ディエンビエンフーの戦いの地となった「A1の丘」を訪れる
更新日:2016年5月30日 (取材日:2015年10月20日) / ライター: aki
ディエンビエンフーの戦いの中心地となった「A1の丘」。戦いの地となった丘には他にもあり、番号が振られているのですが、その中で一番有名なのがここ。ディエンビエンフーの戦いの様子を今に伝える貴重な遺跡です。
A1の丘に入る前に資料館を見学
丘の入り口には小さな資料館があります。この資料館では当時の写真や使われた兵器などが展示されています。
激戦地なったA1の丘を歩く
A1の丘は今は草木が生い茂るとても静かな丘です。
ベトナム軍が使ったというトンネル。このようなトンネルを使ってフランス軍の拠点を地下から爆撃したそうです。
丘は観光地化されて今は遊歩道もありますが、当時を物語る塹壕や有刺鉄線がいたるところに。
戦死した方4名のお墓。
ベトナム軍が爆発させた960kg爆弾の爆撃によってできた大きなすり鉢状の穴。地下からこんな爆弾を仕掛けられたらひとたまりもないですね。
まさにここが戦いの地となったことを表す碑。今は見晴らしの良い気持ちの良い丘となっていて平和の素晴らしさを実感します
ベトナム・フランス両軍の兵器
丘の南西にはベトナム・フランス両軍が使用した兵器が置かれています。
こちらはフランス軍が使用した戦車。
ベトナム軍の高射砲。武器的に不利なベトナム軍が勝利したというメッセージが受け取れます。
ディエンビエンフーの市街地からほど近く、博物館の向かいにあるA1の丘はディエンビエンフーに訪れたら是非訪れておきたいスポットです。
ライター情報
aki
旅をするように生きていたい、そう思っていたら気づくとホーチミンにいました。本業の傍ら、ベトナム観光・生活情報ナビ、Samurai Cafe Saigonをやったりしています。ベトナム・ホーチミンから、日本とは一味違うベトナムの日常をお届けします。