ホーチミン、ハノイでこんなにも違うベトナム語

ホーチミン、ハノイでこんなにも違うベトナム語

更新日:2016年2月17日 / ライター: aki

北部と南部で結構違うと言われているベトナム語。テレビのニュースや日本で売られている本などはほとんどがハノイの標準語で書かれており、ホーチミン市やダナン市では違うこともしばしばあります。

こんなに発音が違っている

母音の変化

北部と南部では母音の発音が変わります。よく知られているのが以下の例。

北部:r,d,gi :zの発音

南部:r:rの発音, d,gi:j又はyの発音

この母音の発音の変化はわかりやすく、南部から北部に行くとzの音が聞こえてくるようになります。逆に北部から南部に行くと曖昧な発音が多いと感じるようです。

声調の変化

ベトナム語には6つの声調があり、北部ではしっかりと6声調を言い分けるのですが、南部では5声調となっている場合が多いです。具体的には、「thanh hỏi」「thanh ngã」がどちらも「thanh hỏi」の声調で発音されます。

単語が違うこともあります

北部と南部で単語が違うこともあります。

コップ:コック(Cốc)、リー(Ly)

コップというとても良く使うこの単語、南部ではリー、北部ではコックといいます。

1000(千):ギン(Nghìn)、ガン(ngàn)

お金のやり取りなどでよく使う千という単語もギンが普通なのですが、南部ではガンという表現も使われます。

路地:ヘム(Hẻm)、ゴー(Ngõ)、キエット(Kiệt)

ベトナムの路地、歩いて行くと様々な発見がありつい入ってしまうのですがこの路地は北部、中部、南部で単語が異なります。

南部ではヘム(Hẻm)、北部ではゴー(Ngõ)、中部(フエなど)ではキエット(Kiệt)となります。

道路:ドゥン(Đường )、フォー(Phố)

ドゥンとフォーが両方使われているサパの交差点

ドゥンとフォーが両方使われているサパの交差点

南部から北部へ、北部から南部へと移動すると普段見慣れない単語が出てきたりしますが、こういう違いを知っておくとベトナム語の学習が楽しくなるかもしれません。

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aki

旅をするように生きていたい、そう思っていたら気づくとホーチミンにいました。本業の傍ら、ベトナム観光・生活情報ナビ、Samurai Cafe Saigonをやったりしています。ベトナム・ホーチミンから、日本とは一味違うベトナムの日常をお届けします。

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