50万ドン札の絵柄になっているホーチミンさんの生まれ故郷に行ってきました

50万ドン札の絵柄になっているホーチミンさんの生まれ故郷に行ってきました

更新日:2014年7月22日 (取材日:2014年6月22日) / ライター: aki

ホーチミン故国家主席の故郷であるゲアン省。前回はホーチミンさんの母親の墓を紹介しました。今回はホーチミンさんの生まれ故郷を紹介します。ベトナムの最高額紙幣、50万ドン札の絵柄にもなっています。

ホーチミンさんの故郷へ

ゲアン省の省都ヴィン(Vinh)からバイクで30分ほどのところにホーチミンさんの故郷があります。村の入口には立派な門が。

村への入口

村への入口

この門を通り、看板に従って進むと故郷の村があります。ふたつの村があり、ひとつは母親の村、もうひとつは父親の村です。まずはホーチミンさんが生まれた母親の村に行ってきます。

ホーチミンさんの生まれた家、「Que Ngoai Bac Ho」

クエガイバックホー(Que Ngoai Bac Ho)というところがホーチミンさんの母親の村。営業時間はベナムらしく昼休みがあります。私はまさにその時間に行ってしまったのでご飯を食べながら1時間開場待ちをしました。

ランチタイム

ランチタイム

近くの路上カフェでお昼ご飯あるか聞いたらとっても家庭的なお昼ご飯が出てきました。おじさんとおばあさんが色々と話しかけてきます。やはりここも外国人は珍しいのでしょう。1時半になったら開場。大型バスからベトナム人がたくさん降りてきます。入場料は無料。

昔の家が残されています

昔の家が残されています

昔ながらのスタイルの家が数棟建っています。

当時の暮らし

当時の暮らし

中に入ると当時のベッド、ハンモック、布織り機、棚、テーブルなどが残されています。

食器類

食器類

食器なども残っています。

観光客でいっぱい

観光客でいっぱい

開場から数分もしたら中は観光客でいっぱいになっていました。 おみやげ店もたくさんあります。

お土産物店

お土産物店

どこも賑わっているのが印象的でした。

ホーチミンさんとザップさんの肖像画

ホーチミンさんとザップさんの肖像画

こちらはホーチミンさんの肖像画が多く売られていました。マルクスとレーニンと一緒に描かれているものもあります。昨年お亡くなりになったザップ将軍の肖像画もありました。

東海Tシャツも多数

東海Tシャツも多数

領土問題に関連した東海(南シナ海)のTシャツも多く売られていました。こういうシャツを外国人観光客ではなくベトナム人が来ているのをよく目にします。

ホーチミンサンダル

ホーチミンサンダル

ベトナム戦争時に大活躍だったホーチミンサンダルも売られていました。元々は廃タイヤから作られていたのですが、これはきれいなのでそのデザインで作られただけのようです。 次はホーチミンさんが幼少期を過ごしたという村に行ってきます。

ホーチミンさんが過ごした家「lang sen que bac ho」

先ほどの村からバイクで5分ほど走ったところにホーチミンさんの父親の村があります。こちらも観光地となっており、大型バスでベトナム人がやってきます。

大きな噴水が迎えてくれます                                             

大きな噴水が迎えてくれます

立派な噴水が迎えてくれました。この奥に資料館があり、さらに奥に村があります。

資料館にある大きな銅像

資料館にある大きな銅像

資料館に入るとホーチミンさんの銅像があり、たくさんの花で飾られていました。

「自由と独立ほど尊いものはない」

「自由と独立ほど尊いものはない」

ホーチミンさんの名言「自由と独立ほど尊いものはない」が書かれています。ちなみにこの言葉、ベトナム全土の街の入口や道の看板などに書かれており、注意して見ていると何度も目にします。

ホーチミンさんの車

ホーチミンさんの車

ホーチミンさんが乗っていたという車。ソビエト製でしょうか。かっこいいですね。

資料館から10分ほど歩くとホーチミンさんが育った村があります。

ホーチミンさんの育った村

ホーチミンさんの育った村

この景色、まさに50万ドン札の景色と同じですね。せっかくなので並べて撮ってきました。

50万ドン札と並べてみました

50万ドン札と並べてみました

手前の木が育っていたりと違いはありますが確かにこの景色です。ちなみにこの写真を撮っていたら後ろにいたベトナム人達に笑われました。。

暑い気候でも涼しい造り

暑い気候でも涼しい造り

建物の中は綺麗に保たれています。廊下は明るく涼しくいい感じなのですが天井が低いので注意しないと頭をぶつけてしまいそう。当時のベトナム人の体格似あわせて作られているためか、全体的に天井が低いのです。

部屋の中は当時のまま

部屋の中は当時のまま

部屋の中には当時のままのベッドや食器が置かれています。

ホーチミンさんは質素な生活を心がけていたと言われているのですが、この家もそうした印象を強めてくれます。

行ってきた感想

ベトナムと日本の家の作りの違いや当時の暮らしなどを知るという意味でも面白かったのですが、何よりたくさんのベトナム人観光客がバスツアーでこちらに訪れていたことに驚きました。やはりホーチミンさんはベトナム国民にとっては特別な存在なんですね。ゲアン省の省都ヴィンからも近いので、近くに行った折には是非訪れてみてはいかがでしょうか。

ライター情報

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aki

旅をするように生きていたい、そう思っていたら気づくとホーチミンにいました。本業の傍ら、ベトナム観光・生活情報ナビ、Samurai Cafe Saigonをやったりしています。ベトナム・ホーチミンから、日本とは一味違うベトナムの日常をお届けします。

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