ベトナム・チャンパ王国の紹介〜王国滅亡期の遺跡群〜

ベトナム・チャンパ王国の紹介〜王国滅亡期の遺跡群〜

更新日:2017年9月19日 (取材日:2017年4月30日) / ライター: Sayaka

2世紀末〜17世紀、ベトナムにはチャンパ王国という偉大な王国がありました。チャンパ王国はベトナム南部に港町を作り、他国と外交をし、他国の認可や技術を取り入れて発展してきました。チャンパの遺跡を見る為に、バイクで巡ったチャンパ遺跡巡りの旅。今回はチャンパ王国衰亡期の遺跡、ポー・クロン・ガライをご紹介します。

ポー・クロン・ガライ Po Klaung Garai

丘の上に建つ遺跡

丘の上に建つ遺跡

ファンランにあるチャンパ王国衰亡期(14世紀)の遺跡ポー・クロン・ガライ。この時期のチャンパ王国は越族の圧迫を受けて、領土が南へと狭まり、奴隷化した地方勢力になっていきます。ホイアンを中心にした広南阮氏の影響力がチャンパを圧迫していきますが、その後も海上交易を続けていきます。1606年には、鎮痛・強壮等の効果がある沈香という生薬を求めて、徳川家康がチャンパ王国に支社を派遣したという記録も残されています。

遺跡へ向かう歩道の両側にはサボテンが群生しています

遺跡へ向かう歩道の両側にはサボテンが群生しています

 サボテンが群生する丘の上に、レンガ作りの3塔の遺跡があります。それぞれの塔の入口は東を向き、塔の内部には木造の鞘堂があります。

塔の中に安置されているムカリンガ

塔の中に安置されているムカリンガ

塔の中にはヨニ(女性器の象徴)の上に載ったリンが(男性器の象徴)が奉られています。また、リンガの正面にはムカリンガと呼ばれる王の顔が描かれています。主祠堂の中には6本の腕をもつシヴァ神のレリーフもあります。

祠堂の前にあるナンディン神像(雄牛)の前にはお供え物が置いてあったり、毎年10月に行われるお祭りでは地域住民が盛大なお祭りを行うそうです。今でも人々の信仰があつい遺跡です。

丘の上からファンランの町が一望できます

丘の上からファンランの町が一望できます

遺跡のある丘の上からは、ファンランの駅やのどかな町並みが一望できます。

ポー・クロン・ガライ遺跡入口

ポー・クロン・ガライ遺跡入口

ポー・クロン・ガライはファンランの観光地となっている為、ベトナム人観光客がとても多いです。その為、遺跡敷地内には、お土産屋さんや大型バスも停められる駐車場もあり、タクシーでも容易にくることができます。チャンパ遺跡を手軽に楽しめる場所かもしれません。ファンランの近くに訪れた際には、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。

ライター情報

Sayaka

Sayaka

ベトナム生活5年目。料理、手芸、描画、子ども、動物、雑貨、自然が好き!そして、何より人と関わることが好き! たくさんの人にベトナムの良さを知ってもらいたい。ベトナムの生活・観光を楽しんでもらいたい。そんな時に役立つ情報をお届けしていきたいです。

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