ホーチミンの中華街「チョロン」を歩いてきました(後編)
更新日:2013年4月16日 / ライター: ayako
もうすこし続くチョロン観光。前編からの続きです。
暑いですが歩きます。ひたすら歩きます。おなかをすかせるために歩きます。
おいしいもの(鶏飯、チェー)
たくさん歩いておなかがすいたので、そろそろ何か食べたい頃。チャンフンダオ通りの問屋街を抜けて、チャウヴァンリエムChâu Văn Liêm通りで左に曲がります。しばらく歩くと左手に『東源鶏飯Cơm Gà Đông Nguyên』があります。住所は87-89-91 Châu Văn Liêm。ここではやっぱり鶏飯・コムガーCơm Gàを。店名がついた「Cơm Gà Đông Nguyên」を注文してみました。思いの外、鶏肉が少なかったのですが、お味は間違いない。38,000ドンくらい。そしてニガウリのスープも注文したのですが、ここでは蓮根スープ(Canh Củ Sen)を食べている人がとても多かった。ニガウリもおいしかったけれど、蓮根もぜひおためしください。
次、この近くにチェーの店があるというので、行ってみました。チャウヴァンリエム通りを北上して、大通りが見えたところで、チャウヴァンリエム通りを反対側に渡ります。住所は138 Châu Văn Liêm。『ハーキーHà Ký』というところです。ちなみに開店は午後14時なので要注意です。メニューを見て、黒ごまのチェー・チェーメーデンChè mè đen、杏仁豆腐・チェーハインニャンChè hạnh nhân、プリン・バインフランBanh Flanを注文。どれもほんとに美味しかった。特に黒ごまのチェーは温かいチェーなのですが、とてもやさしいお味でおすすめです。お値段も15,000ドン前後で、種類もたくさんあります。
温陵會館(オンラン會館)
おなかいっぱいになったところで観光を再開。チェーを食べたハーキーからほど近いラオトゥーLão Tử通りに、温陵會館(オンラン會館)Hội Quán Ôn Lăngがあります。1740年に建てられた、福建系のお寺です。16もの神様が祀られているのだそうです。屋根の上の装飾なども見事。
天后宮(ティエンハウ廟)
そして、グェンチャイNguyễn Trãi通りにある天后宮(ティエンハウ廟)Chùa Bà Thiên Hậuへ。ここは観光客もいっぱいですが、お祈りに来る地元の人もいっぱいです。ティエンハウ廟は1760年に建てられたベトナムで最も古い華人寺のひとつだそうで、航海安全の守り神であるティエンハウ(天后聖母)が祀られています。見どころは何といっても天井からつり下がったぐるぐる巻きの線香。観光客でも地元の人と同じようにお金を払って氏名等を書いて、この線香をつり下げることができます。とても落ち着くこの空間と雰囲気、しばしホーチミンの喧騒を忘れて過ごすには良いところです。
帰り道は、ティエンハウ廟を出て、グェンチャイ通りを渡ってすこし左手へ歩くと、バス停があります。ここから1番のバスに乗って終点まで行けば、ベンタイン市場前のバスターミナルに着きます。
今回のルートはだいたい4~5時間くらいのコースです。
熱気あふれるホーチミン市の中心部もおもしろいものですが、少し離れたチョロンで、中国とベトナムの折衷においしいものに、…中心部とは違ったホーチミン市をぜひ楽しんでみてください!
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ライター情報
ayako
元ベトナム考古学徒。研究のかたわらベトナムフェスティバルやベトナム検定公式テキストやたんぽぽカフェ@ダナンに携わったのち、2013年1月からホーチミン在住です。