ベトナム・ラオスバイクの旅:第15話(完結)~バイクを電車で輸送して飛行機でホーチミンへ~ (2ページ目)
次は木枠へ。木枠に入れた後はタイヤが動かないように輪留めとなる木を打ち付けていました。輸送中に動かないように皆でバイクをささえながらしっかりと固定していきます。
そしてこの木枠、なんとバイクにぴったり合うようにどんどん木を打ち付けていきます。とっても雑な作りで正直ちょっと心配だったのですが、ハンドル周りやシートのところまでピッタリのサイズで専用の箱を作ってくれました。これなら電車に積み込んでも動くことはなさそうです。
6人がかりで持ち上げて台車に乗せて作業完了。この台車にはあと3代ほどバイクが乗るようで、写真を撮ってる時には他のバイクの梱包を奥で行っていました。梱包する人も6人ほどいるので、平行して2,3台ほどを作業しているようです。
梱包作業の間に作業員とカタコトのベトナム語とボディーランゲージで話していると、駅構内を見せてくれました。前回電車でダナンに訪れた時にも来ましたが、ベトナムの駅は日本とは全く違う様子なのです。
目次
ホーチミンに飛行機で帰宅
バイクは電車に積んだので足がない、ということでダナンに住む友人にバイクで色々と送ってもらいました。川沿いの道路でココナッツジュースを飲むのがダナンの若者スタイルだそうです。
川沿いのローカルに行く前には実は今年オープンしたばかりのNOVOTELホテルでケーキを頂いていました。そんな感じでダナンでのんびりと過ごして旅の疲れを癒してから空港へ。
ダナン空港からホーチミンへはベトジェットエアで帰りました。30分ほど遅延してましたがもはや気にせず寝ることにします。
後日サイゴン駅に受け取りに行きます
後日、サイゴン駅にバイクが到着しているので受け取りに行きます。ダナンとホーチミン間は電車では15時間の距離ですが、指定された受取日時は3日後。
こちらがサイゴン駅。ホーチミン在住の方でも見たことない方が多いかもしれません。3区の町外れにあります。
ここに引換券(預けた時の控え)を持って行くと奥からバイクを持ってきてくれます。何故か6万ドン要求され、領収書もないですが面倒なので素直に払いました。引取手数料と言っていましたが本当なのでしょうか。
建物の前にはバイクを待つ人がたくさん。奥から次々にバイクが運ばれてきます。
梱包を完全に破壊し、バイクの姿が現れました。改めて見るととっても汚いですね。バイクを押して駅から出るとすぐにガソリン買わないかと声をかけられました。そこにはポリタンクに入ったガソリンが。運送前のバイクから抜き取ったものかなと思いましたが、駅の外だったので鉄道事業者ではなさそう。お値段はなんと1リットル6万ドン。2.5倍ほどの価格です。1リットル、と言ってからももっと入れないかと何度も言われましたが断って入れてもらった1リットルで最寄りのガソリンスタンドに直行。
旅の最後を洗車で締める
最後にバイクをきれいにして旅はおしまいです。ベトナムではまちのいたるところに洗車屋さんがいるので洗車はおまかせ。値段も2万ドン(100円)とかなりのお手頃です。ちなみにホーチミンでもちょっと郊外に行くだけで更に安くなります。
洗剤を使って念入りに手洗いしてくれるのでかなり綺麗になります。ホーチミンは排気ガスが多くすぐに埃っぽくなってしまうので私は1ヶ月に1回ほど洗車してもらっています。毎週洗車している方もいるようです。
10分ほど待ってるとバイクが綺麗になっていました。チェーンオイルは言わないとだいたいつけてくれません。水洗いした後は注油してくれよといつも思うのですが、彼らは注油は気にしていないようです。他にも油をさしたほうがいいところはたくさんあるのですがベトナムでは誰も気にしていないので諦めました。
ツーリングの感想
ベトナムに来てから初めての国境越えのツーリングだったのでどうなることかと思ったのですが何事も無くすんなりと旅をすることが出来ました。全く言葉が通じない国に行ってもバイクの乗り方は同じだしなんとかなるものですね。とっても楽しかったので次の長期休暇もどこかに出かけようと計画しています。
ライター情報
aki
旅をするように生きていたい、そう思っていたら気づくとホーチミンにいました。本業の傍ら、ベトナム観光・生活情報ナビ、Samurai Cafe Saigonをやったりしています。ベトナム・ホーチミンから、日本とは一味違うベトナムの日常をお届けします。