ホーチミンのタンソンニャット空港国内線ターミナルがリニューアルしました
更新日:2014年5月17日 (取材日:2014年5月15日) / ライター: aki
タンソンニャット国際空港の国内線ターミナルが先月リニューアルしました。タンソンニャット国際空港拡張プロジェクトの一環で、今後もしばらく拡張工事が行われます。国内線ターミナルはベトナム航空及びVASCO(ベトナムエアサービス/ベトナム航空子会社)が旧ターミナルを使用し、ベトジェットエア及びジェットスター・パシフィックは隣に新しくできた新ターミナルを利用することになります。
新出国ターミナル
こちらが新しい出国ターミナル。I列とJK列の2つのカウンターが新設されました。I列がジェットスター・パシフィック、JK列がベトジェットエアです。この国内線ターミナルは今の国際線ターミナルが出来る前は国際・国内両方を扱っていたターミナルなので使われていない箇所があり、そこを拡張したようです。
Domestic Departures Aと書かれています。今までの出発ターミナル(ベトナム航空/VASCO)はBとされています。出発ターミナルのAとBの間に到着ターミナル出口があるのでターミナル間は少々(と言っても徒歩数十秒ほど)離れています。一部のサインは古いまま残っており、出発ターミナルとしてBの入り口を指しているものもあるのでしばらくは注意が必要です。
新ターミナルにはセキュリティチェックも新設され、今までのターミナルとは完全に独立しています。セキュリティチェックの列のロープは全てベトジェットエアのものが使用されています。
タクシー乗り場の改修
時期は異なるのですが、タクシー乗り場も改修されています。今まではターミナルを出て左、今回新設されたターミナルの前にあったタクシー乗り場が奥の道路になり、距離も長くタクシー会社を選びやすくなりました。
各社ごとに客待ちをしているので乗りたいタクシー会社を選びやすくなっています。
バス乗り場もこのサインでわかりやすくなりました。ベトナム語ではなく英語で書かれているあたり、外国人旅行者がバスを探すことが多かったのでしょうか。ちなみにバスについて、日本人はあまりバスを使わないのですが欧米系のガイドブックではバスを推奨しているものも多く、空港からのバスは欧米人の利用が多い気がします。私もたまにバスを利用しますが、ベンタイン市場まで5000ドン(約25円)という料金の安さは魅力ですね。
行ってきた感想
国内線ターミナルは混雑しており、特にセキュリティチェックが長蛇の列だったのでこの改修でしばらくは混雑が解消されそうです。増え続ける航空需要に対して今のタンソンニャット国際空港は限界が近づいており、長期的にはロンタン国際空港の新設が決まっているものの、タンソンニャット国際空港も今後もパワーアップが予定されています。ホーチミンの玄関口としてより使いやすい空港になると嬉しいですね。
ライター情報
aki
旅をするように生きていたい、そう思っていたら気づくとホーチミンにいました。本業の傍ら、ベトナム観光・生活情報ナビ、Samurai Cafe Saigonをやったりしています。ベトナム・ホーチミンから、日本とは一味違うベトナムの日常をお届けします。