ホーチミンから80キロのカンボジアのカジノリゾートバベットまでツーリングしてきました
更新日:2014年7月23日 (取材日:2014年7月19日) / ライター: aki
カンボジアの国境の町バベット。ベトナム人はベトナムのカジノに入場できないからカンボジアのカジノに行くとのことでここには大型カジノリゾートが立ち並んでいます。そんなカンボジアのバベットまではホーチミンから2時間。週末にバイクでふらっと行ってきました。
ホーチミンからバベットへ
ホーチミンからバベットへは約80キロ。バイクならベトナム国道22号線を真っすぐ行けば国境に到着です。東京からトルコへと続くアジアハイウェイ1号線でもあるので「AH1」という看板も多く見られます。道は広く快適な走りやすい道なのでベトナムツーリングをしたことない方でも行けるのではないでしょうか。
また、ベンタインバスターミナルから市営バスで行くこともできます。行き先は「モクバイ(Moc Bai)」、ベトナム側の国境の街です。ホーチミン市バスのウェブサイトによると料金は35000ドン。国境にある免税ショッピングをするベトナム人も多いようで、1日40往復ほど運行しているそうです。
途中雨が降ってきてハンモックカフェに避難したり、売店に避難したり、軒先に避難したり、ハンモックカフェに避難したりしていたのですがこのままでは埒が明かないということでかっぱを着て国境まで走りました。雨だったので写真を撮る気にもならず・・・。
モクバイからバベットへ国境を越える
国境に着くと沢山のカンボジア人とベトナム人がビザは持ってるか、と聞いてきます。彼らにお願いすると簡単にビザが取れそうな気もするのですが、ビザの取得は難しくないのでスルー。ここの国境についてはこちらの記事を御覧ください。
モクバイ・バベット国境を通る陸路でのベトナム・カンボジア入国&免税ショッピングガイドホーチミンからプノンペン、シェムリアップへのツーリストバスも通るモクバイ国境。ベトナム・カンボジア国境で一番メジャーな国境です。日本人はカンボジアへの入国にはビザが必要ですが、国境で簡単に取得可能です。陸路での国境越えをしたことないからもこの記事を読んで予習していけばきっと大丈夫…
国境は無事に通過し、今回は1年マルチビザも取っちゃいました。これでまたカンボジアに遊びに来れます。
国境を抜けるとそこはもうカンボジア。看板にはプノンペン165キロと書かれています。
バベット観光
カジノリゾート
バベットには大型カジノが立ち並んでいます。国境を取り抜けた直後から道には沢山のカジノが。
国境の隣にあるカジノ。
カジノがいくつも並んでいます。
ベトナム語のものもあります。
こちらはラスベガス風。よく見るとちゃんとWELCOME TO Bavet Cambodiaとなっています。
その中の1つ、ル・マカオに行ってみました。
この辺りでも豪華そうな外観。ホテルの客室も多いですね。バイクを停めて中に入ります。
入口で荷物を預ければそこはゲームフロア。どうやらドレスコードも厳しくなく、身分証明書の提示も不要でした。ベトナムナンバーのバイクで来て、日本語を話しながら入っていったからでしょうか。(カンボジア国内のカジノはカンボジア人は入れません)
中は撮影禁止なので写真はありませんが、ベトナム人であふれていました。一番安い卓でミニマムベットが5ドル。ベトナム人たちが1000ドル、2000ドルという単位のチップを持ち、ベットしていきます。ここはもっと気合を入れてくるところだったと気付き、結局何も賭けずに退散してきました。少なくとも5万円、いや、10万円くらいチップに変えるつもりで来ないと楽しめないような気がします。
カンボジアのマーケットを歩く
バベットはカジノだけではありません。カジノの外ではカンボジア人が日常生活を送っている小さな村です。当然、マーケットもあります。やっぱりローカルなカンボジアも見ていきたい、ということで入ってきました。
その名もバベットマーケットプラザ。いい感じに寂れています。
市場の前に屋台がいたので肉まんを買ってみました。15000ドン。・・・ドン?ベトナム語も通じるし、と思ったらこのおじさんのバイクもベトナムナンバー。国境を超えて売りに来ているとのこと。
マーケットの中はとっても静か。とても東南アジアの市場とは思えません。しかもテナントがちゃんと入っているのは手前だけで奥に行くほど空いています。
生鮮食品売り場まで来ると東南アジア感が戻ってきました。
魚もとっても活き活きと飛び跳ねています。市場なので食堂があるかなと思ったのですが、市場内にはありませんでした。この市場の横の道にもお店が多くあるのですが、舗装されていない道路だったので午前中の雨でどろどろになっておりあまり歩く気がしない。そもそも土曜日の午後だったこともあってか空いているお店が少なかったです。もう少し活気があると思っていたのですがちょっと期待はずれ。
大型バス御用達のレストラン
国道からあたりを見渡すと超ローカルなレストランとツアーバスが停まる大型レストランがあったのでローカル!と思ったのですが中途半端な時間だったのでどこもやってない。ということで大型バスが停まるようなレストランでカンボジアカレーとアンコールビール。
合わせて6万ドン(=3ドル)。やっぱりローカル価格よりも高い。カレーはベトナムカレーを甘くしたような、そんな味でした。
メニューはクメール語、英語、ベトナム語の3ヶ国語表記。金額もベトナムドンが併記されていました。やはり国境の町なのでどちらも使えるんですね。
行ってきた感想
弾丸で行ってきた日帰りカンボジアツーリング、途中の雨でかなりタイムロスしてしまったのですがなんとか夜の飲み会に間に合うくらいの時間に帰ってきました。行ったからといってあまりやることもないのですが、バベットからもう少し先まで走ればまた変わったのかもしれません。なんといってもホーチミンから80キロと近いので、またいつか遊びに行こうと思います。
ライター情報
aki
旅をするように生きていたい、そう思っていたら気づくとホーチミンにいました。本業の傍ら、ベトナム観光・生活情報ナビ、Samurai Cafe Saigonをやったりしています。ベトナム・ホーチミンから、日本とは一味違うベトナムの日常をお届けします。