ベトナムはカシューナッツ大国！カシューの木ってどんな木？

日本でもおつまみ等でポピュラーなカシューナッツ。美味しく加工され販売されているので、手軽に楽しむことができます。そんなカシューナッツ、どうやって栽培され、加工されているかご存知ですか。日本では栽培されていないので、カシューナッツの木を見たことがない方もいるかと思います。実は、ベトナムはカシューナッツ輸出国第一位の国！ベトナムの農家ではカシューの木を目にすることができます。そんな謎めいたカシューナッツについてご紹介します。

カシューアップルとカシューナッツ

赤い果実の部分が「カシューアップル」、種子が「カシューナッツ」

カシューの木は、熱帯地域や亜熱帯地域で栽培されている漆科の植物。原産は中南米だそうです。カシューの果実には、カシューアップルと呼ばれる果肉の部分と、カシューナッツと呼ばれる種子の部分があり、両方とも食べることができます。カシューアップルは、水分を多く含みジューシーなので、絞ってジュースにして飲むと美味しいです。ただ、つぶれやすくいたみやすいので、輸送ができず、生産地域のみでしか食すことができないようです。カシューナッツとは、種子の中にある仁と呼ばれる部分のこと。仁は生では毒性があるため、加熱処理加工をします。私たちが普段食べているのが、この加熱加工されたカシューナッツです。

カシューの木はこんな木だった！！

背の高い大きな木の枝先に果実がたくさん！

カシューの木を見たことがありますか。カシューの木はこんな木でした！カシューの木は木材としても使用され、樹脂はゴムの原料にもなるそうです。この木の枝先にたくさんの果実が実ります。ただ、漆科の植物なので肌に触れるとかぶれてしまうそうです。

カシューナッツができるまで

カシューの果実は熟すと自然と落ちてきます

熟したカシューの果実は自然と落ちてきます。この果実を果肉と種子部分に分け、種子の部分を乾燥、ローストします。加熱処理をした種子を割って中の食べられる部分を取り出し、塩味をつけた物が、私たちが口にしているカシューナッツです。

カシューナッツは栄養たっぷり！

市場で購入できるベトナム産カシューナッツ

カシューナッツは低カロリーで、オレイン酸、鉄分、カルシウム、ビタミンB1、ミネラルをバランスよく含んでいます。お子様のおやつやお酒のおつまみにも最適です。また、中国等では炒め物などの料理にも使用されています。柔らかくてほんのり甘いので、食べやすいナッツです。

カシューナッツはベトナム市場で安く購入できる

市場に並ぶカシューナッツ

そんなカシューナッツはベトナムの市場で安く、手軽に購入できます。大体100g、30000ドン（150円）くらい。普段のおやつやおつまみにはもちろんのこと、お土産にもおすすめな一品です。

感想

私もベトナムで初めて目にしたカシューの木。普段食べているカシューナッツからは想像もつかないような果実に驚きました。カシューの果実のずんぐりしたフォルムがかわいかったです。普段食べている物でも、成り立ちを知らない物がまだまだたくさんあるのだと実感しました。そして、それらを発見し知ることができることが楽しいですね。ぜひ、ベトナムの田舎街にいくことがあったら木の上を見上げてみてください。もしかしたらカシューの果実やおもしろい木の実を見つけられるかもしれませんよ。

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