サパ郊外にある赤ザイ族の村「タフィン」の美しい棚田と洞窟を訪れる
サパからのトレッキングツアーでカットカット村、タヴァン村と同じくらい人気のトレッキングコースがサパの北方にあるタフィン村(Tả Phìn)。赤ザオ族が住むエリアであるとともに、どこまでも続く雄大な棚田の風景は一度見たら忘れられません。
トレッキングツアーはもちろん、バイクでの訪問も可能です。
棚田の美しいタフィン村を歩く
タフィン村の中は昔話に出てきそうなとっても美しい田園風景。
村の中ではたくさんの赤ザオ族の方々が座って談笑していたり、刺繍をしていたりする姿を見ることができます。あまりに普通にたくさんいるので写真を撮り忘れてしまいました。是非、ここに訪問して直接見て欲しいです。
道中では子どもたちや他のトレッキングツアーの外国人に出会うことも。と言っても、人は少なくのんびりと観光を楽しむことができます。棚田を見下ろすレストランがいくつかあり、そこもツアーの観光客で満員。歩き疲れた時は温かいコーヒーが体に沁みますよね。
トレッキングツアーでは片道約12キロを歩くことになります。帰りはタクシーやバイクタクシーを使うツアーもあるので、体力に自信がないからはそのようなツアーを使うのも良いでしょう。村の中はバイクで走ることもできます。
タフィン村の洞窟に潜入
タフィン村の奥には洞窟があります。
子どもたちが懐中電灯を有料で貸し出していたのですが、中はライトアップされているということで借りずに出発。
電気が付いていると行っても薄暗い洞窟を進みます。入る前に洞窟から出てきたアメリカ人観光客が「隠れた穴があるから気をつけろ」と教えてくれたのですが、見事にハマってしまいました。落とし穴ではないのですが、光の加減でちょうど見えない大きな段差がありました。注意しましょう。
奥には祠がありました。昔から村の人々がここに祈りを捧げていたのでしょう。
サパ市街からタフィン村への道のり
タフィン村へは、サパの市街地からラオカイ方面に国道を進み、こんな看板があるところから入っていきます。
しばらくすると一気に農村風景に。
入場料を払いところがあるので一人3万ドンを支払います。
このような細い坂道を登っていけば、棚田の広がるタフィン村。グーグルマップを利用してもたどり着けるはずです。タフィン村ではお店も少ない棚田の中を歩くことになるので水などを持って行ったほうが良いでしょう。休憩できるレストランにたどり着いたら、そこが村の中心です。
タフィン村は少数民族も棚田もとても美しく、まだ観光地化があまり進んでいないとてもよいところでした。アップダウンも少ないのでトレッキング初心者でも歩きやすいかもしれません。是非タフィン村観光を楽しんでください。
ライター情報
aki
旅をするように生きていたい、そう思っていたら気づくとホーチミンにいました。本業の傍ら、ベトナム観光・生活情報ナビ、Samurai Cafe Saigonをやったりしています。ベトナム・ホーチミンから、日本とは一味違うベトナムの日常をお届けします。