ベトナム・ホーチミンで働く日本人~貿易会社で働くAさん~

ベトナム・ホーチミンで働く日本人~貿易会社で働くAさん~

更新日:2017年10月25日 (取材日:2017年8月30日) / ライター: JAC Recruitment Vietnam

今回は海外転職を経てベトナムで特殊機械輸入をされているAさんにインタビューしてきました。11年前に海外転職を経験し、3カ国でお仕事をされてきた経歴について詳しくお話をお伺いしました!

絶対に良い機械だという確信

A氏(右)とお客様(左)

A氏(右)とお客様(左)

現在のお仕事について聞かせてください。

私は液体にウルトラファインバブル(通称ナノバブル)と言われる極小な泡を発生させ、
これから様々な使用用途が広がってくるであろう機械を販売する会社を経営しています。この機械は一般家庭から飲食店、病院などをはじめ食品加工や農業に至るまであらゆる分野に多く使われています。現在は医療分野にも研究が進み将来的に10兆円規模の市場があると見込まれています。

お仕事をされていて嬉しいことはありますか。

製品を買っていただいたお客様が口コミで広げてくださって、また新しいお客様をご紹介してくださることがあります。やはり、お勧めしてくださるということは良い製品だったという証拠になるので嬉しいですね。

夢の海外転職への長い道のり

A氏(左)とお客様(右)

A氏(左)とお客様(右)

今までのご経歴について

実家がクリーニング屋を営んでおり高校を卒業してから、跡継ぎとして働いていましたが、29歳のときに海外転職を希望し辞めました。その時の私は資格も何も持っていなかったので調理師免許を取れば海外で働けると思い、調理師免許を取得して、日本の飲食店で6年間働きました。その後シンガポールの飲食店で働く機会を頂き、海外転職の夢を叶えることが出来ました。しかし、シンガポールの飲食店は1年半で辞めてしまい、友人の中古車輸出業を手伝っていたのですが、肌に合わず、日本に住んでいた時から知っていた、現在販売をしている特殊機械の販売を始めました。シンガポールで3年ほど販売業を行いましたが売上は振いませんでした。マレーシアに新規代理店を開拓したことを機に代理店が5店舗に増え、売上を作ることが出来ました。

なぜベトナムに来られたのですか?

マレーシアでは代理店のオーナーに雇われるという形で機械について、販売のポイントを教えるマネージャーとして働いていましたが、オーナーの本業が忙しくなり販売の仕事を続けることが難しくなりました。そこで、タイのバンコクで事業を始めようと思っていたところ、この機械に興味を持ったベトナムにいる知人が、知り合いを連れて話を聞きに来てくれて商品販売に至りました。その経験からベトナムで売れるかもしれないと思い、ベトナムで事業を始めることに決めました。

シンガポールでの海外転職はいかがでしたか?

私は海外で働く事が自分の目標になっていたので、シンガポールで働く事で夢が叶ってしまい、その後なかなか目標が作れずにいました。私は海外で働くために調理師の免許を取って飲食店で働いていたので、自分のお店を出したいなどの気持ちはなく、上手くいきませんでした。

なぜ海外転職したいと思われたのですか?

海外転職に興味を持ったのは、20代前半にあるきっかけからスペイン旅行に行ったことです。それまで全く海外に興味が無かったのですが、すっかり夢中になりました。それからというもの、一年に一回ほど海外旅行に訪れ、その度に海外への憧れが強くなっていきました。20代後半の頃、知人にベトナムが面白いと教えてもらい、バックパッカーとしてベトナムをバスで縦断しました。当時と今のベトナムは何もかもが違って高層ビルや舗装された道路もなく、バイクと自転車ばかりで車はほとんど走っていませんでした。その頃と比べると今のベトナムは全てが変わってしまいましたね。

「感謝の気持ち」を忘れてはいけない

商品を持つお客様

商品を持つお客様

これからの夢や目標はありますか

無いですね。機械が売れて欲しいという気持ちはありますが、それよりもご購入いただいたお客様に「買ってよかった」と言っていただきたいです。昔は目標を持ってがむしゃらに将来に向けて努力した時期もあります。現在ある程度の目標や夢もありますが、「その時その時に起こる事に対して感謝しながら生きていく」ことを大切にしています。お客様や今まで支えてきて下さった方々に感謝の気持ちは忘れないようにしようと思っています。そんなことから会社名を Arigatou Co.,Ltd.にしました。

これから転職される方にメッセージをお願いします。

挑戦するか、しないかはその人の人生ですが、できれば挑戦してみて欲しいと思います。特に若い方はまだまだ可能性や未知の能力が沢山ありますから、是非チャレンジして欲しいです。私も転職する際には周りの反対もありましたが、挑戦してよかったと思っています。私は行き当たりばったりの人生でしたが、やりたい事をやって来た自負はあります。死ぬ前に「やり残した事はないか?」と自問した時「やりたい事はやった」と言える人生を送りたいです。Life is all up to you!

インタビューの感想

とてもお話ししやすく、優しさが滲み出ている方でした。常に周りの人や物に感謝を忘れないという日頃忘れてしまいがちな当たり前のものに感謝の気持ちを持てる素敵な方でした。私もそんな素敵な社会人になって夢を叶えていきたいと思わせられる方でした。

お忙しい中、お時間を割いて頂いたA様には感謝申し上げます。

取材日 8月30日 中本綾香(JAC Recruitment Vietnam インターンシップ生)

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ライター情報

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JAC Recruitment Vietnam

JAC Recruitmentは1975年に英国ロンドンでスタートした人材紹介会社。JAC Recruitment Vietnamは2013年6月にホーチミンに設立、2015年7月にはハノイに進出。英国・アジア11カ国地域に広がる独自のグローバルネットワークと、東南アジアNo.1のノウハウを活かし、経験豊富なコンサルタントがベトナムにおける日本人の転職活動をサポートしています。ベトナムへの就職・転職をお考えの方はお気軽にご相談ください。ウェブサイト ブログ

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