ホーチミン1区にあるヒンドゥー教寺院「スリ・タンディ・ユッタ・パニ寺院」「スリ・マリアマン寺院」に行ってみよう
更新日:2017年11月3日 (取材日:2017年9月29日) / ライター: Saya
ベトナムに住んでいる人々の80%は仏教徒です。残りの20%にキリスト教徒、イスラム教徒、ヒンドゥー教徒と少数派の宗教徒が含まれます。ホーチミン市内には、訪れてほしい魅力的なヒンドゥー教寺院があります。ひっそりとたたずむヒンドゥー教寺院ですが、日本では見かけることがほとんどないのでこの機会にぜひ訪れてみてください!
目次
ベンタイン市場すぐ!スリ・マリアマン寺院に行ってみよう
スリ・マリアマン寺院の由来
スリ・マリアマン寺院は19世紀、インドからやってきた商人の手によって建設されました。その後、20世紀にタミル人を祖先に持つ人々によって改築されました。かつて、ホーチミンに定住していたインド人は中国人の次に多かったのですが、ベトナム戦争後の1975年以降大多数がインドに帰ってしまいました。しかし、今でもたくさんの人々が毎日訪れています。
極彩色の外観
ヒンドゥー教寺院らしいカラフルな外壁がすぐに目に留まります。左右対称になっているようで、像のとっているポーズが少しずつ違います。多神教のヒンドゥー教ならではの外壁です。
赤い外壁に囲まれた入口は人の出入りが激しいので、すぐに見つかります。入口付近では、線香を購入することもできます。また、中に入る際は、靴を脱ぎます。
寺院の中央にある祭壇
入ってすぐの中央の大きな祭壇の奥に、女神のマリアマンが飾られています。南インドの地母神であるマリアマンは、病気を治してくれる神様といわれていて、多くの人が家族の病気が治るようにお祈りに来るそうです。祭壇に祭壇の前のお供え物のほとんどがサラダ油とココナッツでした。
壁にあるたくさんの神様の像
多神教ならではで、神様がたくさん飾られていました。壁にたくさん飾られている像は、マリアマン像と同じ青色の像が多かったです。
人々が祈る壁
この壁は、真に誠実な人には声が聞こえるといわれています。声を聞こうと、たくさんの人が頭を壁にくっつけて祈っていました。
入り口付近にある獅子の像
参拝者は、お祈りをしたあと、この像の頭を撫でてのあと自分たちの体を撫でていました。ここにもココナッツがお供えされていました。
スポット情報
Mariamman Hindu Temple住所:45 Trương Định, Quận 1, TP.HCM
ホーチミン市1区の[エンターテイメント/宗教施設]
カラフルなタイルが特徴的なスリ・タンディ・ユッタ・パニ寺院
この寺院は、スリマリアマン寺院と比べて、観光客がかなり少なく、地元の人も少なめの印象でした。その分ゆっくりと見て回ることができます。また、タイルがカラフルで、スリマリアマン寺院より全体的に色鮮やかで、明るい印象でした。近くには、ホーチミン高島屋と雑貨屋さんのSaigon Kitschがあります。
ひっそりとたたずむ寺院
普通に歩いていたら、気づかないような黄色い壁で囲まれた寺院が、スリ・タンディ・ユッタ・パ二寺院です。ここも中に入るときは、靴を脱ぎます。
静まりかえっている寺院内
ほとんど人がおらず、静まり返っていました。この時は祭壇近くで女性がお祈りための準備やお供え物を並べたりしていました。壁には様々な神様の絵が飾られていました。
寺院内には、線香の良い香りが広がっていました。
有名なガネーシャ像の絵
日本でも有名なガネーシャの像の絵が飾られていました。ガネーシャは現世利益をもたらす神として、商売をする人に特に人気のある神様です。
かわいい柄のタイルの壁
壁にはかわいい柄のタイル壁があるのもこの寺院の特徴です。この壁の前で写真をとるのもおすすめです。この壁は日本発祥の大正時代に流行したエンボスタイルと言われています。
取材時は屋上の改修中で上に上がることはできませんでしたが、普段は屋上に上がれるそうです。
スポット情報
Sri Thendayuthapani Temple住所:66 Tôn Thất Thiệp, Quận 1, TP.HCM
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まとめ
いかがだったでしょうか。日本では、まず見かけることないヒンドゥー教寺院ですが、行ってみるとたくさんある神様の銅像や、カラフルな内装など新しい発見がたくさんあると思います。どちらの寺院も1区の観光スポットの周辺にあるのでぜひ訪れてみてください。
ライター情報
Saya
ベトナムで3ヵ月間インターンシップをしています。観光地として人気を集めてきているベトナムですが、雑貨やカフェだけじゃなくたくさんの魅力であふれています。ベトナムのすてきなところをたくさんを伝えていけたらなと思っています。短い間ですが、よろしくお願いいたします。