【ベトナム最南端への旅1】カマウ省ダットムイ村からスピードボートでベトナム最南端の岬を目指す!

【ベトナム最南端への旅1】カマウ省ダットムイ村からスピードボートでベトナム最南端の岬を目指す!

更新日:2019年4月2日 (取材日:2019年3月30日) / ライター: Sayaka

最近観光都市として人気が出てきたベトナム。ハノイ、ホーチミン、ダナンなど、魅力的な観光地がたくさんあります。

しかし、今回ご紹介したいのは、ベトナム最南端の村「ダットムイ村」にある最南端の岬!!正直観光名所という名所はありませんが、「ベトナム最南端にきた!」という達成感を感じることができるでしょう。マニアックな旅ですが、普通の観光地巡りに飽きてしまった方、地方都市に興味のある方、マニアックな旅を楽しんでみたい方、ぜひぜひ挑戦してみてください。普通の観光では味わえない刺激を感じられることと思いますよ。そして、行く時間のない方も、こちらの記事を読んで、旅した気分を楽しんでいただければと思います。

ベトナム最南端はどこ?

最南端の村ダットムイ村

最南端の村ダットムイ村

ベトナムの最南端は、ホーチミン市から約350kmのところにあるカマウ(Ca Mau)省のダットムイ(Dat Mui)村にあります。ホーチミンから、飛行機か長距離バスでカマウまで行き、そこからは車、バイク、スピードボートでいずれも3時間ほど。正直、たどり着くのにも一苦労です。魚介類の豊富な、のどかでのんびりとした町です。行き方については、後半に記載します。

ベトナム最南端へ。ボートの旅。楽しみ3つ!

①風をきって走るスピードボートを楽しめる!

地元の人の大切な交通手段、スピードボート

地元の人の大切な交通手段、スピードボート

地元の人たちの日々の交通手段であるスピードボートを体験できます。地元の人たちにとっては、家と町とを行き来する交通手段として、または荷物の郵送手段として身近な交通手段の一つです。人が乗るのはもちろんですが、船の上にはたくさんの荷物を乗せて走ります。ローカル感満載のボートですが、風をきって走るととても気持ちがいいです。

スピードボート船内の様子

スピードボート船内の様子

スピードボートの中はこのような感じです。約30人程乗れるこじんまりとした船で、冷房はありません。船が走り出すと風が入ってくるので心地よいです。外国人は滅多に使わないようで、何人ものベトナム人に「どこ行くの?」と不思議そうに聞かれました。

②地元の人たちの生活が垣間見れる

マングローブの茂る川の中を走って行きます

マングローブの茂る川の中を走って行きます

川の両脇にはマングローブが生い茂り、住居やお店は、川側に向かって建っています。スピードボートで川を下って行く途中、いくつかの集落に停まります。家先で船を乗り降りする人、採れたばかりの魚介類を捌いている人、魚介類の出荷作業をする人。ガソリンスタンドやレストラン等々、川沿いに住む人々の生活を垣間見ることができます。

獲ったエビを選別している人たち

獲ったエビを選別している人たち

スピードボートに小舟で肉まんを売りに来る。

スピードボートに小舟で肉まんを売りに来る。

スピードボートが集落で停車すると、小舟が寄ってきました。小舟には蒸し器が乗っていて、肉まんを売っていました。豚肉とうずらの卵が入ったボリューム満点の肉まんは1万ドン(約50円)。熱々で美味しかったです。

船着場

船着場

ところどころに川に突き出た桟橋のようなものがあり、そこで人々は乗り降りをしています。スピードボートは集落に近づくと汽笛を鳴らします。最初は他の船にスピードボートがきたことを知らせるための合図だと思っていましたが、それだけではなく、乗車したい人への合図でもあるようです。

船に手を振って乗りたいことをアピールする

船に手を振って乗りたいことをアピールする

汽笛を聞いて、家先でスピードボートに向かって手を振っている人がいました。こうやって乗りたいことをアピールしてスピードボートを停めるようです。

川沿いに立つ寺院

川沿いに立つ寺院

川沿いにはいくつかの寺院もありました。風を感じながら、移りゆく景色を眺めたり、人々の生活を垣間見たり、退屈することなく乗船できました。自然がいっぱいで、高い建物がないので、空が広く見え、とても気持ちよかったです。

③ベトナム最南端の村&岬に行ける!

ベトナム最南端のダットムイ市場

ベトナム最南端のダットムイ市場

スピードボートの終着点である、ベトナム最南端の村『ダットムイ村』。のどかな村で、特に何もありませんが、「最南端まで来た!!」という達成感を味わうことができると思います。ここまできたら、最南端の岬を目指しましょう!バイクで走ること10分弱。最南端の岬『カマウケープ国立公園(Vuon Quoc Gia Mui Ca Mau)』に到着です。

岬には最南端を示すモニュメントがある

岬には最南端を示すモニュメントがある

ここはベトナム人の観光地となっているようで、観光バスが数台停まっていました。岬には最南端を示すモニュメントや石碑などがあります。詳しくは、こちらの記事をご覧ください。

【ベトナム最南端への旅2】ベトナム最南端の岬があるカマウケープ国立公園へ行こう!
【ベトナム最南端への旅2】ベトナム最南端の岬があるカマウケープ国立公園へ行こう!

ベトナム最南端の町、カマウ(Ca Mau)省ダットムイ(Dat Mui)村。エビの養殖など漁業が盛んな、のんびりとした田舎の村です。正直これといった観光名所はありませんが、ベトナムの最南端まで足を運んだ!という達成感を味わえることと思います。最南端の岬がある、カマウケープ国立公園…

ホーチミンからカマウまでの行き方

飛行機の場合

ホーチミンのタンソンニャット空港からカマウ空港まで飛行機が出ています。所要時間は1時間程です。

カマウ空港

カマウ空港

長距離バスの場合

ミエンタイバスターミナル(Ben Xe Mien Tay)

ミエンタイバスターミナル(Ben Xe Mien Tay)

ホーチミン中心部から車で30分ほどのところにある、ミエンタイバスターミナル(Ben Xe Mien Tay)から、午前6時〜午後8時半の間に、1時間くらいの間隔で長距離バスが出ています。

フンチャンバスのチケット売り場

フンチャンバスのチケット売り場

色々なバス会社がありますが、大手の長距離バス会社で有名なのが、フンチャンバス(PHUONG TRANG)です。私は今回フンチャンバスを利用しました。このチケット売り場でカマウ行きのチケットを購入します。カマウまでは片道20万ドンでした。チケットは、予約しておくことをオススメしますが、空席があればその場で購入して乗車することもできます。帰りのチケットは、下車したバスターミナルで購入できます。

バス車内の様子

バス車内の様子

ベトナムの長距離バスは、眠れるよう椅子がたおれます。スリーピングシートは二段になっていて、下段がA、上段がBと記されています。上段は揺れやすいので、車酔いしやすい方は下段をオススメします。席はチケット購入時に選べるので、希望がある場合はスタッフに伝えましょう。

ミエンタイバスターミナルのフンチャンバス乗り場

ミエンタイバスターミナルのフンチャンバス乗り場

他のバス会社は、混合のバスターミナルですが、フンチャンバスは独自のバスターミナルがあります。オレンジの建物、看板が目印です。出発時間の15分前には、フンチャンバス乗り場にいるようにしましょう。

バス正面に行き先が書いてあります。

バス正面に行き先が書いてあります。

バスのフロントガラスの上に書いてある地名が、バスの行き先と出発地で、この写真のバスは、ミエンタイバスターミナル(ホーチミン)とカマウを行き来するバスということを表しています。カマウまでは約8時間の道のりです。その間に何度かサービスエリアに停まります。その際にオススメしたいのが、バスのナンバーを覚えておくことです。大手のバス会社だけあり、サービスエリアに同じオレンジのバスがたくさん並んでいて、自分のバスが一目でわからないことがあります。行き先を見ればだいたいわかりますが、もしもの時のためにナンバーを覚えておくと安心です。私は何度か、わからなくなり焦ったことがあります。カマウまでの長い道のり、スリーピングバスでゆっくり休みましょう。

カマウからダットムイ村への行き方

カマウのスピードボート乗り場を探そう

カマウのスピードボート船着場

カマウのスピードボート船着場

今回は、地元の人たちの日々の交通手段となっているスピードボートで最南端を目指します。まずはカマウ中心部にあるスピードボート乗り場探しから。地元の人しか使わない交通手段なのでしょうね。なかなか見つからず、何人ものベトナム人に訪ね、細い民家の路地の奥に船着場がありました。以前の船着場から移動したようなのでご注意ください。

Cao Thang通りの墓地の裏にあります

Cao Thang通りの墓地の裏にあります

Cao Thang通りの墓地を通過し、細い民家の路地を入って行きます。路地の突き当たりに遮断機があるので、そこを突き進んでください。その先に船着場があります。川に突き当たると、そこにはスピードボートが停まっています。

この先に船着場があります。

この先に船着場があります。

スピードボートの出発時間を確認し、出港を待つ

スピードボートはそんなにたくさん運行していないようです。予約や前売りのチケットの販売などもなく、その時間に行ってその場で乗りたいことを伝え、お金を払い乗せてもらいます。私は前日に時間を確認しに行ったところ、朝8時に船が出港するからその前にきたら乗れると言われました。ベトナム語しか通じませんが、「ディ ダット ムイ(Di Dat Mui)」と近くにいる人やカフェの店員に尋ねると教えてくれます。「ディ」は「行く」、「ダットムイ」は「ダットムイ村」のことです。時間は、紙にペンで書いたり、身振りで伝えるとわかりやすいです。

カフェで出港時間を待つ

カフェで出港時間を待つ

翌日朝8じ前に船着場に行ってみました。どうやらダットムイ村行きのスピードボートがいるようです。出港時間までは、船着場前のカフェでベトナムコーヒを飲んでゆっくり待つのもいいですね。私が散々色々なベトナム人に話しかけたからでしょうか。出港時間になると、声をかけてくれて、「この船に乗りなさい」と教えてくれました。ベトナム人はとても親切なんですよ。「教えて。手伝って。」と地元の人に声をかけてみるのもいいと思います。交流もでき、そして、ベトナム人の優しさや温かさ、フレンドリーな面が見えてとてもたのしいです。今回、ダットムイ行きのスピードボートの出港時間は午前8時。ダットムイ村までの運賃は、片道12万5千ドン(約650円)でした。支払いは出港後、車掌さんが集めに来ます。

帰りのスピードボートの時間を忘れずに確認しましょう

出港したら、ダットムイ村までの船の旅を楽しみましょう。集落をちょこちょこ停まって行くので、約3時間ほどの船旅となります。ダットムイ村の船着場には、船着場っぽい白いデッキがあります。帰りもここからスピードボートが出ています。

わかりづらいですが、右側に少し写っているのが、船着場のデッキ。(船から撮影)

わかりづらいですが、右側に少し写っているのが、船着場のデッキ。(船から撮影)

到着してから忘れてはいけないのが、帰りのスピードボートの出港時間を聞いておくことです。帰りの船に乗り遅れてしまうと帰れなくなってしまいますので注意しましょう。今度は、「ディ カマウ(Di Ca Mau)」「マイゾー(May Gio)」と尋ねると教えてくれます。「マイゾー」は「何時?」という意味です。今回は、カマウ行きの出港時間は午後1時半でした。ダットムイ村に着いたのが午前11時くらいだったので、約2時間最南端を楽しむことができました。

最南端の岬にはバイクタクシーが便利

ここから、最南端の岬『カマウケープ国立公園(Vuon Quoc Gia Mui Ca Mau)』へ行くには、バイクタクシーがおすすめです。船着場の前のカフェにバイクタクシーのおじさんがたくさんいるので、声をかけてみてください。むしろ、向こうから声をかけてくるかもしれません。この時、オススメしたいのが、カマウケープ国立公園まで、往復でバイクを頼むこと!国立公園では、バイクタクシーはほとんどつかまりません。

バイクタクシーと待ち合わせ場所にわかりやすい、国立公園のチケット売り場。

バイクタクシーと待ち合わせ場所にわかりやすい、国立公園のチケット売り場。

国立公園に着いたら、「ここに◯時に来てください」と伝えます。ポイントなのが、お金は帰りに払うようにすることです。そうすれば必ず迎えに来てくれますので。ただ、気を悪くさせてはいけないので、笑顔で謙虚に交渉しましょう。バイクタクシーのおじさんと待ち合わせ場所、時間を決めたら、国立公園を楽しんでください。もし、携帯電話が使えるようなら、電話番号を聞いておくと安心です。

帰りのスピードボート

スピードボートから見たダットムイ村

スピードボートから見たダットムイ村

帰りのスピードボートもほぼ時間通りに出港しました。スピードボートは船着場に着き次第、荷物を下ろしたらすぐに出港してしまうので、早めに行ってスピードボート乗り場の前のカフェで船を待つことをオススメします。今回私が乗った船は、もう乗るお客さんがいないと判断したのか、5分早く出港しました。帰りもカマウまで3時間の船旅です。

感想

思い返しても、かなりマニアックな旅だなと自分自身思いますが、ローカルな交通手段を使って、自分自身の力で最南端にたどり着いた!という達成感を味わうことができました。私自身、ベトナム語は全く話せません。指差し単語帳や身振り手振りで一生懸命伝えようとすること、そして聞こうとすることで、やり取りはできることを改めて実感しました。ベトナム人は、優しく人情深いところがあるので、「教えて、手伝って」と声をかけると、親身になってくれる人が多いです。言葉は通じなくても、一生懸命手を貸そうとしてくれます。ぜひ、現地の人たちとの触れ合いも楽しんでみてください。

ライター情報

Sayaka

Sayaka

2012年9月〜ベトナム在住。旅行、料理、自然、子ども、動物、制作活動、カフェでまったり…が好き! たくさんの人にベトナムの良さを知ってもらいたい。ベトナムの生活・観光を楽しんでもらいたい。そんな時に役立つ情報をお届けしていきたいです。

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