ハノイ観光には欠かせない、街歩きの中心エリアにたたずむハノイ大教会
更新日:2016年7月28日 (取材日:2016年7月25日) / ライター: ベトナム生活・観光情報ナビ編集部
ハノイ旧市街の観光スポットといえばホアンキエム湖、そしてここハノイ大教会。最近、ショッピングスポットとしても人気のエリア。今回はそんなエリアの中心、歴史的な趣の残る、ハノイで最も大きな教会、ハノイ大教会(Nhà thờ Lớn Hà Nội)に行ってきました!
ハノイ大教会周辺エリア
「ハノイ大教会、観光マップでよく目にするけど実際どんなエリアなの?」と疑問に思う方がいらっしゃると思います。ハノイ大教会周辺エリアは、最近旅行者からも注目されているショッピングスポットでもあります。
教会の前を走るニャートー通り、リークオックス通り、ニャーチュン通りをはじめ、それらと交差するハンガイ通りやハンチュン通りなど、教会から300~400m圏内、歩きでも十分まわれる範囲にレストランやカフェ、雑貨、お土産もの屋さんなどオシャレなお店が並んでいます。
観光客に人気なスポット、ホアンキエム湖からも近いこともあり、旅行に来たらぜひ訪れてみてほしいエリアです。ショッピングを楽しみつつも、歴史的な建築を見て街の歴史を感じることができる、まさに一石二鳥の観光スポットが、このハノイ大教会周辺のエリアなのです!
ハノイ大教会の敷地内の様子
観光客も多く訪れる、歴史的な建築が魅力的なハノイ大教会。実際どんな教会なのか、気になりますよね。さっそく教会をのぞいてみました!
こちらがハノイ大教会の外観。重圧感のある教会と聖母マリア像が、道路側を正面にして建っています。マリア像周辺が広場になっており、そこで記念撮影をしている観光客も数人ほどいました。
こちらが聖母マリア像です。イエスを抱いて十字架を持っています。後ろの教会とマッチしてなかなか迫力がありますね。銅像の台座には、「REGINA PACIS(平和の聖母)」と書かれています。
こちらが広場に面した正面入り口になります。ミサが行われている時間以外はこちらの正面扉は閉められており、建物の裏手に回った横の入り口から入場することになります。ドアにも装飾が施されており、ステンドグラスが埋め込まれていました。
仏教寺院の跡地に建立されたというハノイ大教会。建立されたのは1886年で、今から130年前。外壁は白と黒の石材を使って建てられたそうですが、今ではカビやホコリなどで汚れて黒ずみ、重厚感を感じます。
1900年初頭に改築され、その時にふたつの尖塔を有するネオゴシック様式(現在の様式)に改築されたそうです。左の塔には大きな鐘が1つ、右の塔には小さな鐘が4つ設置されています。
教会の右手と左手に門があり、通常左手の門が空いています。ミサ以外の時間は正面入り口が空いていないため、左側の門から入って建物の横にまわりましょう。
入り口のボードにはミサの時間と開館時間が書いてあります。
開館時間は5:00~11:30, 14:00~19:00。
ミサは月~金の5:30, 18:15、土の5:30, 18:00、日の5:00, 7:00, 9:00, 11:00, 16:00, 18:00, 20:00におこなわれているようです。
門を入ってすぐのところに、沢山のシクロが停まっています。観光者が多ためでしょうか。シクロで観光する旅行客もおり、時間があればシクロで観光するのも良いかもしれませんね。
敷地内には大人から子供まで、地元に住んでいると思われる人たちが、新聞を読んだりお喋りをしたりして自由に過ごす姿が見られました。
教会の側面にいくつか出入り口があり、ミサの時間以外もそこから教会にに入ることができます。階段を上り、こちらの入り口から建物の中に入ってみました。
ハノイ大教会の内部
建物内はなかなか広く、高い天井と美しい装飾、ステンドグラスに息をのみます。中はお祈りをしている人もおり、静かです。
窓にはステンドグラス、柱には絵画が掛けられています。絵画には、イエスの「受難物語」が全14枚で描かれています。
ステンドグラスは教会の多くの窓に埋め込まれています。窓から差し込む光がステンドグラスを通して、とても美しいです。
ステンドグラスも一枚一枚描かれている絵は異なります。
ピンクや黄色といった明るい色のステンドグラスもとても美しいですね。
教会で使われているこのステンドグラスは、イタリアのベネチアから輸入されたものだそうです。
そしてこちらが教会正面の祭壇です。中央の像は「聖ヨセフの像」で、幼きイエスを抱いています。ハノイ大教会は、別名「セント・ジョセフ(聖ヨセフ)教会」とも呼ばれていますが、その名前もここから来たそうです。
後ろに広がるステンドグラスとの調和がとても美しく、壮観です。
中央の祭壇から向かって右側、左側にも小さめの祭壇がありました。
正面入り口の扉の上に埋め込まれたステンドグラスもとても美しいです。
敷地内のその他の見どころ
ハノイ大教会の建物内はもちろん、敷地ににも見どころがいくつかあります。
こちらは教会裏手の壁画です。イエスの誕生を祝う東方三博士が描かれています。
こちらは教会右手にある壁画です。イエスとたくさんの人々が描かれています。
教会のすぐ左側にまたさらに一つ門があり、そこを入ると神学校や礼拝堂、聖職者の宿舎などがあります。大教会の横門は閉まっていることがあり、ニャーチュン通りの40番から入ることができるそうです。一般には公開されていませんが、神学校など敷地内を歩くことはできます。
いかがだったでしょうか?歴史的な建物や芸術の美しさを堪能しつつ、ひと休みしたらショッピングにもすぐ繰り出せるこのハノイ大教会。ぜひ観光の際には訪れてみてくださいね。
Nhà thờ chính tòa Thánh Giuse(ハノイ大教会)住所:40 Nhà Chung, Quận Hoàn Kiếm, Hà Nội
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ベトナム生活・観光情報ナビ編集部
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