ベトナムの漢字って?ベトナムでも昔は漢字が使われていた!

ベトナムの漢字って?ベトナムでも昔は漢字が使われていた!

更新日:2013年12月1日 / ライター: Nguyen Thi Thu Huong

昔中国は今以上に大きな国で、中国の影響を受ける国も少なくなかった。言語の面から見れば、現在韓国と日本で漢字がまだ使われているということは、中国の影響が強かった証拠なのではないだろうか。かつてベトナムでも漢字が使われていたということはあまり知られていないと思う。

以前にベトナムは約千年の間中国に支配されており、中国人はベトナムの国土・人民を統治しただけではなく、中華文化はもちろん文字もベトナムに伝えた。その結果、当時のベトナム人の学者は漢字のような文字を作って、何百年間も使用していた。
しかし、16世紀にフランス人の牧師はベトナムでキリスト教を伝えるために、フランス語とポルトガル語とイタリア語とギリシャ語を参考にして、アルファベットでベトナム語を書き始めた。そのアルファベットはだんだん適切に調整されて、現在まで全国的に使われている。
だが、昔の漢字の影響はまだ残っていて、「漢越」と言う言葉で呼ばれている。「漢越」の「漢」は中国の漢字を指す言葉で、「越」はベトナムのことである。つまり、「漢越」は元々中国語からの言葉だけれども、ベトナム人はベトナム語の読み方をつけて、ベトナム語になった。例えばベトナム語の結婚(kết hôn)や準備や観察などという意味がある言葉の発音は日本の「結婚」、「準備」(chuẩn bị)、「観察」(quan sát)の発音と大体同じである。この面白い現象の原因は中国語の言葉が起源であるということに違いない。
しかし、ある漢字は日本でまだ使われているが、ベトナムでは色々な原因で現在は使われていないものもある。あるいは漢字は同じだが、意味と使い方がまったく違うということは少なくない。例えば、日本語の「困難」は難しいことという意味であるが、ベトナム語では「悪意がある人」を指す言葉である。

今日「漢越」はベトナム語の60-70%を占め、ベトナム語の中で大切な役割を果たしている。漢字で書かれるベトナムの場所の名前もまだ残っている。例えばベトナムの首都―ハノイは「河内」と書かれ、川の中の都市という意味である。ハノイの千年前の名前は「昇竜」で、天に飛ぶ竜という意味だとわかる。
日本語を勉強している私たちにとって、漢字を学ぶのに「漢越」はやはり役に立つと思う。日本人がベトナム語を学ぶ際にも「漢越」を意識すると上達が早いのではないでしょうか。

ドンズー運動における日越交流

日越交流40周年を記念した共同制作ドラマ「パートナー」では漢字を使った日本人との交流が描かれました。ドンズー運動については以下に詳しく書いてあります。ドラマでは描かれなかった部分も含めてドンズー運動の詳細や、ファン・ボイ・チャウと浅羽佐喜太郎の交流について解説しています。

ドンズー運動:日越交流40周年記念ドラマ「パートナー」の題材にもなったファン・ボイ・チャウと浅羽佐喜太郎の物語
ドンズー運動:日越交流40周年記念ドラマ「パートナー」の題材にもなったファン・ボイ・チャウと浅羽佐喜太郎の物語

1900年台初頭に起こったフランスからの独立を目指した活動であるドンズー活動の詳細及びファン・ボイ・チャウと浅羽佐喜太郎の関係を史実を元に解説しています。このドンズー活動は日越交流40周年記念ドラマ「パートナー」の題材にもなりました。

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Nguyen Thi Thu Huong

ベトナムのホーチミンで日本語を勉強しています。

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