ベトナムってどんな国?ベトナムの概要
更新日:2013年10月7日 / ライター: ベトナム生活・観光情報ナビ編集部
ベトナムの正式名称はベトナム社会主義共和国といいます。漢字では「越南」と表記されます。ちなみにベトナムは東南アジアで唯一の漢字圏であり、昔は漢字が使われていました。よく知っているようであまり知られていないベトナム。この記事を読んで少し詳しくなってみませんか?
ベトナムの概要
正式名称 | ベトナム社会主義共和国 (Social Republic of Vietnam) |
独立 | 1945年9月2日 |
国土面積 | 約33万㎡ (日本の88%) |
人口 | 8,784万人 (日本の69%) |
民族 | キン族が約9割。その他53の少数民族。 |
首都 | ハノイ(650万人) 経済の中心はホーチミン(740万人) |
一人あたりGDP | 1,374ドル (日本は45,869ドル) |
GDP成長率 | 約6% |
(主なデータは2011年又は2012年)
国土面積が日本に近く、南北に細長いという国土の形状も日本に近いものがあります。
ベトナムの近代史
- 1887年 フランスによる植民地化
- 1945年 ベトナム独立宣言・南北に分裂
- 1975年 ベトナム戦争終結、南北統一
- 1986年 ドイモイ(経済開放)政策導入
- 1995年 ASEAN加盟、アメリカとの国交回復
- 2007年 WTO加盟
- 2009年 日越EPA(自由貿易協定)発効
1975年まで戦争が続いており、その後の1986年のドイモイ政策の導入をきっかけに対外投資を呼び込み、経済発展をしていくようになりました。そういう意味では、ベトナムの経済発展はまだ30年ほどしか立っていないことになります。WTO加盟が最近ということもあり、発展の道半ばという段階でしょう。
ベトナムの人口構成
ベトナムの人口は8784万人で増加の傾向にあります。人口ピラミッドもほぼ綺麗なピラミッド形状になっておりますが10歳以下の人口は少々凹んでおり、長期的には少子化の懸念もあります。平均年齢は27.4歳で、日本の44.7歳と比べるともの凄く対照的です。実際に街を歩いていても若い人が多いです。
ベトナムの地理
ベトナムは南北に細長い形をしており、北は中国、東・南は南シナ海、西はラオス・カンボジアと接しています。地図を見ると、ベトナムは東南アジア地域の中心に位置しています。
ホーチミンから各国への所要時間は、タイ・カンボジアが1時間、シンガポール・マレーシア・インドネシア・フィリピン・ミャンマー・香港が2時間と、東南アジアであれば全て飛行機で2時間圏内です。また、南北に長く海に面しているため、港湾も多く物流も簡単です。更には、ベトナム中部の都市ダナンからラオス、タイ、ミャンマーと続く東西回廊という高規格道路の建設も始まっており、東南アジア各国へのアクセスは人、モノともに良好です。
ベトナムの気候
ベトナム北部は亜熱帯気候で四季があります。沖縄と同じ気候帯です。
ベトナム南部は熱帯モンスーン気候で気温は一年中ほぼ変わらず、雨季、乾季があります。
詳しくは「ベトナムの気候・服装ガイド」をご覧ください。
ベトナムの通貨
ベトナムの通貨はベトナムドン(VND)です。2013年3月現在1円=222ドン程度、1ドル=約21000ドンです。ドル・ドンの為替がほぼ固定されているため、円ドルの変動と同程度の変動があります。
紙幣は100,200,500,1000,2000,5000,10000,20000,50000,100000,200000,500000の紙幣が発行されています。この他に、5000ドン以下の額面で硬貨も発行されていますが、ほとんど流通しておらず、受け取ってもらえないことも多いです。500ドン以下の紙幣も同じく流通しておりません。お店の支払いなどでは1000ドン未満については切り上げられることが多いです。
なお、1万ドン以上の紙幣は全てポリマー(プラスチック)製になっておりますので、それ以外の紙幣は古く現在では使えません。お釣りなどで受け取らないよう注意しましょう。
ベトナムのビザ制度
ビザ制度についてはこちらをご覧ください。通常の観光の場合はビザ免除での入国になるでしょう。
ライター情報
ベトナム生活・観光情報ナビ編集部
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