クメール族の文化や歴史が展示してあるクメール文化展示館を紹介します。
更新日:2018年6月14日 (取材日:2016年4月1日) / ライター: Sayaka
ホーチミンから約150km南西にあるソクチャン省。ここは、9世紀から15世紀にカンボジアを中心に栄えたクメール王朝があった町。ベトナム南部のメコンデルタ周辺には、今もクメール寺院が約600カ所あると言われています。またソクチャンに住む人の3分の1はクメール族だそうです。今回は、クメール文化が今なお残るソクチャンにあるクメール文化展示館をご紹介します。
クメール文化展示館
クメール寺院の中でも最も古いといわれているカレン寺の正面にあるクメール寺院のような建物がクメール文化展示館です。展示館自体は大きくはありませんが、当時のクメール族の結婚式や葬式等の衣装や道具、クメール族の生活が伺える展示品があります。
展示品一部をご紹介!
展示館内でも最も目を引くのがこの鮮やかな装飾の船の模型です。クメールのお祭りの際に川に浮かべられる伝統的な船だそうです。
館内には、楽器や農具等の民族的な展示物が並んでいます。
クメール族の結婚式や葬式等の催事の様子も展示されています。鮮やかな色合いの衣装を身にまとった人形が、剣や楽器を持っていたりと催事の様子を表現しています。
感想
クメール族の生活の様子は展示品から垣間みることができましたが、規模が小さく、展示品も少ないので、若干物足りない印象を受けました。閲覧は無料なので、カレン寺を訪れた際に時間があったらちょこっと立ち寄ってみるくらいがちょうどいいかもしれません。今後、さらに展示品が増え、クメール文化について詳しく学べるようになることを期待したいです。
Bảo tàng Khmer(Sóc Trăng)住所:2 Nguyễn Chí Thanh Thành phố Sóc Trăng, Tỉnh Sóc Trăng
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ライター情報
Sayaka
2012年9月〜ベトナム在住。旅行、料理、自然、子ども、動物、制作活動、カフェでまったり…が好き! たくさんの人にベトナムの良さを知ってもらいたい。ベトナムの生活・観光を楽しんでもらいたい。そんな時に役立つ情報をお届けしていきたいです。