ジャパンフェスティバル・イン・ベトナム2015がホーチミン市で開幕しました
いよいよ今日(11月14日)からジャパンフェスティバル・イン・ベトナム(以下JVF2015)が9月23日公園等で開催されます。それに先立ち、13日に記者会見及び開会式が行われました。
ジャパンフェスティバル・イン・ベトナム開催にあたっての記者会見
JVF2015実行委員長の武部勤氏(元衆議院議員)による記者会見が日本語及びベトナム語通訳で行われました。武部勤氏の会見要旨をお伝えします。
「一昨年の日越外交関係樹立40周年の際に日越共同で始めたジャパンフェスティバルは多難なスタートだったが経団連など多彩な講演をいただき昨年度は来場者が10万5千人と大きなイベントとなりました。そして第3回を迎えた今年はチュオン・タン・サン(Trương Tấn Sang/張晋創)国家主席が国賓として来日しアジア平和のための「広範な戦略的パートナーシップ」として大きく前進しました。(JVF2015を)桜の国と蓮の国の民間同盟と捉え、交流を緻密にしていきたいという考えから従来単独でやっていた各イベントをまとめて開催することになりました。ピカチュウのパレード、日本食のお弁当コンテスト、世界155カ国に配信されるのど自慢大会、お巡りさんコンサート、と幅広い内容のフェスティバルになり、是非ご期待いただきたいと思います。」
記者会見にはベトナムの新聞社、ウェブメディアなど現地メディア関係者25名が出席しました。質疑応答ではベトナムメディアの記者よりフェスティバルに関する質問が数多く投げかけられ、本フェスティバルへの注目の高さが伺い知れました。
質疑応答では在住日本人者数・日系企業数や以前ベトナビの記事で紹介した商工会のチャリティーバザーの実績等についても質問もあり、在越日本人の活動についてあまり知られていないという印象もありましたが、韓国文化がベトナムに浸透している事に触れながらイベントの意義を確認する等、本イベントへの興味を窺い知れる質問がありました。様々な質問の中の武部委員長の回答には「今後10回、100回と開催を重ねていき、日本文化を紹介するJFV(ジャパンフェスティバル・イン・ベトン舞う)を日越共同で開催するJVF(ジャパン・ベトナムフェスティバル)として、枠にとらわれないイベントとし、ホーチミン市以外の場所でも開催したい」というものもあり、今後が楽しみになりました。
ジャパンフェスティバル・イン・ベトナム開会式
17時より会場内ステージで開会式が催されました。
両国来賓入場の際には日本側の武部勤実行委員長とベトナム側のディンラタン(Đinh La Thăng)交通運輸大臣が握手をかわす場面もあり友好ムードを盛り上げていました。
ベトナム国歌進軍歌
日本国歌君が代
武部勤実行委員長より、去年今年にかけてベトナムのビッグ3(チョン書記長、サン主席、ズン首相)が日本に訪問しており、JFVも両国の未来への架け橋として永遠に発展させていきたいというご挨拶がありました。
ベトナム側ご来賓を代表して、ディン・ラ・タン(Đinh La Thăng)交通運輸大臣より、桜と蓮という2つの象徴を持つ国が様々な価値を一緒になって交流を発展させていきたいという趣旨のご挨拶がありました。
次に、濵地 雅一外務大臣政務官より外務大臣代理として祝辞を述べました。在日ベトナム大使グエン・クオック・クオン(Nguyễn Quốc Cường)大使より頂いたというネクタイを締めての登壇でした。
次に、タット・タン・カン(Tất Thành Cang)ホーチミン市人民委員会副委員長より日系企業数および訪越日本人数が毎年過去最高を更新していることを挙げ、さらなる理解を深めたいという旨の祝辞がありました。
次に、田中 和徳自民党国際局長より、谷垣自民党幹事長からのメッセージの代読がありました。自民党とベトナム共産党との間の関係強化についてのお話がありました。
最後の祝辞はレ・ホアイ・チュン(Lê Hoài Trung)外務副大臣。このイベントが日越両国の絆強化に貢献するよう願っているとのお言葉がありました。
ご来賓13名揃ってのテープカット。
練成会ベトナムよりベトナムの学校への楽器贈呈がありました。来年この場で演奏していただけるそうです。
学生代表より流暢な英語での感謝のスピーチがありました。英語のスピーチが始まった際には驚きの声が上がりました。
ステージから降りる際には武部勤氏と握手を交わしました。
来賓全員揃っての記念撮影。日本側からは武部委員長の他衆議院議員5名、大使、総領事が、ベトナム側からは中央政府から4名、ホーチミン市より1名のご来賓がありとても豪華な顔ぶれが揃う開会式となりました。
開会式のラストは打打打団による和太鼓パフォーマンス。
いよいよ今日からジャパンフェスティバル2015が開幕します。ホーチミン市にいらっしゃる方は是非訪問してみてはいかがでしょうか。日本商工会のチャリティーバザーも同時開催です。
ライター情報
aki
旅をするように生きていたい、そう思っていたら気づくとホーチミンにいました。本業の傍ら、ベトナム観光・生活情報ナビ、Samurai Cafe Saigonをやったりしています。ベトナム・ホーチミンから、日本とは一味違うベトナムの日常をお届けします。