サパ市内のハムロン山観光区で伝統パフォーマンスと景色を楽しむ
サパ市街にあるハムロン山観光区は少数民族の文化などの展示もある大きな自然公園。色とりどりの花壇や岩山などもあり、涼しい気候の中でプチハイキング気分で過ごせます。
ハムロン山の入口。市内中心部にあるのでタクシーのほか徒歩でも十分来れるところにあります。ここで入場券を購入します。入場料は大人一人7万どん。
入場券を購入すると公園の地図がもらえます。かなり大きな公園で、山というだけあって高低差もあります。チケットカウンターがあるのは1番の一番下。
入場ゲートでチケットチェック。早速階段です。登っていきましょう。
ファンシーパン山展望台
階段を登るとベトナム最高峰であるファンシーパン山を展望するエリアがあります。
この看板に従って左へ。
正面にファンシーパン山を望みます。下に見えているのはサパ市街。
雲がかかっていたのですが、一瞬山頂が顔を出しました。山頂付近ではロープウェイ(2016年1月開通しました)の工事が行われているようです。
サパ市街と山の間に見えたロープウェイの鉄塔。2016年1月にロープウェイが開通し、サパからファンシーパン山へは登山をしなくとも山頂まで行けるようになりました。
サパ市街の景色も良いですね。
十二支のオブジェ
展望台からさらに登って行くところに十二支のオブジェがありました。
ベトナムの十二支は日本とは一部が変わっており、ヤギや猫などの動物もあります。
その中でもドラゴン(龍)はベトナム人にとって大事な同ブル。勢い良く水を吹き上げていました。
これは、どこかで見たことがある気がします。。。他にも、どこかの夢の国で見たようなねずみさんもいました。やはりここはベトナムです。
愛の洞窟
そこから少し登ったところに愛の洞窟があります。
虎さんの横を登っていきます。
これが愛の洞窟。無理やりハートマークをつけただけのような気がしてなりません。
中は座れるようになっています。ここで愛を語ってください、ということなのでしょうか。正直景色の良い他の場所のほうが愛を語るには適しているような気がします。
「雲の庭(Cloud Yard)」展望台
公園内を山頂付近まで登ると雲の庭という名前の展望台があります。ちなみに、そこまで登る過程に岩が沢山そびえ立っていたり、岩にお供え物が置かれていたりしてベトナムの文化を感じることができます。
サパ市街を見下ろす。中央奥の四角い建物がサパ市場。
公園内を見下ろす。この公園、緑や花があふれていて、よく整備されており、涼しい気候もあってかとても気持ちの良い公園です。
伝統文化パフォーマンスを楽しむ
公園内では伝統文化を楽しむことができます。下は土産物店になっており、上では伝統舞踊の上映があります。
上映は一日4回で、金、土、日は一日6回です。上映は無料なのでぜひ時間を合わせて見に行ってみると良いでしょう。
時間になるとパフォーマンスが始まります。上映無料で出入りも自由ですが途中で入退室する場合は他の観客の邪魔にならないようにしましょう。
様々な踊りのパフォーマンスがありました。
伝統民族衣装を着てみよう
このように少数民族の衣装を体験することもできます。少数民族の衣装に身を包んで公園内を歩き、記念撮影する観光客も多く見かけました。
公園内にはこのような貸衣装屋さんがありました。「CHO THUE QUAN AO」というのが服を貸しているという意味です。入り口に服がかかっているので行ってみると良いでしょう。色やサイズも色々取り揃えているようでした。
公園内を歩く
公園にある様々なアクティビティを紹介しましたが、この公園は歩いているだけで景色もよく気持ちのいいのが一番の特徴。写真は残念ながら曇ってきてしまいましたが、晴れていれば更に綺麗な景色が楽しめます。
花壇がたくさん置かれている公園では記念撮影をする観光客の姿もよく見かけます。
道でお土産を販売していたりと、「ベトナムの公園」というなんとも言えない雰囲気はもちろん健在。
取材で訪れた時もちょうど花壇を手入れしているスタッフさんがいました。常に手入れしているからこその綺麗な公園なのですね。
サパ観光といえば少数民族村を巡るトレッキングが一般的ですが、ハムロン山の伝統工芸パフォーマンスや美しい景色などもサパの魅力ではないでしょうか。ぜひ観光コースに加えて見ることをおすすめします。
ライター情報
aki
旅をするように生きていたい、そう思っていたら気づくとホーチミンにいました。本業の傍ら、ベトナム観光・生活情報ナビ、Samurai Cafe Saigonをやったりしています。ベトナム・ホーチミンから、日本とは一味違うベトナムの日常をお届けします。