11月のAPEC開催に向けたダナン市の様子
いよいよ今週(11月第2週)、APEC首脳会議がダナンで行われます。8日、9日が閣僚会議(大臣級)、10日、11日が首脳会議で、首脳会議には日本からは安倍晋三首相、アメリカからはドナルド・トランプ大統領、中国からは習近平国家主席が参加する予定です。それに伴い、現在ダナン市ではベトナム中から警察官が集められ、厳戒態勢となっています。
観光をされる際には少々不便なこともありますので、期間中の訪問を予定する方はご注意ください。
ダナン国際空港ではタクシー乗り場が移動
ダナン国際空港の国際線ターミナルでは、たくさんのスーツ姿のAPECスタッフと警察官が待機しています。
ちょうどこの時も、ハノイから招集されたという職員がシンガポールからの政府要人を迎えるべく待機していました。
APECのゴールドスポンサーであるベトナムのLCCベトジェットエアの広告が街中に沢山掲示されています。ベトジェットはベトナムの国内線シェア1位の急成長中のLCC。
取材日時点でVIPを出迎えるためにタクシー乗り場、バスのりばが廃止となっており、全ての一般客は徒歩2,3分の国内線ターミナルへ徒歩で移動することになっています。11月13日までこの対応が続くそうです。また、航空機の時刻変更、遅れも多数発生しておりますので、ダナン空港を利用する方は時間に余裕を持ったスケジュールがおすすめです。
街中にあふれるAPECナンバー
APECと書かれたナンバーを付けた車がダナン市内にたくさん走っています。黒塗りの青ナンバーと、黄色ナンバーのミニバンが走っており、黒塗りの車はAPECのために用意されたそうです。一部の車ははもともとのナンバーが車体にプリントされており、旅行会社の車などのナンバーを付け替えたようです。
ちなみに、ベトナムでは、VIPが到着した際は、目的地までの信号を全て全方向赤にして、一般車を路肩に止めさせた後に猛スピードでパトカーで先導します。そのため、空港からの大通りにはたくさんの警察官及び市民ボランティアが配置されています。私も昨晩バイクを乗っていたところ、路肩で一時待機させられました。
台風の影響も・・・
週末に上陸した台風23号(ベトナムでは12号)のDamreyの影響で海沿いのウエルカムゲートが倒壊するなどの被害も出ており、連日激しい風と雨が続いていました。
APECはダナンが全世界にPRされる絶好の機会。首脳が到着し、テレビ中継がされるときまでには晴れて「リゾート地ダナン」の素晴らしさが世界に伝わってほしいと願います。
ライター情報
aki
旅をするように生きていたい、そう思っていたら気づくとホーチミンにいました。本業の傍ら、ベトナム観光・生活情報ナビ、Samurai Cafe Saigonをやったりしています。ベトナム・ホーチミンから、日本とは一味違うベトナムの日常をお届けします。