ベトナムに来たら挑戦してほしい、フォー以外にもたくさんある麺料理10選!!
ベトナム料理、と言われて思いつくのは何でしょうか。フォーや生春巻きなどをはじめとする、野菜をたくさん使ったヘルシーな料理が多いベトナム。日本人にとって、おいしくてなじみやすい料理が多いと思います。主食は米のベトナム、そんなベトナムには太さや形、味付けなどによって異なる種類の麺料理がたくさんあります。今回は種類豊富なベトナム麺料理を特集したいと思います。
目次
フォー(phở)
言わずと知れたベトナム料理の代表といえば、フォー!!
フォーとは、米粉から作られた、細く平たい麺を使った麺料理です。フォーのスープは鶏骨や牛骨などからだしをとり、あっさりしています。フォーの本場はベトナム北部、ハノイですが、ベトナム全土に専門店があります。地域によって多少味が異なります。だしをとる、ということを考えると、家で作れる家庭料理というよりは、お店に行って食べる、というフォー。写真のように、揚げパンが付いてくるところもあります。ベトナムの朝の街を見ると、通勤通学前にフォーをササッと食べている光景をよく目にすると思います。朝からフォー、あっさりしていて消化によさそう!!朝ごはんにうってつけの麺料理ですね。
Phở Gia Truyền(フォーザートゥエン)住所:49 Bát Đàn, Quận Hoàn Kiếm, Hà Nội
ハノイの[飲食・レストラン/ベトナム料理]
ブンチャー(Bún chả)
こちらも、ハノイ名物料理ブンチャー。
細い「ブン」という米麺を使った、いわゆるつけ麺料理です。これを、肉団子や揚げ春巻き、たくさんの香草と一緒に甘酸っぱいつけだれに漬けていただく一品。炭火で香ばしく焼かれた味の濃い肉団子が食欲をそそります。つけだれは主に、ベトナムの魚醤ヌックマムや酢、砂糖から作られていて、そこにパパイヤと人参のなますが入っていたりしますが、お店によってさまざまです。ベトナムでがっつりお肉が食べたくなった時は、ブンチャーをぜひ!!
ホーチミンでブンチャーを食べるならこちらの記事が参考になります
ホーチミン市でとっても美味しいベトナムのつけ麺「ブンチャー」を食べようベトナム料理というとフォーや生春巻きがとっても有名ですが、その他にも沢山の美味しい料理があります。今回紹介するのばブンチャー。ハノイ料理のベトナム風つけ麺です。 ブンチャーってどんな料理? ブンチャーはブン(Bun)と呼ばれる細い米麺、肉、揚げ春巻きを野菜と一緒に独特のつけダ…
フーティウ(Hủ tíu)
北部の代表的な麺料理がフォーであるならば、フーティウは南部の代表的な麺料理といえます。ルーツはカンボジアだそうです。
フーティウの麺も米粉から作られています。この麺は、ライスペーパーを細く切ったもので、ベトナムの他の麺料理に比べてコシがあります。このコシの秘密は、麺の製造過程にあるらしく、米粉から作ったライスペーパーを一度天日干しで乾かすことにより、独自の食感が生まれるそうです。あっさりしたスープに豚肉やエビなどの具がのったフーティウ。ちなみに、フーティウには汁ありと汁なしがあり、汁なしフーティウの方は混ぜ麺、という感じで、別添えでスープが付いてくることが多いです。
フーティウリェンフア(Hu Tieu Lien Hua)住所:381 Võ Văn Tần, Quận 3, TP.HCM
ホーチミン市3区の[飲食・レストラン/ベトナム料理]
ミークアン(Mì Quảng)
こちらは中部、クアンナム地方発祥の麺料理。
特徴は、太くてややコシのある麺。麺の色には白と黄色の2種類があり、味はほとんど同じです。また、少量で濃い味付けのスープ。麺の上にはたくさんの野菜やピーナッツがのっているので、麺と具材を混ぜ混ぜにして食べます。煎餅のような、ライスペーパーを揚げたものを割って、これも一緒に混ぜてしまいましょう!
ミークアン1A(Mì Quảng 1A)住所:1A Hải Phòng, Hai Châu, Đà Nẵng
ダナン市の[飲食・レストラン/ベトナム料理]
カオラウ(Cao lầu)
こちらも中部、古都ホイアンの代表的な麺料理。
太めの米麺にタレをからめて食べます。野菜が多く入った焼きうどんのようなもので、焼き豚がトッピングされているのが特徴。具は、香草、もやし、豚肉などで、カリッと揚げた米皮がのせてあります。ミークアンと少し似ている部分もあるかもしれませんが、実際食べてみるとそれぞれ個性があります。
Duck Cafe (ダックカフェ)住所:59 Nguyễn Phúc Chu, TP.Hội An, Tỉnh Quảng Nam
ホイアン・クアンナム省の[飲食・レストラン/カフェ][飲食・レストラン/ベトナム料理]
日本人が経営するカフェ。ダックカフェオープンイベントの様子はこちらから。
ミエン(Miến)
ミエンとは、日本で言う春雨麺のこと。
よく見かけるのは、ミエンガーという、写真のような鶏肉ののったあっさりスープの春雨麺。春雨と言ったら、日本のカップ春雨を思い浮かべてしまう筆者ですが、その春雨の量では物足りない、といつも感じていたあなたにお勧め。ラーメンのように春雨のみを、メインで、思う存分春雨が楽しめます。または、ミエンサオという、春雨の炒め麺もおススメ。ミエンサオにもたくさんの種類があり、カニやエビ、海鮮を使ったものが人気です。野菜たっぷりでしかも春雨麺なので、健康に良いですね!
バインカン(Bánh canh)
バインカンの麺はタピオカが原料ということでとてもぷりぷりした食感です。麺は丸麺で太く、色は半透明で他の麺とはまた違う個性があります。具はたくさんの種類がありますが、おすすめはバインカンクア、カニ入りのバインカンです。たっぷりカニの身が入っていて贅沢ですね!!バインカンにはよく入っている具材のひとつ、豚の血の塊。これは好き嫌い別れると思いますが、ほのかに血の味がします。
Bánh Canh Bến Có (バンカンベンコー)住所:43 Nguyễn Huệ, Quận 1, TP.HCM
ホーチミン市1区の[飲食・レストラン/ベトナム料理]
住所:146 Nguyễn Văn Thủ, Quận 1, TP.HCM
ホーチミン市1区の[飲食・レストラン/カフェ][飲食・レストラン/スイーツ][飲食・レストラン/ベトナム料理]
1区の北側にあるおしゃれなローカルレストラン。ランチ時には現地の人々で満員になります。美味しいベトナム料理のランチをぜひ味わってみてはいかが…
ブンボーフエ(Bún bò Huế)
こちらは名前にもある通り、中部フエを代表する麺料理です。
ブンとは、先ほども紹介したブンチャーと同じ米粉麺。「ボー」とはベトナム語で「牛」を表します。この料理はホーチミンでもメニューの一品になっていたり、ブンボーフエ専門店をよく見かけるので、ベトナム人に人気の麺料理なのでしょう。赤みがかったスープは豚足、牛骨のダシがよく染み込んでいて、濃厚な味わいです。
My An Onsen Spa (ミーアン温泉リゾート)住所:Phú Dương, Huyện Phú Vang, Tỉnh Thừa Thiên Huế
フエの[美容/スパ・マッサージ・エステ][ショッピング/美容]
ミー(Mì)
ミーは、ベトナムで唯一と言っていいでしょうか、米粉を使っていない麺、小麦粉からできた麺です。つまり、日本で言うラーメンに近いです。お店によっては、即席の袋麺がでてくるところもあります。ミーサオという、ミーをたくさんの野菜や肉、海鮮などで炒めた料理が一般的です。また、ミーホアンタンという、ワンタン麺もあります!写真にある、Mi Xao Gionという、かた焼きそばのような一品も(食べづらいですが)おいしいですよ!
サムライカフェサイゴン(Samurai Cafe Saigon)住所:103 Nguyễn Công Trứ, Quận 1, TP.HCM
ホーチミン市1区の[飲食・レストラン/カフェ][飲食・レストラン/スイーツ][飲食・レストラン/ベトナム料理]
2015年9月、以下に移転しました。ホーチミン市でビジネス書や近隣諸国のガイドブックを100冊以上揃えており、貸出も行っています。ホーチミン…
バインダークア(Bánh đa cua)
こちらの発祥は、ベトナム北部の港町、ハイフォンです。
バインダーは麺に特徴があり、形は平たくきしめんのようです。そして、色は茶色で、なんとサトウキビの汁を麺に加えているらしいです。といっても、麺自体は甘くありません。「バインダー」は北部では「ライスペーパー」を指す言葉ですが、ライスペーパーと同じ工程で作った生地を、裁断して麺にしたものだそうで、先ほど紹介したフーティウに似ていますね!したがって麺には独特のコシがあります。「クア」はカニの意味で、この料理のだしはカニ。ですが、特に具材にカニがたくさん入っている、というわけではありません。写真のカニの甲羅の中には、肉団子が入っていました。
まとめ
ベトナムの麺10選、いかがでしたか。ベトナムの麺はフォーだけではない、ということを知っていただけたのではないでしょうか。ベトナム麺料理には豊富な麺の種類と、豊富な味付け方法によってたくさんの選択肢があります。ぜひ、ベトナムにお越しの際は、お気に入りの麺料理を見つけてみてください!!