ベトナム北部の料理、BÚN ĐẬU MẮM TÔM(ブンダウマムトム)を食べてみよう!
ホーチミン市で食べられるベトナム北部の料理をご紹介します。ベトナム北部とは首都のハノイを含む地域のことを指します。この地域で有名な料理が「BÚN ĐẬU MẮM TÔM」です。MẮM TÔM(マムトム)とは、エビを発酵させた調味料のことで、独特の風味があるため、ベトナム人でも苦手な人が多いです。さて、みなさんは、食べられる派? 食べられない派?
ベトナム北部の料理、BÚN ĐẬU MẮM TÔM(ブンダウマムトム)とは
ご紹介するお店の名前は「BÚN ĐẬU MẮM TÔM – ĐẬU homemade」です。料理の名前が店名になっています。お店の住所はこちらです→ 6 Hồng Hà, P.2, Tân Bình
「BÚN ĐẬU MẮM TÔM」−それぞれのベトナム語を説明すると、
- BÚN(ブン)=細い米の麺
- ĐẬU(ダウ)=豆腐
- MẮM TÔM(マムトム)=エビを発酵させた調味料
BÚN(ブン)はそうめんよりも少し太めで、食べやすいようにたいてい一口サイズに切られています。ĐẬU(ダウ)は木綿や絹の豆腐のことではなく、揚げ豆腐のことを言います。といっても、日本よりも食感が軽くてパクパクイケちゃいます。そして、BÚN ĐẬU MẮM TÔMに欠かせない調味料が、MẮM TÔM(マムトム)です。
強烈な臭いのMẮM TÔM(マムトム)
ご覧の通り、紫色をしていて臭いも強烈です。何をどうしたらこうなるのでしょう。これはエビを塩漬けにして発酵させた調味料なんです。
- MẮM(マム)=魚介を発酵させた食品
- TÔM(トム)=エビ
ゆでた豚などと一緒に食べることもあります。ベトナムの国民的な調味料といえば、Nước mắm(ヌクマム)です。それは、魚を塩と一緒につけこんで発酵させたものから出た液体成分のことで、日本人にとっての醤油的存在です。MẮM TÔMは、この次にポピュラーな調味料と言えるでしょう。
ベトナムに来たばかりのころに「ベトナムへようこそ」的なノリで「MẮM TÔM、食べられる?」とベトナム人に聞かれます。ベトナム人でも食べられない人がいるため(北部の人でさえも)これを食べられると、「ほぉ~すごいね~」という眼差しをもれなくもらえます 笑
食べ方
MẮM TÔMに砂糖やレモンを加えてBÚNとĐẬUを味わいます。もし、MẮM TÔMが口に合わないときは、Nước mắmをつけて食べましょう。ベトナム料理に欠かせない香草も忘れずに。
店内には料理の写真がたくさん貼られているので、ベトナム語ができなくても指差しで注文ができます。また、このお店が人気の証拠に芸能人もたくさん訪れていて、後ろのボードに写真がたくさん貼られています。ハノイのホアンキエム湖にある亀の塔もみなさんを待っていますよ!
最後に
ベトナムへ来たら、ぜひMẮM TÔM(マムトム)を食べてみてください。ホーチミン市は暑いため、糖分が入った食べ物が多く、こちらに来てから太ったという人がたくさんいますが、時にはこのようなさっぱりした料理を食べて食生活に変化をあたえてみるのもいいのではないでしょうか。
ライター情報
ふっじー
2013年1月からホーチミン市に在住。日本語教師やってます。ベトナムは住みにくいというイメージをガラッと変えたい!教師や女性ならではの目線から今のベトナムをお届け!