ダナン国際花火大会2013に行ってきました!(前編)
ダナン国際花火大会はベトナム最大の花火大会です。英語では「Da Nang International Fireworks Competition (DIFC)」とよばれる大会です。「国際」という名が示すように、各国からの花火師がそれぞれ30分ずつ花火を打ち上げて優劣を競うという競技花火大会です。
ベトナムでは手持ち以外の花火は全て禁止という法律があるため、花火の打ち上げは年末年始や独立記念日などの国の祝日等に行われるのみです。その花火も15分ほどであり、大規模な花火大会はダナン国際花火大会のみです。
今回も前後編で2回に分けて紹介します。
ダナン国際花火大会について
ダナン国際花火大会は毎年4月下旬頃に開催される花火大会です。今年はロシア、ベトナム、イタリア、日本、アメリカの5カ国による花火が打ち上げられました。各国30分、全部で2時間30分の花火を2日間にわたって打ち上げます。主催はダナン市人民委員会です。
海外からの観光客はもちろん、ベトナム国内でも唯一という規模の花火大会のため、ベトナム各地から観光客が押し寄せます。花火大会前後は航空券もホテルも急騰します。実は私が電車でダナンまで行ったのもビジネスクラスしかチケットが残っていなかったからでした。笑
また、前回の記事「ダナン国際文化・食品フェスティバル」もこの花火大会に合わせて開催されたものです。ダナン市内の至る所に花火大会の横断幕(しかもベトナムでは珍しい英語併記)が掲げられるなどダナン市は花火大会一色です。
国旗掲揚塔にも参加国の国旗が掲揚されています。ちなみにこの国旗掲揚塔、以前国際パラグライダー大会が開催されていた時はその参加国になっていました。普段は何も掲揚されていなかったと思います。
花火の数時間前にダナンのシンボルでもある「ソンハン橋」を通ろうとするとまさに道路を封鎖するところに出くわしました。公安の皆様、雨の中ご苦労さまです。
いよいよ花火に向かう!
前置きが大変長くなって参りましたが、花火大会です!初日はロシア、ベトナム、イタリアです。
観覧席のチケットを持っていなかったのでバイクの大群に混ざって見て来ました。花火が始まる1時間前にはもうみんな場所確保を始めるのかバイクを止めて歩き出していました。でも川の向こうまでいきたい・・・
考えることは皆一緒、大変な混み具合です。橋をわたるのにも一苦労。ちなみに目の前に見える橋が「トゥアンフォック橋」、全長1856mで完成した2009年当時はベトナム最大の吊り橋として話題になっていました。どことなくレインボーブリッジに似ている気がしてなりません。光の演出もレインボーカラーです。
対岸に渡ると至るところで「ヘイ!ここにバイク停めなよ!」という若い声に囲まれますが行きたいところまではスルー。高いかなと思ったけど意外と20,000ドン(約90円)と、良心価格。と言っても普段の10倍と思うとめっちゃ高いですね。笑
ちなみに観客席がすぐとなりにありました。花火を見る方向としては、悪くないところなのかもしれません。ただ、その分人も多く、背が高い人でないと花火は見えないのではないかと思います。
ポップコーンを買っていざ花火へ向かいます。前置きが長くてすみません、次からは本当に花火です。
ロシアチームの花火
ロシアの花火です。ロシア風の音楽で始まりましたが、ベトナムの曲も使われていました。風向きがちょっと残念で、花火の煙が花火を一部隠してしまっています。対岸に見えるのは川沿いのホテル群。花火開催時はすべての照明を落としていました。
ベトナムチームの花火
ベトナムの花火の前にどこから見るのが良いのかななどと考えながら場所を移動してみました。結果的にこのドラゴンブリッジが一番良かった気がします。公安が停車禁止と交通整理をしているのですが、量が多くて収集がつかなくなり、最終的には交通の流れを阻害しない範囲で容認しているようです。と言っても3車線のうち2車線は埋まっています。。
綺麗です。が、観客席とは角度が90度違うので、横に広がっているはずの広がりはわかりません。
ちなみにこのドラゴンブリッジ、3月29日に開通したばかりでまだ1ヶ月しか立っていない新しい橋。火を噴くとか水を吹くとかでベトナム中の話題を総ざらいにしています。ちなみに「世界一長い鉄鋼製の龍」でギネスブック申請中だとか。
イタリアチームの花火
最初に行ったところの対岸を目指してまたもや移動してみました。が、これは失敗。建物の影で半分しか花火が見れず。
5月23日開業予定のNOVOTEL HOTELの影に隠れてしまっています。それにしてもダナンはどんどん高級ホテルが増えていき、観光路線まっしぐらですね。
一日目まとめ
結論として、ギリギリに行っても落ち着いてゆっくりと見れる場所はドラゴンブリッジ上でした。地図を見る限りではソンハン橋や、最初に行った対岸地区のほうがよさそうなのですが、熾烈な場所取り争いがあるのでギリギリに行っても人の頭ばかりを見ることになります。来年行かれる方は参考にしてください。観客席のチケットを買うのが一番いいですけどね。
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ライター情報
aki
旅をするように生きていたい、そう思っていたら気づくとホーチミンにいました。本業の傍ら、ベトナム観光・生活情報ナビ、Samurai Cafe Saigonをやったりしています。ベトナム・ホーチミンから、日本とは一味違うベトナムの日常をお届けします。