ホーチミンで名刺・ポスターなどの印刷物を作る方法

更新日:2013年10月7日 / ライター：ベトナム生活・観光情報ナビ編集部

企業活動

ビジネスをするにあたって必要なのが名刺。名刺だけではなく、チラシやポイントカードなど様々な印刷物が必要になってきます。日本ではいつもの名刺業者に頼んでいたこの業務もベトナムでは自分で業者を見つけないといけません。デザインを印刷業者にお願いすることもできるのですが、デザインは自前で作成して印刷所に持ち込む方法が自分が望むものを手に入れられるので、この記事では印刷会社への名刺発注の方法を解説します。なお、配布資料などの通常印刷をその場で行う方法についても本ページ下部にあります。

1 名刺やパンフレットなどの印刷
2 ポスターや配布資料のオンデマンド印刷

名刺やパンフレットなどの印刷

名刺やパンフレットなど、普通のプリンター用紙ではなく光沢紙や厚紙に印刷をする場合はどうしても印刷所に持ち込む必要が出てきます。今回紹介するお店では3日ほどで印刷物を仕上げてくれます。。もちろん名刺サイズ以外にA4やA5サイズ、ポスターサイズなども対応可能です。

発注前の準備

当然ながらデザインを作成する必要があります。名刺のサイズは日本と同じ91×55mmです。データは印刷所ではIllustratorで加工しますので、Illustratorで開ける形式で作成してください。具体的には、ai, psd, eps, pdfといったデータ形式になります。一般的な画像ファイルでもできないことはないのですが、印刷が綺麗に仕上がりません。
データはUSBメモリに入れて印刷所に持ち込みます。印刷所のPCは日本語版OSではないため、フォルダ名やファイル名は英語又はローマ字にしておきましょう。また、フォントはアウトライン化するなど日本語のフォントがなくても表示できるようにしておきましょう。

印刷所に持ち込もう

慣れた手つきで印刷指示書を作成してくれます。

印刷所に到着すると沢山の端末が並んでおり、各端末には専属のスタッフがついています。このスタッフにUSBメモリを渡し、ファイルを開いてもらいます。

印刷するファイルを指定するとスタッフが慣れた手つきで印刷の指示書を作成します。ここで枚数を確認されるので、「500枚」などと答えましょう。左右に裏表のイメージを並べて白黒でA4にプリントしたものです。確認を求められますので、文字の間違いがないかもう一度確認してからOKであれば名前、住所、電話番号を書き、サインをします。

スタッフの方は日本語が読めないため、2枚の名刺を作成するときなど、裏表はきちんとあっているか、2人分の名刺が裏表として発注されていないかなど注意深くチェックしましょう。ここで紹介しているお店の場合左右に並べられたものは裏表です。

サインの後は奥のカウンターで料金を支払います。ここで紹介しているお店では500枚115,000ドン(約500円)です。その後、領収書券引換券を渡されます。完成日も引換券に記載されていますが、大体3~4営業日後です。手持ちのお金が少ない場合は半額以上先払いすれば残りは後払いにしてもらうこともできます。

完成品の受領

壁の棚には完成した引取待ちの名刺が並んでいます。

完成日以降にお店に行き、引換券を渡すと完成した名刺(又は印刷物)を受け取れます。完成した名刺はお店の棚に置かれているので他の発注者のものも見ることができますが、いつ行っても沢山の名刺があります。

A4サイズのチラシ印刷物もよく目にします。袋などはもらえない場合が多いので持参することをおすすめします。

今回利用したお店

今回利用したお店は1区にあるSong Taoというところです。小さなローカルの印刷所ですが、お勧めです。

ソンタオ(SONG TAO)

住所:23 Trịnh Văn Cấn, Quận 1, TP.HCM

評価: (4 = 4pt / 1人)

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ポスターや配布資料のオンデマンド印刷

ホーチミンで何かを印刷したいけど周りにプリンタがない！という時や、大量に出力したいけどホチキスが大変、という時は印刷所で印刷をお願いすると良いでしょう。A0等の大判印刷も対応しています。印刷所へUSBメモリなどでデータを持込み、スタッフに枚数や印刷方法(集約や両面など)を指示するとその場で印刷をしてくれます。1部ごとのホチキスなども行なってくれます。店員さんの英語は片言ですが、発注は特に問題ありませんでした。また、パワーポイントなどの集約などでうまく伝わらない場合は指示をするのではなく、自分でやらせてもらったほうがいいかもしれません。日本語のフォント入っていないので事前にPDF等のデータで持ち込むのが安心です。