フーコック島の中心にある緑あふれるチャン渓流を散策しよう
更新日:2017年4月4日 (取材日:2017年2月18日) / ライター:
市内中心部から空港を超えて内陸へ走ること約30分。チャン渓流は、山岳地帯の湧き水が小川となって合流した渓流です。滝までは往復30分程で、観光客にも歩きやすいように整備され、緑豊かな歩道をのんびり散歩できます。
入場料は、大人1万ドン、子ども5千ドン。駐車場代は、車1万ドン、バイク2千ドンでした。タクシーで行く場合は、帰りのタクシーがつかまらない可能性もあるので、待っていてもらった方がよいかもしれません。
チャン渓流の入り口は写真撮影スポット
ゲート横のチケット売り場でチケットを買って入ると、まずはのんびりとした公園のような場所が広がっています。ベトナムらしいたくさんのオブジェが立ち並び、写真撮影スポットとなっています。
昔の人の生活を表しているのでしょうか。原始的な格好をした人たちが、狩りをしたり宴をしたりするオブジェが並んでいます。その中に紛れ込んで写真を撮ることができそうです。
所々にこの看板が立っています。この看板がチャン渓流・滝への道順を表しています。この看板にそって歩いてみましょう。
公園内を進んでいくと、なぜかわかりませんが、三蔵法師ご一行様のオブジェが登場。三蔵法師の後ろには、猪八戒と沙悟浄の姿もあります。
そして、ご一行の先頭はもちろん孫悟空です。公園内の大きな池を囲うように点在していました。
他にもコアラやトラ等動物等、たくさんのオブジェが並んでいます。中には、なぜここに?と思うような物もありますが、それがベトナムのおもしろいところです。ぜひ写真を撮って楽しんでみてください。
歩き疲れたら木陰で休憩。所々に休憩所が設置されていて自由に使えます。写真のような木そのものを加工した高級感溢れる休憩スポットや、きのこ型の屋根の下にベンチがあるかわいらしい休憩スポット等もあります。売店もあるので、自然の中でのんびり森林浴をすることもできそうです。
川沿いを滝に向かって歩いてみよう(乾季編)
公園を抜けると、木々の間の細い歩道を登って滝まで向かいます。観光客にも歩きやすいよう舗装されていますが、木の根っこやでこぼこした石の道もあるので注意しましょう。歩道は渓流に沿って作られているのですが、歩けどなかなか川らしき物が見えてこない…。そう思って登っていたら、そこは既に渓流のとのこと。今回2月中旬に訪れた時は乾季で水量が少なく、川にはちょろちょろ水が流れているかいないか、下流は水が全くありませんでした。川の水量は季節によって異なる為、川に水が流れていない時期もあるそうです。水量が多いときは滝になり大きな川となりますが、乾季は水がないので本来川となる道を歩けるという利点もあるかもしれませんね。
写真の石の道。本来は水が流れる川なのだそうです。乾季に訪れた為、川の水が全くなく、本来川である場所を歩くことができました。ただ、渓流を見に行ったのに、川がないというのは驚きでした。
心地よい木立の中を10分程登っていくと滝に着きます。乾季のため、水量が少なく滝の迫力はありませんでしたが、水は澄んでいてとてもきれいでした。この滝壺で水着で泳いでいる観光客もいました。海で遊ぶのに飽きたら、山の中の滝や川で楽しむのもいいかもしれませんね。
川沿いを滝に向かって歩いてみよう(雨季編)
ちなみに、雨季のチャン渓流の様子がこちら。
12月中旬に訪れた際には、川に水が流れていました。観光客も多くいます。
川の横で涼しい風を感じながら休憩やピクニックを楽しむこともできそうですね。
やはり滝も水量が多い方が迫力があります。滝壺で泳いだり滝に打たれることもできそうです。
乾季は水量が少なく滝の迫力はありませんでしたが、森の中の心地よい風と木漏れ日で森林浴を楽しむことが出来ました。季節によって様々な姿を見せてくれる大自然。都会の賑やかさに疲れたら、ぜひ立ち寄ってみてください。緑豊かな渓流ときれいな空気の中で、心身リフレッシュできることと思います。