ホーチミン市カンゾー県でマングローブとビーチを楽しむツーリングに行ってきました
更新日:2014年12月23日 (取材日:2014年12月7日) / ライター: aki
ホーチミン市カンゾー県。ホーチミン市南東部に広がる郊外県で、その面積のほとんどはマングローブ林になっています。ベトナム戦争時は枯葉剤で全て枯れ果ててしまったこのマングローブ林、今ではすっかりと再生しており青々とした森となっています。
上の地図で赤くなっている部分がカンゾー県。中央上部のBEN NGHEと書かれているところがホーチミン市中央部です。カンゾー件の東南にはブンタウがあります。
※「カンゾー」は南部発音では「カンヨー」と発音しますが、本記事ではよく知られている標準語の「カンゾー」で表記します。
カンゾーへのフェリー
カンゾーへは橋が繋がっていないのでフェリーで川を渡ります。バイクと人で4500ドンという良心的な価格。
お金を払い、フェリーを待つバイクの列。左には車の列があります。
フェリー乗船中。日本の大型フェリーなどとは違い、バイクは固定せずに乗ったままです。車と車の間にバイクが入っていきます。30分もかからずに対岸に到着。到着したらそのまま皆我先にと走り出します。
ウォーターココナッツジュース
カンゾーにはウォーターココナッツというフルーツのジュースがあるということなので飲んでみました。道端にある、この果物がウォーターココナッツというそうです。
ちなみにベトナム語ではなんて呼ぶのか聞いてみたのですが、Dừa nước、(ウォーターココナッツ)とのこと。日本語ではニッパヤシというそうで、マングローブ植物だそうです。
ゼリー状のウォーターココナッツと砂糖水を混ぜて飲みます。美味しくもなく、まずくもなく、という味でした。後ろのココナッツ殻の山がとても大きかったのですがかなり売れているのでしょうか?
カンゾー市場
半島の先端にある市場がカンゾー市場。
もう午後だったからかほとんどのお店は営業を終えていました。
市場の隣では魚を天日干しにしていました。きっと明日の商品になるのでしょう。とても小さな町ののどかな雰囲気が最高です。
海辺で頂くシーフード
海に来たからにはシーフードを食べよう!ということで海沿いのタムゴック海岸リゾートへ。
2人でお腹いっぱい食べて50万ドン(約2800円)、食べ過ぎてしまいました・・。が、それでもそんなに高くないのがいいですね。ちなみに料金の大半はカニでした。
食後はそのままビーチを眺めてまったりと休憩。ここはシャワーもあるので泳ぐこともできるそうです。
マングローブを眺めながらの帰路
半島の先端でゆっくりした後はホーチミン中心部へ帰ります。
道の左右にはこのようなマングローブ林がひたすら広がっています。が、道路の脇は雑草もたくさん生えているので水面からマングローブが生えている様子はなかなか見ることができません。
行きとは違うフェリーに乗ってホーチミン市中心部に帰ります。
フェリー乗り場にあったドリンク屋さん。ベトナムコーヒーを飲んでフェリーを待ちます。待つこと20分、本日の最終便18時発のフェリーが来ました。
ここのフェリーはバイク専用のようで、小さい船でした。乗り遅れた人を迎えに一度出稿した後に岸に戻ったりとのんびりな船旅。
フェリーを渡った先からは7区まで30分。中心部までも1時間弱の距離でした。
行ってきた感想
ホーチミン市内とは思えない大自然が広がるカンゾー県。週末に日帰りでゆっくりするには最高の場所ではないでしょうか。ホーチミン市内なので、ホーチミン市バスでのアクセスも可能です。本数は少ないですがベンタイン市場からの直通バスもあります。トリ・サル園といった見どころもあるので次回紹介したいと思います。
ライター情報
aki
旅をするように生きていたい、そう思っていたら気づくとホーチミンにいました。本業の傍ら、ベトナム観光・生活情報ナビ、Samurai Cafe Saigonをやったりしています。ベトナム・ホーチミンから、日本とは一味違うベトナムの日常をお届けします。