JBAH(ホーチミン市日本商工会)によるベトナムの恵まれない人たちへの支援活動の紹介
更新日:2016年3月21日 (取材日:2016年3月11日) / ライター: ベトナム生活・観光情報ナビ編集部
前回「JBAH(ホーチミン市日本商工会)社会貢献委員会インタビュー」という記事でジャパン・フェスティバルにおけるチャリティーバザーについてお伝えいたしました。今回もJBAHによる社会貢献活動について紹介します。
ホーチミン日本商工会(JBAH)は、3月9日(水)と11日(金)に、本年度の社会貢献活動の一環として、2つの施設への援助物資の贈呈式を行いました。JBAHでは毎年、ベトナムの恵まれない人たちへの支援活動を行っており、一年間の活動の中で集められた寄付金や援助物資を、年度末のこの時期に贈呈するのが恒例の行事となっています。本年度は、次の2箇所の施設が支援対象先として選ばれました。
ホーチミン市内の老人施設への物資贈呈
1つ目は、ホーチミン市8区にあるLam Quang寺(301 Ben Binh Dong St., Ward 14, Dist.8, HCMC)。ここは、「ベトちゃん・ドクちゃん」として日本でも知られているグエン・ドクさんが支援をしている施設の1つ。「日本とゆかりのあるドクさんの活動を、日本企業の集合体である商工会としても応援したい」ということで選ばれました。同寺は尼寺で、18名の尼僧が50歳〜99歳の女性、約150名の世話をしています。ここに清潔なガーゼ(200枚)、医薬品など、生活必需品をJBAHから寄贈しました。
9日に行われた贈呈式は、ドクさん、JBAH坂上勉会長をはじめ
ビンズン省の孤児院への物資贈呈
2つ目は、ホーチミン市に隣接するビンズン省にあるQue Huong Charity Center(61/23 ĐT 743 Street, Tân Long Hamlet, Tan Dong Hiep Ward, Di An District, Binh Duong Province)。こちらは2001年に設立された孤児院で、現在、約350人の孤児が生活しています。職員は全部で54名。施設内に幼稚園と小学校も開設されており、子供たちが将来、自立できるように教育も行われています。
こちらには、子供たちが勉強に使うコンピュータ12台、洗濯機8台、乾燥機6台、お米3500キロ、エースコックベトナム社から提供されたイ
JBAHの社会貢献活動について
坂上会長は、
我々日本企業、そこで働く日本人社員とその家族たちは、ベトナムで事業・生活をさせて頂いていることに、いつも感謝をしています。その気持を形にしたのが、この社会貢献活動です。『ベトナム社会への貢献』は、JBAHの活動の柱の1つとして、これまで20年間続けてきました。JBAHとしては、単にお金を渡すだけではなく、我々自身が支援先の人たちと触れ合うことが大切だと考えています。今後も、ベトナムと日本は、共存共栄していくパートナーでありたい
と語ってくれました。
JBAHでは、これら2つの施設へ援助物資を贈呈するだけでなく、スキルアップを目指す日本語教師への支援活動も、2015年度から行っています。こういった社会貢献活動に拠出されたお金は、1995年からの20年間で「正確な記録は残っていないが、1億円近い額になるのではないか」(JBAH事務局)とのことです。
ホーチミン日本商工会による社会貢献活動は今後も続けられていく予定です。
ライター情報
ベトナム生活・観光情報ナビ編集部
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