ホーチミンのチャイナタウン、チョロン地区に行ってみよう
更新日:2017年3月15日 / ライター: Keijiro Arakawa
日本にも横浜や神戸にチャイナタウンがあるように、世界の様々な国にチャイナタウンがあります。そして、ホーチミンにももちろんあります。ホーチミンのチャイナタウンことチョロン地区に行ってきました。(本記事は2015年取材時の情報です)
目次
チョロン
チョロンはホーチミン市在住中国人の多くが住んでいるチャイナタウンです。このチャイナタウンはチョロンと言われていますが、チョロンという名前の地区があるわけではないです。ベトナム語でチョロンは大市場(チョ=大きい、ロン=市場)という意味で、5区と6区のチャイナタウンをチョロンと呼んでいます。
18世紀後半、中部のグエン氏の台頭で、多くの華僑がこの、5・6地区に移住しだのがきっかけで、チョロン地区ができ始めた。使われている中国語は広東語で、街をあるけば、漢字の看板を掲げたお店がたくさん目に入ります。
中国文化満喫コース
コース
今回は、地球の歩きかたおすすめの中国文化満喫コースにを少しアレンジして、チョロンを観光します。
コースはビンタイ市場→サータイ市場→チャータム教会→布屋街→漢方薬屋街→天后街→サータイ市場です。
ビンタイ市場(2017年現在、年末まで改装工事のため閉鎖中)
ベンタイン市場からバイクを走らせること30分、チョロン地区のビンタイ市場につきます。
中に入ってみるとフロアガイドがあります。一つ一つのお店は小さいですが、お店の数が多すぎます。ブロックごとにより色が変わり、売られているものが異なります。
1階は生地・雑貨・食料品店が、2階は洋服・化粧品店が並んでいます。
お店が多いです。何か物を買おうとしても、どこの店で買うかで悩みそうです。
少し進んでいくとご飯やエリアがあります。メニューは通りにある出店と変わらなかったです。
1階の中央部には屋外スペースがあり、お墓があり、お線香が焚かれています。
QUACH DAM-THONG HIEPさんのお墓があります。
2階は1階に比べて、閉まっているお店が多かったです。
2階の階段付近は、吹き抜け担っています。2階を回ってみましたが、観光客の姿はなかったです。
サータイ市場
ビンタイ市場を歩いていくこと5分、先ほどの屋内市場とは違い、通りに市場が見えてきます。場所は、チャンフンダオ通りとグエンチャイ通りをつなぐ道にあります。
鶏をさばいているお店があったのですが、写真を撮ろうとたら怒られました。全体的に匂いがきつかったです。苦手な人は苦手かもしれません。
チャータム教会(フランシスコ・ザビエル教会)
1900年に作られた教会、チャータム教会。布屋街のすぐ近くにあり、クリーム色の外壁が目立ちます。建物自体はすぐ見つかるのですが、入り口がどこかわからず少し時間がかかりました。
教会の建物自体はカトリック様式ですが、それ以外の建築物はアジア様式です。教会の敷地面積に対する教会の建物が占める割合が大きいです。そのため、横写真を撮るのが難しかったです。
チョロン地区は人が多く賑やかでしたが、教会というのもあるのでしょうか、チャータム教会だけ人が少なく静かで、別世界にいる気がしました。
その静かな場所の真ん中に聖母マリア像が、そして教会には日本でも有名な宣教師フランシスコ・ザビエル像がありました。
どなたかの石碑が建物入り口付近にあります。
華僑とベトナム人が住んでいる地区なので、礼拝はベトナム語と中国語の両方で行わるそうです。建物内部の壁は薄い緑色で、この壁と外から差し込む光のせいか、中はすごい優しい空気に包まれています。
敷地内に幼稚園があります。土曜日午後にきたせいか、幼稚園児の姿が見られませんでした。
布屋街
チャータム教会を出て目の前の通りが、布生地が有名な布屋街です。どのお店も布を反物単位で売っているため、一つ一つの商品がすごい大きいです。
建物にお店ん数が多いですが、お店の仕切り壁などはなく、吹き抜けになっています。商品せある布生地の上にすわったり、布生地を地面に置いているなど、日本では信じられない光景です。
漢方薬屋街
布屋街をすこし出て、右に曲がると漢方薬街があります。漢方の臭いが強烈なので、すぐにわかります。
一番匂いが強烈だった場所です。The漢方薬という匂いです。どの漢方がどのような効用があるのかが気になります。手前のゴボウのような漢方は一体何に効くのでしょうか。
天后宮
そして最後に天后宮。天后宮では海の神様マーズゥーを祀っています。世界の華僑がいる国には、マーズゥーを祀っている天后宮があるそうです。
ベトナムでは紙幣に火をつけ、炉にお供えする習慣がありますが、この日は炉に火が点いていませんでした。
炉を囲むように建物は造られており、壁には石碑と絵画が並んでいます。
絵画はどこを描いたものなのかはわかりませんが、たくさん並んでいます。
中央で祀られているのが海の神様マーズゥーです。像の近くまで行けず、遠くからしか見れないのが残念です。
アンドン市場
西のビンタイ市場に対し、東にあるのがアンドン市場。ビンタイ市場に比べ、観光客は少なく、現地の人が多く、活気があります。漢字の看板が少なかったです。
全体的に、お店とお店の間にゆとりがあり、商品は整理されて置かれています。
靴は靴でも、子供の靴専用のお店です。種類がたくさんあり、どの靴を買うかですごい迷いそうです。
地下に行ってみると、食品売り場でした。郵便局もあったのですが、土曜の午後ということもあり、シャッターが下りていました。
行ってみて
ゆっくり回ったこともあり、全部で3時間ぐらいかかりました。区域が広すぎるため、歩きまわることになるので、水分補給はしっかりすることをお勧めします。僕らは途中で疲れて、ロッテリアで休憩しました。通りがたくさんあり、地図がなければ悩むと思うので、地図を使うことをお勧めします。