ホーチミン市にある北朝鮮レストランに行ってきました
更新日:2014年8月11日 (取材日:2014年7月22日) / ライター: aki
北朝鮮と国交のある国に存在する北朝鮮国営レストラン。ここベトナムにもハノイとホーチミンに北朝鮮レストランがあります。北朝鮮は2013年現在世界の8割程の162カ国と国交があるとのことです。そんな北朝鮮の国営レストランに行ってきました。
北朝鮮国営レストランって?
北朝鮮国営のレストランは3区のレクイドン(Le Quy Don)通りにあります。詳しいお店の情報は本記事末尾に記載してあります。看板が朝鮮語(ハングル)とベトナム語なので目の前を何度も通ったことがあったのに気づきませんでした。
北朝鮮料理を楽しむ
北朝鮮料理と聞いても全くイメージがなかったのですが、韓国料理とほぼ同じでした。
無料で出てくるミッパンチャンもこの通り。しかしキムチの姿がありません。
注文したらもちろんキムチもありました。右の餃子の中身もキムチです。
こちらはビビンバ。
日本ではなかなか食べられなくなってしまったユッケ。
冷麺。冷麺の発祥は北朝鮮ということなので本場の味です。
韓国料理と違うと思ったのが、どの料理もそれほど辛くないということ。どの料理のレベルもとても高く、まちなかの韓国料理店よりも美味しいかもしれません。さすがは国営です。外貨獲得手段とも言われているように料金も高めなのですが、周りでは韓国人、ベトナム人がどんどんお酒を開けていっていました。韓国人は韓国政府より出入自粛せよとの通達が出されていると聞いたことがあるのですがここにいる方々たちは特に気にしていない様子。
喜び組のパフォーマンス
毎晩7時半頃からは喜び組のパフォーマンスもあります。先ほどまで給仕していた人が衣装を変えてステージで歌ってくれます。
どことなく昭和のアイドルを思い浮かべてしまいそうな喜び組、演奏も歌もいいのですがすべて朝鮮語なので何を歌っているのかはわからず。韓国人のお客さんも写真を撮って楽しんでいました。
ホーチミンの北朝鮮レストランのツートップなのでしょうか、この二人が一番歌っていました。
伝統楽器のパフォーマンスも。琴に似ていますね。ちなみにこの演者の女性はこの笑顔を変えることなく演奏完了。給仕している時もずっと笑顔を崩しませんでした。
伝統衣装のチマチョゴリを着たダンスも。寸劇のようなものもあったのですがやはり言葉がわかない。しかし言葉がわからなくてもある程度は楽しめるものですね。きっと私達の後ろの席にいたベトナム人客も同じような気持ちでしょう。
ショーが始まると料理の注文もできなくなるので、ショーが始まる前にひと通り料理を頼んでいくのが良さそうです。ちなみにこのレストランでは英語はほとんど通じず、基本的に店員さんは朝鮮語のみ。一部ベトナム語を話せるスタッフもいるようでした。
なお、本記事では当レストランに書かれている表記と同じく、「韓国語」ではなく「朝鮮語」と表記しました。
北朝鮮レストランの店舗情報
Nhà hàng Bắc Triều Tiên Ryu Gyong( 北朝鮮柳京レストラン)住所:30 Bis Lê Quý Đôn, Quận 3, TP.HCM
ホーチミン市3区の[飲食・レストラン/その他アジア料理]
ライター情報
aki
旅をするように生きていたい、そう思っていたら気づくとホーチミンにいました。本業の傍ら、ベトナム観光・生活情報ナビ、Samurai Cafe Saigonをやったりしています。ベトナム・ホーチミンから、日本とは一味違うベトナムの日常をお届けします。