ファンティエットとムイネーの間にある1000年以上前にできたポーハイ遺跡を見に行こう
更新日:2017年3月9日 (取材日:2013年12月26日) / ライター: aki
ムイネー(ファンティエット)には1000年以上前に建てられたポーハイ遺跡(チャム塔)が残されており、チャンパ王国時代を偲ぶことができます。ビーチリゾートを楽しんで、シーフードも楽しんで、そして1000年前のチャンパ王国時代に思いを馳せるのはどうでしょうか。
チャンパ王国の寺院ポーハイ遺跡
ベトナムにはチャンパ王国時代の遺跡が数多く残っており、いちばん有名なものだと中部ダナン・ホイアン近郊にある世界遺産のミーソン遺跡があります。このファンティエットにあるものもその中の1つです。ファンティエットの市街地とリゾートエリアのちょうど中間に位置しているのでタクシーやバイク、又は路線バスの1番でいくことができます。
右が市街地とリゾートエリアを繋ぐ道。この看板が入り口です。ポーハイ(PHO HAI)と書いてありますね。入場料は15,000ドン。
ポーハイ遺跡は8世紀末から9世紀にかけて作られた遺跡です。今も建物の中にあるヨニとリンガは崇拝対象になっているようで、色とりどりのお供え物が置かれていました。
遺跡の奥に進むとなにやら勝利のモニュメントがあります。近くにある看板を読んでみましょう。
ベトナム語の他に英語も併記されていました。どうやらフランス人のお城がここにあったそうですが、1947年の抗仏戦争により破壊されたそうです。詳しく知りたい方は上の写真をクリックで拡大して英語の説明文をお読みください。
こちらがそのお城。もはや廃墟ですね。今立っているところも建物の屋根のようで、廃墟のような空間が下に広がっていました。チャンパの遺跡とは関係ないのですが、多くの観光客に見てほしいというベトナムの意向なのでしょうか。
入口近くのこちらの建物はお土産店です。
伝統工芸の織物を実演していました。この布を使ったポーチやバッグなどもここで購入できます。
店内で気になったのがこちら。フランス統治時代の紙幣。紙幣中央上部にはカンボジア、ラオス、ベトナムと書かれています。その他、当時のコインなども販売されていました。
おみやげ店には工芸品が並んでいます。欧米人男性が覗きこんでいるのが先ほどの紙幣。
先ほどの布を使った製品もたくさんあります。リゾート地に売られているものではなく素朴な工芸品を買いたい場合はここで購入するのも良さそうですね。
ライター情報
aki
旅をするように生きていたい、そう思っていたら気づくとホーチミンにいました。本業の傍ら、ベトナム観光・生活情報ナビ、Samurai Cafe Saigonをやったりしています。ベトナム・ホーチミンから、日本とは一味違うベトナムの日常をお届けします。