2016年テト(旧正月)のホーチミンのフラワーロードの紹介
更新日:2016年2月10日 (取材日:2016年2月9日) / ライター: aki
毎年テト(旧正月)恒例のフラワーロードが今年もホーチミン市のグエンフエ通りで開催されています。日中から日たくさんの人でにぎわい、夜はライトアップされているこのフラワーロードの様子をお伝えします。
目次
フラワーロードの色とりどりの花壇
グエンフエ通りの北側、ホーチミン市人民委員会庁舎前のホーチミン像の前には黄色いテトの花が並んでいます。
ここから川までの区間がフラワーロードとなり、車道部分も含めてテト期間中は歩行者天国になっています。
フラワーロードはたくさんの人で賑わっています。スリやひったくりには十分注意して歩きましょう。
今年は申年なので猿のオブジェがいくつかありました。
色とりどりの花で彩られた花壇が続きます。花壇ごとにそれぞれテーマが違っているので見ていて飽きません。
現地の方々はみな写真撮影を楽しんでいます。ベトナムでも自撮り棒を目にする機会が増えましたが、友達に撮ってもらうなど交代で撮りあっている様子を多く見ました。
べスパに乗っている石の彫刻。ノーヘルなのは気にしないでおきましょう。
工夫次第で面白い写真が撮れそうな鏡のエリア。
ここはキャンプのイメージなのでしょうか、北国のイメージなのでしょうか。ちなみに、ベトナムでは針葉樹を見ることはほとんどありません。
川沿いのASEAN国旗が並ぶ直前には花で作られた地球儀がありました。ベトナムの部分は周りよりも濃い色の花で目立つようになっています。
猿のオブジェが出現。奥は農村のイメージでしょうか。更に奥は船が浮いています。
鶴と富士山のように見えるアート。
都市型農業を行う企業の展示もあり、メロンやミニトマトなどの作物が実っています。
このフラワーロード、夜はライトアップされて昼とはまた違う姿を見せます。臨時の街灯も追加されており、場所にもよりますがとても明るくなっています。
ちなみに、夜のほうが人出が増え、前に進むのも大変なほどになるので要注意。本当にスリやひったくりには気をつけてください。
フラワーロードと同時に行われている展示
フラワーロードの脇では様々な展示が行われていました。
ホーチミン市の発展に関する展示
ホーチミン市のインフラの発展についての紹介。この写真はすでに完成したものを紹介しています。
こちらはホーチミン市の未来図。中央奥、川の向こうに見えるビル群が現在の1区中心部。手前の半島が現在開発が行われている2区トゥーティエム新都市区です。
トゥーティエム新都市区の詳細な模型もありました。このエリアでは道路や建物の建設が急ピッチで進められています。
メトロ1号線の駅の模型。メトロ1号線はすでに一部橋脚がつながり始めており、2020年の全線開通の予定で工事が進められています。
ASEANの活動紹介
こちらはASEANの活動紹介。2015年12月31日にASEAN経済共同体(AEC)が発足してベトナムもそのメンバーです。
故ホー・チ・ミン氏の紹介
ホー・チ・ミン氏がフランスに渡り勉強したことなど、彼の足あとに関する展示です。ホーチミン市という名前になった40年記念とも書かれています。
チュオンサ諸島の紹介
領有権を争ってるチュオンサ諸島に関する展示。チュオンサ諸島は英語ではスプラトリー諸島、中国語では南沙諸島と呼ばれています。夜はとても明るくライトアップされて遠くからも目立つようになっていました。
書道作品の販売
ベトナムの書道(トゥーファップ/Thu Phap)の販売。正月の縁起物として購入するそうです。
ブックストリート
ブックストリートもありました。
様々な本が並べられています。展示に関する本として、ホー・チ・ミン氏に関するもの、チュオンサ諸島に関するもの、ホーチミン市の都市計画や写真の本なども多く置かれていました。
日本の本を探すと名探偵コナンが積んでありました。この先にはクレヨンしんちゃんも平積みされています。
村上春樹の1Q84のトートバック。村上春樹はベトナムでも人気のようです。
歩き疲れたらカフェで休憩しよう
人混みの中を歩くのは疲れるものですが、グエンフエ通りにはたくさんのカフェがあるので歩き疲れたら休憩しましょう。歩行者天国になって沢山の人が集まるようになっているので、普段は見られないカフェもありまいした。
ホテルの前の歩道ではホテルの中のカフェが路上に進出。ちょっとゴージャスな雰囲気が出ています。ホテルのカフェなのでお値段も高め。
ネスレのカフェもありました。インスタントコーヒーの販促を行っているようです。
こちらは歩道に拡張されたレストラン「ロングバー」からの写真。この季節は暑すぎずに気持ちよく過ごすことができます。人が多いので注文したものが出るまで3,40分かかると案内がありました。とても混んでいるので余裕を持って注文したいところです。
フラワーロードのスポンサー
フラワーロードはこれらのスポンサーの提供とのこと。
メインスポンサーはサイゴンツーリスト、ほとんどがベトナム企業で日系企業ではサントリーペプシコが唯一入っていました。
毎年行われているホーチミン市のフラワーロード、テトでもこんなにもたくさんの人がホーチミン市にいたのかと驚かされるのと共に、意外と色々と見て楽しめます。3回目ですが、スリ・ひったくりには十分気をつけましょう。テトをホーチミンでお過ごしの方、是非訪れてみてください。
ライター情報
aki
旅をするように生きていたい、そう思っていたら気づくとホーチミンにいました。本業の傍ら、ベトナム観光・生活情報ナビ、Samurai Cafe Saigonをやったりしています。ベトナム・ホーチミンから、日本とは一味違うベトナムの日常をお届けします。