ホーチミン市初の歩行者天国となったホーチミン市の中心グエンフエ通りを歩こう
更新日:2015年5月15日 (取材日:2015年5月14日) / ライター: aki
ホーチミン市中心部のグエンフエ(Nguyen Hue)通りは昨年より工事を行っておりましたが4月30日の南部解放記念日に合わせて工事が完了し、ホーチミン市初の歩行者天国となっています。
新しくなったグエンフエ通り
新しくなったグエンフエ通りは中央部が歩行者専用になっています。道路は全てタイル張りとなっており、ホーチミン市内の中でトップクラスにきれいな道路となっています。
道路の両脇部は3車線の車道となっており、こちらもアスファルトではなくてタイル貼りになっています。濡れると滑りそうなのでバイクで走行するときは注意したいですね。大きな通りの両脇に高層ビルが並んでいて美しい景観です。
交差するレロイ通りは地下鉄工事のために引き続き工事中です。以前のグエンフエ通りでは車両の交差及びUターンが可能だったのですが、新しい通りでは両端以外での車両の交差はできません。
なお、昨年閉店となった国営百貨店の建物も今のところは取り壊されずにこの交差点に建っています。
グエンフエ通りの設備を見る
新しいグエンフエ通りの中心部、サンワータワー前には噴水が設置されており、道路から直接水が噴き出してきます。新たな名所となりそうです。
また、数カ所地下に階段で降りる通路があり、地下に公衆トイレが設置されています。
ホーチミン市人民委員会庁舎前には新しいホー・チ・ミン像の設置が行われています。以前、ここには座って女の子を抱いているホー・チ・ミン像があったのですが新しいものに作り替えられました。現在はまだ青い小屋に入って隠されており、オープンに向けて準備が進められています。
5月17日、新しいホー・チ・ミン像が公開されました。こちらの記事をご覧ください。
ホーチミンさんの誕生日の5月19日に合わせて誕生した高さ7.2mのホーチミン像本日、2015年5月19日はホーチミンさんの生誕125周年。ホーチミン市内でもそれを祝う看板が多数掲示されています。それに合わせて、先日ベトナム初の歩行者天国として生まれ変わったグエンフエ通りに新しいホー・チ・ミン像が出来ました。 新しいホーチミン主席像 新しいホーチ…
押しボタン式の歩行者用信号と横断歩道も設置されました。ボタンを押すとベトナム語と英語でアナウンスが流れ、すぐに信号が変わります。ただ、信号が青になっても信号を守らずに止まらないバイクが多いので注意が必要です。
と思ったら停止線はあるのに車側の信号が設置されていませんでした。これは止まるはずがないと思うのですが、なぜなのでしょうか・・・。
人が集まるということでスリなどの犯罪も増え、監視カメラも設置されました。
夜のグエンフエ通り
夜のライトアップされた人民委員会庁舎からまっすぐに伸びるグエンフエ通りにはたくさんの現地の若者が集まっています。また、週末の19時から23時は側道部分も車両通行止めとなり、完全に歩行者専用道路になります。これも、通行禁止にもかかわらず走行するバイクが多いので注意が必要です。
夜のグエンフエ通りにはたくさんのベトナムの若者が集まっています。座っておしゃべりをしたり、散歩したりと様々ですがベンチの数がかなり少ないので座るとしたら床に座る事になります。両脇にはカフェなども点在し、ドンコイ通りからも近いので歩いてみるのも良いかもしれません。なお、人混みでは犯罪も増えますので、スリ・ひったくりには十分ご注意ください。
ライター情報
aki
旅をするように生きていたい、そう思っていたら気づくとホーチミンにいました。本業の傍ら、ベトナム観光・生活情報ナビ、Samurai Cafe Saigonをやったりしています。ベトナム・ホーチミンから、日本とは一味違うベトナムの日常をお届けします。