロゴ、または緑の車体が目印です。

ティエンサ(TIEN SA)タクシー

黄色い車体のタクシーでダナンを中心に走っています。上の2つの会社が見つからない場合は、黄色いタクシーを探しましょう。

フーコックで安心して乗れるタクシー

フーコックタクシー

フーコックタクシー

フーコックではぼったくりタクシーがほとんどおらず、どのタクシーに乗っても大丈夫だと思いますが、フーコックタクシーというタクシーが数も多く、よく走っていて安心です。

青、銀、白の車体がありますがどれも同じ会社です。

ビナサンタクシー

フーコックのビナサンタクシー

フーコックのビナサンタクシー

ホーチミンでもおなじみのビナサンタクシーも走っています。

その他のエリアで安心して乗れるタクシー

その他のエリアでは、そもそもぼったくりタクシーが少ないので、しっかりとメーターが動いていることを確認して、メーターを動かさないタクシーを避けるようにすれば基本的には問題なく乗れます。

観光地化されていないベトナムの田舎では英語が通じないこともとても多いのですが、とても温かいベトナムの人々の素朴な優しさに触れられるはずです。

【注意!】よくあるぼったくりタクシー事例

グラブ、グラブと声をかけてくるタクシー

ベトナムでは配車アプリ「Grab(グラブ)」が普及しており、在儒者であればベトナム人も外国人もグラブを利用しています。

そのため、グラブ、と声をかけてくる人がいますが、そもそもグラブはアプリから配車依頼を行い、そのアプリにナンバープレートやドライバーの情報が表示されるようになっているため、アプリを持っていない場合は全て偽グラブ(=ボッタクリ)です。

グラブは正しく使えばとても便利で、日本の電話番号でもSMSが受信できる限り登録可能なので登録すると良いのですが、利用する場合もアプリに表示されているナンバープレートと車のナンバープレートが一致することを確認してから乗るようにしましょう。

ホーチミンの空港で声をかけてくる人

ホーチミンの空港(国際線ターミナル)では「マイリン」や「ビナサン」と書かれたカードを見せて声をかけてくる人がいますが、これらは全て偽物です。

本物のマイリンとビナサンタクシーはターミナルを出て左の端にある正規のタクシー乗り場にしかおらず、制服を着た人が声掛けを行っています。

ターミナルの端の正規のタクシー乗り場か、タクシーカウンター以外で声をかけてくる人には絶対についていかないようにしましょう。

なお、タクシーカウンターのタクシーは市内まで20万ドンほどと、メータータクシーよりも高く設定されています。

マイリンタクシーに似たタクシー

[2013/4/20]ホーチミンのぼったくりタクシーに要注意
[2013/4/20]ホーチミンのぼったくりタクシーに要注意

先日、日本人旅行者にぼったくり料金を拒否されたタクシー運転手がその旅行者を殴打するという事件が起きたというニュースがありました。このサイトの運営メンバーにも、メーターが通常の10倍で且つ高速で回り、更に遠回りされて70万ドン請求された者がいます。ちなみに4万ドン程度の距離…

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