ベトナムの祝日の様子~ホーチミンの街角より~
連休中のベトナムよりお伝えします。実はベトナムの祝日はとっても少なく、今週は旧正月を除いて唯一の大型連休。本来は飛び石連休なのですが、政府機関なども含めて振替出勤日を設けて5連休としているところが多いようです。
ちなみに、2014年の祝日は昨日のメーデーの次は9月2日の建国記念日。以上。あと祝日が1つしか残っていないなんてちょっと悲しいですね。
街中の様子
そんな祝日には街中にはベトナム国旗が掲揚されます。どの家にも国旗掲揚用の穴が設置されており、祝日になると国旗を掲揚するようです。地域によっては国旗を掲揚していない家に指導が入ることもあると聞いたこともあり、国を挙げてベトナム中が赤い国旗に染まります。
道路によっては道に国旗が並べられるところもある他、タクシーの屋根の上にも各者国旗をはためかせて走っています。
上の写真からもわかるように、人通りがとっても少なくなるのもベトナムの祝日の特徴。特に今回のように連休になると実家に帰省する人が多いです。最近は友人達と旅行に出かける者も増えているようです。
こちらはホーチミンの金融街。祝日ということでどのお店もシャッターを閉めています。いつもは路上カフェやバイクで埋め尽くされている路上もがらーんとして、走る車、バイクも数えるほど。いつもの喧騒から考えるととっても寂しい感じがします。
ショッピングモールの様子
従来は祝日は家族で家でゆっくりするのが普通だったベトナムにも近代化の波は押し寄せてきて、祝日のショッピングモールは沢山の人で賑わっていました。街中の小さな個人商店、カフェ、レストランは基本的に全て閉店しているのですが、ショッピングモールはもちろん開業しています。
テト(旧正月)の時にも営業を行うショッピングモールが増えており、祝日は家でゆっくり、という文化も少しづつ変わってきているのでしょう。日本も昔は三が日はどこのお店もしまっており、家でおせち料理を家族で囲むのが当たり前の時代があったことを考えると同じように変わっていくのかもしれません。ベトナム人の祝日の過ごし方の多様化と合わせて、家族と友人、個人の関係性も少しずつ変わっていくのでしょうか。
ライター情報
aki
旅をするように生きていたい、そう思っていたら気づくとホーチミンにいました。本業の傍ら、ベトナム観光・生活情報ナビ、Samurai Cafe Saigonをやったりしています。ベトナム・ホーチミンから、日本とは一味違うベトナムの日常をお届けします。