パックボー遺跡の近くにあるホーチミン寺院と革命烈士の墓
更新日:2016年1月26日 (取材日:2015年10月26日) / ライター: aki
ホーチミンさんが1914年に30年ぶりにベトナムに戻ってきてからしばらく潜伏していたパックボー遺跡のとなりにホーチミン主席寺院という名前の寺院があります。もちろんホーチミンさんの功績をたたえて作られたもののようで、2011年に完成したと書かれています。近くには対フランス軍で戦った若き革命烈士の墓もあります。パックボー観光と共に訪れたいところです。
ホーチミン主席寺院
2011年に完成したとあってとてもキレイなホーチミン寺院。小高い所に作られているので景色が良いのですが、階段を登っていかなければなりません。
右はスロープ、左は階段。一般車は入れなかったので歩いていきます。
とても立派な本堂。
祀られているのはもちろんホーチミンさん。背景には彼が名付けた「Nui Cac Mac」(カール・マルクス山)という文字が刻まれています。
投獄された当時の日記なども展示されていました。
身体在獄中
精神在獄外
欲成大事業
精神更要大
と書かれています。
14歳の若さで無くなったキムドン
パックボー遺跡から少しだけかカオバン市街方面に行った所にキムドン(Kim Đồng)の記念碑があります。
ベトナムの少数民族ヌン族の彼は14歳の若さでフランス軍に対して反旗を翻し、志半ばで捉えられて命を絶たれたそうです。
本名はノンヴァンデン(Nong Van Den)。とても立派な記念碑が建てられ、いつも地元の方によってキレイに維持されているようでした。
隣にはその母親の墓もあります。
ホーチミン道路始点の0キロポスト
パックボー遺跡はホーチミン道路の始点でもあります。中国国境であるパックボー遺跡から、ベトナム最南端のカマウ省の岬まで2016年初頭に全線開通した、国道1A号線と並ぶベトナムの南北幹線道路です。
0キロポストの看板は道路工事中だったのか傾いて文字も読みにくくなっていましたが、しばらくすると立派な記念碑でも立つのでしょうか。
カオバン省の最北端という立地なのであまり訪れる方もいないかもしれませんが、是非この記事を参考に訪れてみてもらえればと思います。
ライター情報
aki
旅をするように生きていたい、そう思っていたら気づくとホーチミンにいました。本業の傍ら、ベトナム観光・生活情報ナビ、Samurai Cafe Saigonをやったりしています。ベトナム・ホーチミンから、日本とは一味違うベトナムの日常をお届けします。