ハノイに行ったら必見!蓮花台とも呼ばれるベトナムの象徴的な建物「一柱寺」
更新日:2016年9月26日 (取材日:2016年8月5日) / ライター: ベトナム生活・観光情報ナビ編集部
ハノイの中でも異彩を放つ見どころの一つにホーチミン廟があります。ベトナムの民族的英雄であるホーチミン主席の遺体が安置されている場所で、観光者で立ち寄る方も多いのではないでしょうか。
そんなホーチミン廟から歩いてすぐのところに、地元の人々と観光者でにぎわうエリアがあります。今回はそんなホーチミン廟近くの一柱寺を紹介します!
延祐寺の楼閣 ユニークな外観の歴史的建造物「一柱寺」
ホーチミン廟のある広場から歩いて5分ほどの所に、観光客で賑わうエリアがあります、それがこの一柱寺のあるエリア。すぐ近くにホーチミン博物館もあります。訪れたのは平日午後だというのになかなか人が多いです。
一柱寺
敷地内にすぐ見えるのがこちら、一柱寺です。1つの柱の上に仏堂をのせたユニークな形からこの名前で呼ばれるようになったそうです。創建は1049年。李朝のリー・タイ・トン(太宗)が建立した延祐寺内の楼閣で、「一柱寺」というのは、俗称だそうです。
跡継ぎがなかなか生まれなかった太宗。ある晩、蓮華の上で子供を抱いた観音菩薩の夢を見てから間もなくして子供を授かり、その感謝の念で蓮の花に見立てたこの寺を建立したのだとか。
仏堂に続く階段の手前にお供え物やお線香が沢山並べられていました。ベトナム人の方が多くお祈りしており、屋外とはいえ厳かな雰囲気でした。
仏堂へは階段を上っていきます。仏堂の前で手を合わせてお祈りする人の姿が見られました。
一柱寺の柱は高さが4メートル、直径が1.2メートル。仏堂の下に広がる沼には、睡蓮が植わっているそうです。
仏堂の中には金色をした8本手の観音像が鎮座しています。後光が華やかに輝いていました。
延祐寺本堂
紹介してきた一柱寺ですが「一柱寺」というのは俗称。一柱寺は延祐寺内の楼閣で、延祐寺の本堂はまた別にあります。
こちらの黄色い「三関門」をくぐると目の前に本堂があります。
こちらが延祐寺の本堂です。一柱寺の南向かいに位置します。壁に囲まれて敷地は中庭のようになっています。こちらの正面入り口から本堂内に入ります。
本堂を入ってすぐのところに沢山のお供え物とお線香、そしてお祈りする人々が。天井から下がる飾り物や壁、置き物に描かれた模様や文字がとても華やかです。
木魚とマイクも用意されていました。熱心に祈りをささげるベトナム人の方々がとても多い、という印象でした。
奥の方まで様々な像とお供え物が並び、一番奥には金色に光る像が壇上に並んでいました。
熱心な地元の方が通われているようなので、できるだけ邪魔にならないように見学するようにしましょう。
本堂を出て一柱寺のすぐ裏手に菩提樹が植わっています。こちらは、1958年にインドのラージェーンドラ・プラサード大統領から贈られたもので、ホーチミンが首相在任中にインドを訪問した際の記念の菩提樹だそうです。
ホーチミン廟やホーチミンの家などを訪れた際、時間に余裕があれば、ぜひ一柱寺も訪れてみてくださいね。
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Chùa Một Cột (一柱寺)
住所:Đội Cấn, Quận Ba Đình, Hà Nội
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ベトナム生活・観光情報ナビ編集部
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