ベトナムで農業に打ち込む日本の若者「ベトナム軍団」を訪ねてきました (2ページ目)
更新日:2014年9月17日 (取材日:2013年12月28日) / ライター: aki
目次
ベトナム軍団の暮らし
そんなベトナム軍団はどういう暮らしをしているのでしょうか。ここはダラットからバイクで30分ほど走った郊外の町で、最寄りのパパママ商店に行くにもバイクが必要な立地。そんな中、常時メンバーが4,5人いるのにもかかわらずバイクは2台しか持っておらず、皆が一つ屋根の下で濃密な共同生活を送っていました。
ベトナム軍団の家
畑を見下ろす高台にある一軒家が彼らの家。
2階建ての大きな家からはこの辺りの畑が見渡せます。目の前の道を降りて行って右側にあり、写真中央左に見える屋根がベトナム軍団の農場。と言ってもほとんど見えないのですが。 周りには他の農家さんの農場が広がっています。 大きな家と言っても生活は共同生活。大きな部屋でみんなで並んで寝ているそうです。基本的には街中には行かずにこの家と畑でみんなで自炊の生活を送っています。
物があふれる日本から究極にシンプルな生活になったら、意外とこっちのほうが楽しいと言うとに気づいたと言っている姿は本当に楽しそうでした。
昼食にご一緒させていただきました
色々と話しをしてると昼食の時間ということでランチタイムとなりました。いつも交代で自炊をしているそうです。野菜中心の手作りのご飯、とっても美味しかったです。
大自然の中でみんなで揃って「いただきます」、最高ですね!美味しいご飯を食べたあとは皿洗いのじゃんけん。ただのじゃんけんなのにとっても楽しそうです。ご飯を食べながらとっても楽しそうな過ごしているベトナム軍団の方々と色々と話をしているとこういう生活も楽しそうだと本気で思ってきます。
そもともベトナム軍団とは
ベトナムで高品質の野菜作りに日々勤しんでいるベトナム軍団、彼らのfacebookページにはこう書いてあります。
日本を離れ見知らぬ土地で、毎日多くのトラブルに巻き込まれながらも、人間らしく力強く生き抜く、日本では上手に馴染めなかったハグレ者たちの、日々のドラマである。
そもそも彼らがベトナムに来たきっかけは何なのでしょうか。オフィスマネジャーのクロさんに聞いてみました。
「ノリです」と笑いながら言いつつも、日本の閉鎖的な環境ではなくもっとダイナミックに生きたいという想いと海外で農業をやるというのがハマったとのことです。実際に体を動かすというところがあり、言葉のコミュニケーションが出来なくてもベトナム人と一緒に感動を分かち合えるというところが素晴らしいと活き活きと語ってくれました。今は活動資金を稼ぐために日本でアルバイトをしてその資金をベトナムに持ってきているそうなのですが、一つの農家として収支をを安定させてベトナムでしっかりと生活していけるようにすることが今の目標。雑務も、農業の技術も欲しいし、単純に人も足りていない。仲間が増えるのは大歓迎。「自分を成長させる何かがここにある」という想いで、将来やりたいことに繋がる通過点としてこの活動を行っている。と活動について語ってくれました。何より、とても楽しそうに活動について語ってくれたのが印象的です。
ホーチミンで座談会開催します
9月19日金曜日、ホーチミン市のサムライカフェサイゴンでベトナム軍団の方をダラットから招いての座談会を開催します。詳しくはFacebookのイベントページを御覧ください。
[ogp]https://www.facebook.com/events/328224130691735[/ogp]行ってきた感想
ベトナムで農業をやっている日本人は意外と多いのですが、未経験の若者たちが力を合わせてやっているところはここくらいではないかと思います。自分がやりたいということを全力でやる、それが夢につながっている、と熱く語っているのを聞いていてとても旨が熱くなりました。ダラット中心部方は少々離れているのですが、見学やお手伝いなどは歓迎とのことなので事前連絡の上、足を運んでみてはいかがでしょうか。
ライター情報
aki
旅をするように生きていたい、そう思っていたら気づくとホーチミンにいました。本業の傍ら、ベトナム観光・生活情報ナビ、Samurai Cafe Saigonをやったりしています。ベトナム・ホーチミンから、日本とは一味違うベトナムの日常をお届けします。