ホーチミンで開催されているオランダフェスティバルに行ってきました
更新日:2014年1月21日 / ライター: ベトナム生活・観光情報ナビ編集部
2013年12月22日から12月1日の16:30~21:30まで開催されているオランダフェスティバル。今年はオランダとベトナムの外交関係樹立40周年ということで、オランダ領事館の主催で開催れていました。場所は先日のジャパン・フェスティバルがあった9月23日公園。と言ってもこの公園は東西に長く、なんとベンタイン市場すぐ横の一番目立つスペースでの開催でした。
今年は日越国交40周年といって盛り上がっていますが、フランスもイギリスもオランダも40周年のようです。40年前の1973年はベトナム和平パリ協定が締結された年。ベトナム戦争の停戦協定が結ばれて、(北)ベトナムが世界と交流をはじめてから40周年という意味合いのほうが大きそうです。
ということでベトナム・オランダ40周年の記念イベントの様子をお伝えします!
目次
ベンタイン市場前にオランダが出現
ベンタイン市場前のロータリーの正面にオランダの風景が出現しました。国営オランダ航空(KLM)の飛行機とチューリップがオランダの雰囲気を醸し出しています。
チューリップ花壇の後ろにはオランダの商店街が再現されていました。奥行きが短く、ディスプレイだけなのですが沢山の来場者が写真撮影を楽しんでいます。ここにも国営オランダ航空が飛んでいますね。
オランダフェスティバルの空港のようなゲート
到着して困るのがバイク駐輪場。ジャパン・フェスティバルの時は公園の駐輪場がいっぱいになってしまい、近隣の駐輪場を探さなければいけなかったのですが、今回はなんと公園の駐輪場が拡張されていました。これは嬉しいですね。
オランダフェスティバル入口にはとても立派なゲートが設置されていました。まさに飛行場にあるようなゲートです。オランダの空港にまさに到着したような気分になりますね。ちなみに裏は出発ゲートの案内になっていました。
サインに展示ブースの案内も書かれているのも良いですね。そのすぐ後ろの会場内通路にもとってもきれいなサインがあり、展示ブースの案内をしていました。
オランダの空港のものを模しているのでしょうか、ヨーロッパにありそうなおしゃれな案内看板ですね。しかもイベント会場にはFree WIFIが用意されていました。これは嬉しいですね。ベトナムではスマートフォンを持っててもi3Gを契約していない人がいるので、WIFIを用意することで満足度が上がる他にFacebookにシェアされて来場者が増えそうです。
オランダフェスティバルのブース巡り
ではブースを回ってみましょう。
まずはオランダを代表する乳製品メーカーダッチレディのブース
オランダフェスティバルで驚いたのが、一つ一つのブースがとっても大きいこと。日本系のイベントでは見られないような大きさです。その中でもダッチレディのブースは大きく、普通のブースであれば10個は優に入る大きさでした。
このゲートの中全てがダッチレディブースです。
こちらでは牛乳の製造工程の解説が行われていました。この工場に見立てた機械から紙パックの牛乳が次々と出てきます。スーパーに並んでいる製品の製造工程ということもあるのでしょうか、沢山の人が集まっています。
こちらでは乳搾り競争をしていました。牛の模型があるだけでも凄いことなのですが、もはや規模が大きすぎていちいち驚かなくなっちゃいます。制限時間内により多くの乳を絞れたほうが勝ちらしいです。参加者には牛乳がプレゼントされていました。
多国籍企業ユニリーバのブース
ユニリーバってオランダとイギリスに本社がある企業だたんですね。ということでこちらも大きなブースがありました。日用品のブースがこんなに盛り上がってるとは驚きです。
会場内全てベトナム語で英語がないのでちょっと内容についてはわからないのですが、アンケートで記念品がもらえたりと色々とインタラクティブな仕掛けがあるようでした。
キャラクターとの記念撮影もあり。写真とっている人は何のキャラクターかわかってるのでしょうか。ちなみに私は知りません・・。
出展社不明の天秤ブース
こちらは出展社がわかりませんでしたが、右側に人が乗って、左側には金の豚の重りを乗せて天秤を釣り合わせるブースでした。ちなみに子供だけとのことです。
このブースの左後ろがダッチレディのブース、右後ろがユニリーバのブースですね。
また、この他にハイネケン、フィリップスも大型ブースの展示がありました。
その他のブースいろいろ
その他様々なブースがあったのでまとめて紹介します。
まずこちらはオランダ風ワッフルのブースです。人だかりができていたので何かなと思って近づくといい匂いがしてきました。中を見るとオランダ人自らワッフルを焼いています。
丸めた生地をプレスしながら焼くと平べったいワッフルになります。1枚2万ドン(約90円)。缶に入った持ち帰り用は10万ドン(約450円)でした。
ショップカードも置いてあったのですがオランダの住所、電話番号でした。オランダから出店しに来たようです。オランダでも人気なお店となると買ってみるしかないですね。ということで1枚買ってみましたが美味しかったです。
こちらはおみやげを売っている雑貨屋さん。こちらもベトナム語表記の店舗名などはなく、ベトナム国内の店舗からの出店という感じではありません。
こちらも大賑わいでした。あまりに賑わっていたので遠くから見るだけにしておきました。
反対側にはスナックバーという屋台があります。
オランダのシーフードを売っていました。美味しそう!
こちらは在ホーチミンのオランダ料理店なのでしょうか。店舗の広告などが一切ないので領事館側で準備した特設店舗なのでしょうか。
こちらのブースは絵を展示していました。中には写真を撮るベトナム人が沢山いました。
ブースを横から見るとこんなかんじで、オランダ国旗を掲げたレンガ張りの建物で統一されていていてとてもキレイです。写真を撮ったのは終了間際だったので手前のブースが閉まっていますが、ここにもお店が入っていました。この統一感がまさにヨーロッパの町並みという感じで美しいです。
建設系企業のおしゃれなブースもありました。光り輝くアーチの中に様々な美しい風景の他、手がけた建物についての展示がありました。
こんな思わず立ち寄りたくなるようなバーもありました。日本系のイベントでは縁日の屋台のような飲食店ばかり見てきましたが、こんなおしゃれな展示だとメニューも見ずに思わず入ってしまいそうですね。
さらにはなんと小さなサッカーコートもあり、オランダ式のサッカーもやっていました。もはやこんなブースもありなんですね。文化を体験してもらうという意味ではかなり効果的かもしれません。後ろの大画面ディスプレイではオランダ企業のPR、オランダの美しい景色の他オランダサッカー代表の映像も流れていました。
写真撮影を楽しむコーナー
ベトナムの人は本当に写真撮影が好きで、facebookに自分の写真をアップしているのをよくみます。大体はきれいな風景だったり、おしゃれなカフェやレストランだったりするのですがこのようなイベントのときもそこらじゅうで撮影が行われています。
展示の裏面にはオランダの風景が大きくプリントされていました。モデルとカメラマンになりきったかのようなベトナム人がひっきりなしに訪れています。
こちらは顔を突っ込む観光地によくあるタイプの写真コーナーですが、なんと名画になりきることができます。絵が破損したのか、枠だけになってしまっている場所もありましたがその枠を使って思い思いのポーズで写真を取っていました。
こちらはオランダ代表と一緒に写真が取れるコーナー。写真の女性のように、この選手たちの間に入れるようになっています。ここもちょっとした順番待ちの列ができていました。
事前に実施していたと思われる写真コンテストの結果発表もありました。さらにそこで写真を撮る姿もちらほら。
このオランダフェスティバルでも動画コンテストを開催していました。なんと優勝者には豪華賞品Galaxy Note Ⅲがプレゼントとのことです。イベント最終日の翌日、12月2日までに指定のメールアドレスに動画を送ればよいそうです。この応募の簡単さも良いですよね。
隣の公園で商売をする人達
オランダフェスティバルとは関係ないのですが、すぐ隣の公園スペースにもベトナム人が屋台を出していました。この商売根性が素晴らしいです。
普段もこの公園にはドリンクやちょっとした軽食を売る人達がいますが、こんなにちゃんとした屋台はありません。オランダフェスティバルでの来場者を狙っているのでしょう。
こちらの串焼きは1本2万ドン(約90円)から。ちなみに、この値段かなり高いです。ベトナムローカルのイベントだったら5000~10000ドン程でしょう。一緒に行ったベトナム人も高いと言っていましたが、中のオランダブースよりは安い値段。市場価格は需要と供給のバランスで決まるってことですね。この高い値段でもベトナムの方々は買っていました。
オランダフェスティバルの感想
出展企業数は少なく、さらに飲食店などはホーチミン市内に進出した企業では無いような気もするのですが、それぞれのブースが大きかったり、街並みをイメージしていたりと凝った作りになっていたのが印象的です。展示ブースの裏に風景写真を貼るなど、ちょっとしたことですがベトナム人目線で色々考えられてるなーとも感じました。
日本やフランスに比べるとあまり普段オランダの話題を聞くことはないのですが、オランダ企業はブースを出していたダッチレディ、ユニリーバ、ハイネケン、フィリップス等がベトナムの生活に確実に入り込んでいます。実は私もそうなのですが、このイベントを通じてオランダの企業だったことを知るベトナム人も多いのではないでしょうか。
ベンタイン市場のロータリーから見えるようにオランダの街並みを配置し、中に入るとオランダが好きになり、さらにfacebookで写真でシェアされるような流れがうまいなー、と感じました。
ライター情報
ベトナム生活・観光情報ナビ編集部
ベトナム生活・観光情報ナビ編集部です。ベトナムをもっともっと楽しめる、そんな情報を日々探しては発信しています。こんなこと知りたい!というリクエストがあればお気軽にお問い合わせフォームよりご連絡ください。