原色の鮮やかな神様が祀られている珍しい寺院「宝山寺」へ行ってきました。
更新日:2018年4月24日 (取材日:2016年4月1日) / ライター: Sayaka
ホーチミンから約150km南西にある町ソクチャン。その町にひと際鮮やかなお寺があります。寺院内に祀られている仏像や獅子像、龍等は、全て粘土で作られているそうです。そのひとつひとつの粘土の像が鮮やかで個性豊かな表情をしていることで有名だそう。今回は日本人の感覚からは寺院とは思えないような、色彩豊かできらびやかなソクチャンの宝山寺をご紹介します。
宝山寺とは
宝山寺(ダットセット寺)は、大地の女神「地母慈尊菩薩」を祀っているお寺で、2000体の仏像が祀られているそうです。ベトナム語ではブー・ソン・トゥ(Buu Son Tu)とも呼ばれています。また、ダットセットとは、ベトナム語で粘土という意味で、寺院内の仏像や獅子等は全て粘土で作られていることから、ダットセット寺と呼ばれるようになりました。
お寺の中に入ってみました
ここは寺院?と思う程、鮮やかな色で装飾され、ピカピカ光るライトで点灯した仏像や獅子の像がたくさん並べられています。地元の信者の方々がたくさんお参りにきていました。ご迷惑にならないよう、静かに見学させていただきました。
ひとつひとつ粘土で作られた鮮やかな竜や虎、象等の粘土人形もずらりと並べられています。鮮やかな色使いと独特な表情の仏像や動物たちの人形は、ユニークで見ていて楽しい気持ちになります。
裏庭にも観音様が置かれています
裏庭にも、大きな観音様が祀られています。信仰の深い方々が熱心に祈りを捧げていました。地元の方に愛されている寺院なのでしょうね。
感想
宝山寺は、「寺院」という私のイメージを覆すお寺でした。鮮やかでピカピカとライトアップされた寺院は、まるでテーマパークのようで驚きました。世界中には色々な寺院、宗教があることを知ることができたのは、新しい発見です。宝山寺はソクチャンの町中にあるので、比較的行きやすい寺院です。ぜひ、近くに来た際は立ち寄ってみてください。
Bửu Sơn Tự( Sóc Trăng)住所:286 Tôn Đức Thắng, Thành phố Sóc Trăng, Tỉnh Sóc Trăng.
その他の[エンターテイメント][エンターテイメント/名所・旧跡]
ライター情報
Sayaka
2012年9月〜ベトナム在住。旅行、料理、自然、子ども、動物、制作活動、カフェでまったり…が好き! たくさんの人にベトナムの良さを知ってもらいたい。ベトナムの生活・観光を楽しんでもらいたい。そんな時に役立つ情報をお届けしていきたいです。