ベトナムの最南端カマウ省ダットムイにあるカマウ岬はバイクやスピードボートで訪問できる!
更新日:2016年4月19日 (取材日:2016年4月1日) / ライター: aki
ベトナムの最南端、カマウ省(Ca Mau)のダットムイ村(Dat Mui)にあるカマウ岬。カマウ省の省都カマウ市から120km離れており、バイクやスピードボートで3時間ほどの距離です。従来はたくさんのメコン川の支流全てには橋がかかっておらず船で渡らなくてはいけないところもあったのですが、2016年1月に全てが橋でつながり、最南端まで船を使わずにアクセスすることもできるようになりました。
そんなベトナム最南端に行ってみましょう!
目次
ベトナム最南端のカマウ岬を歩く
早速ベトナムの最南端を紹介します!アクセスなどは記事後半で紹介します。
最南端の石碑のある公園
ベトナム最南端の碑がこちら。船の形をしており、船の上に乗って記念撮影するベトナム人の姿をたくさん見かけました。
測量点のようなものもありました。この辺りもかなり大きな公園として整備されていくようで、将来的にはフラッグタワーも建設されるようです。
ハノイのフラッグタワー(左)と、ベトナム最北端のフラッグタワー(右)の写真とともに建設予定のフラッグタワーの画像が掲げられていました。これができた頃にまた訪れたいものです。
展望台がありましたが危険とのことで閉鎖中。
海に突き出たレストランなど幾つかの飲食施設もあります。昔はもっと賑わっていたのでしょうか、少し寂れた感じがしています。が、海沿いの遊歩道はとても綺麗に整備されていて気持よく散策できます。マングローブ林の中にも遊歩道があるので、そちらも行ってみると良いでしょう。
最南端のローカルカフェでコーヒーブレイク。こんなところでもフリーWIFIなのがベトナムのいいところ。
ベトナムの最南端ダットムイ村
最南端のダットムイ村は水路に面した小さな集落でした。
まちなかでは魚を干している光景や、漁師が家から出港していく光景などが見られ、とてものどかな雰囲気。
高層建物はなく、高い建物も2階建てといった小さな集落です。
ダットムイ市場。どんな小さな集落でも賑わっているのが市場。
市場も向かいに路上市場が続いていました。この路上市場の横にスピードボートの船着き場があります。
最南端へのアクセス
カマウ市へのアクセス
カマウ市へはホーチミンから飛行機で1時間ほど、バスで8時間ほど。
カマウ空港へはベトナム航空のみが運行しています。
長距離バスがメコンデルタ各省やホーチミン市を結んでいます。
カマウ市からバイクで最南端へ
カマウ市から最南端へは120kmほど。市内から南にひたすら進みます。最南端への道は国道1号線(QL1A)であり、ホーチミンロード(Duong Ho Chi Minh)でもあるそうです。
カマウ市から南に進む道はどのかな風景が続きます。メコンデルタの田舎町という風景そのもの。エビの養殖場がたくさんあります。カマウのエビは日本にも多く輸出されており、スーパーでベトナム産というエビを見つけたらこの辺りで養殖されているものがほとんどでしょう。
メコン川にかかる大きな橋を幾つか越えていきます。この橋のおかげで最南端まで道路がつながりました。
橋の上からの景色。小さな集落がいくつかあるほかは、周りはマングローブ林とエビの養殖所ばかり。
途中にある大きな町、ナムカン町(TT Nam Can)。ホーチミンからのバスが到着する一番南の町です。この街を超えると最南端まで集落のような村がいくつかあるのみ。
ナムカンを越えてからしばらくしてからは舗装工事中でした。最南端まで道路がつながったといえ、まだ舗装は完了していなかったようです。来年には綺麗になっているのでしょうか。
最南端へ向かう道路、景色は最高に美しいです。舗装は工事が終われば黒く美しいアスファルトとなることでしょう。
ダットムイ村へ向かう最後の分かれ道。左も、直進も、同じ所に着きます。左の道は旧来からある舗装されている細い道、直進は工事中の大きな道でした。
マングローブ林の中を進んでいきます。集落も何もありません。
最後の橋を渡ったところ。この橋の先は行き止まりになっていてUターンするしかありません。
Uターンしたところに看板がありました。看板に従って右へ。ダットムイ村に到着です。
ダットムイ村の中を通っていきます。道は細く、自転車も多いのでゆっくり走っていきます。バイクよりも船の利用の方が多いような、そんな村で、この道の左には川が流れており、左側の建物は全て川に面して船がつけるられようになっています。
最後の看板に従って右へ。ちなみにここを直進するとスピードボートの船着場ダットムイや市場があります。
最後の看板からもしばらく道が続きます。最後の集落も終わり、また人気のない道となりました。
このゲートをくぐれば岬の公園です。写真には人がいましたが、係員ではなくただ休憩している人でした。このゲートから新発田区行ったところに駐車場や売店、レストランなどがあり、その先に最南端の碑があります。
手前に駐輪場がありますが、最南端の碑までバイクで入ることもできます。
カマウ市からスピードボートで最南端へ
カマウ市からスピードボートで最南端へ行くこともできます。
カマウ市のスピードボート乗り場は国道1号線の近く、ファン・ボイ・チャウ通りにあります。
市内中心部から近く、タクシーやバイクタクシーで10分以内です。
船着場には駐輪場、小さな売店などがありました。
スピードボートはカマウ市から最南端ダットムイ村までメコン川を時速50~60kmで疾走します。
こちらはダットムイ村から出発したばかりのスピードボート。
ダットムイ村の船着場は市場の向かい側にあります。船着場と言っても小さな建物が1軒あるのみ。船が止まっていなければそこに船着き場があることもわかりにくいので、写真を見せて地元の方などに聞くか、船から降りた場所を覚えておくと良いでしょう。
以上、ベトナムの最南端カマウ省ダットムイ村カマウ岬の紹介でした!距離があるので気軽に行けるところではないですが、スピードボート等の体験もできるので週末の小旅行で行ってくるのも面白いと思います。
ライター情報
aki
旅をするように生きていたい、そう思っていたら気づくとホーチミンにいました。本業の傍ら、ベトナム観光・生活情報ナビ、Samurai Cafe Saigonをやったりしています。ベトナム・ホーチミンから、日本とは一味違うベトナムの日常をお届けします。