まだまだ現役のコロニアル建築「サイゴン中央郵便局」に行ってみよう!
更新日:2015年9月28日 / ライター: ベトナム生活・観光情報ナビ編集部
ドンコイ通りの入口にある聖マリア協会と並んで一際目立つフランス調のサイゴン中央郵便局。100年以上前のフランス統治時代に建てられて、今も現役で郵便局として使われています。
サイゴン中央郵便局
サイゴン中央郵便局はサイゴン大教会のすぐ横にある黄色の外観の建物。つい先日ピンク色に塗り替えられたのですがすぐに反発があり黄色に塗り戻したという経緯があります。
1891年、当時のフランス領インドシナの郵便・電信施設として造られました。建物はパリのオルセー美術館をモデルにしており、この建物を設計した、ギュスターヴ・エッフェルはあのエッフェル塔も設計した建築家。そんなサイゴン中央郵便局はベトナムの建築文化財に登録されています。統一会堂からも公園の間のレユアン通りをまっすぐに歩けば数分で着きます。
派手な黄色い建物
サイゴン大協会にのすぐ隣にある目立つ建物が中央郵便局です。2014年に外壁がピンク色から黄色に塗り替えられました。
天井がアーチ状のヨーロッパの建築様式で作られている。建物の構造はT字型で、天井までも5m以上あり、広々としています。
奥の壁には、ホーチミンさんの肖像画があり、ホーチミンさんが建物内に入ってきた人々を歓迎しているように見えます。
入り口から奥へと、お土産屋さん、外貨両替所、電話ボックス、ATM、お土産屋さん、インフォメーション・センター、郵便窓口と順番に並んでいます。
両側にボックスが10個あり、ボックス内には公衆電話とATMが置かれています。それぞれの公衆電話の上には、ロンドン、キャンベラ、パリ、カリフォルニア、ワシントン、モスクワ、東京、北京、ソウル、プレトリアの時計が現地時間を指しています。
各国の世界時計。ベトナムでは中央郵便局以外にも世界各地の現地時計を置いていることがおおいです。
ベトナムは今15時52分で、東京より2時間遅れています。
ボックスの上には、1892年のサイゴン付近の地図が描かれています。街の中心の形は今と変わりません。
郵便局なので、郵便窓口や外貨両替所もある。人はたくさんいましたが、窓口にいる人は少なかったです。
両替商も人が全くこないらしく、中の人はずっと暇そうでした。
一番奥にはベトナム人が多かったです。みなさん、ここで書類を書いたり、休憩をしたりなど、様々なことをしています。郵便を実際に送るときは使うのでしょう。
お土産コーナー
お土産コーナーは、入り口付近両側と、建物内中央部にあります。入り口付近のお土産やさんには、宝石や、動物の置物、布の生地、楽器など様々なものが売られています。全体的に荷物としてかさばるお土産が多かったです。品揃えはとてもよく、同じものを買うのに、デザインをどれにするかで悩んでる人もいました。
中央のお土産屋さん。アオザイを着ている店員さんも見え、テンションが上がります。
様々な種類の切手が置いてあります。ベトナムの歴代の切手は多くの人がかっていました。
アオザイ姿の女性の置物。着物にしろ、チャイナドレスにしろ、アオザイにしろ、なぜ民族衣装を着ている女性は美しく見えるのか。
営業時間、場所などのスポット情報
サイゴン中央郵便局(Saigon Central Post Office)住所:2 Công xã Paris, Quận 1, TP.HCM
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感想
写真を撮ったり、お土産を見る観光客と手紙を送ったりするなど郵便局を利用する人が混在してて、観光スポット、また郵便局の両方として、このサイゴン中央郵便局があるんだと感じました。建物はもちろん、昔から今に続く歴史の生き証人としての郵便局、ぜひ感じてみてください。
ライター情報
ベトナム生活・観光情報ナビ編集部
ベトナム生活・観光情報ナビ編集部です。ベトナムをもっともっと楽しめる、そんな情報を日々探しては発信しています。こんなこと知りたい!というリクエストがあればお気軽にお問い合わせフォームよりご連絡ください。