ベトナム・ホーチミンで働く日本人インタビュー~ソフトバンクテレコム 工藤直毅さん~

ベトナム・ホーチミンで働く日本人インタビュー~ソフトバンクテレコム 工藤直毅さん~

更新日:2015年9月10日 (取材日:2015年8月26日) / ライター: 泊 和哉 - Tomari Kazuya - : JAC Recruitment Vietnam Co., Ltd.

今回取材をしたのはSoftBank Telecom Vietnamのセールスマネージャー、工藤直毅さんです!
友達の起業を手伝う目的でベトナムに来たのが始まりだという工藤さん。現在はベトナムで最も有名と言われる日本人バンドのベースを担当し、コンビニでサインを求められることもあるのだとか。そんな工藤さんの働き方について質問してみました。

工藤さん

工藤さん

譲れない部分とそうでない部分

工藤さん曰く、日本人が海外で働く際に譲れない部分と自分自身を変えないといけない部分が出てくるとのこと。
「先進国の日本からベトナムのような発展途上国に来ることは近視眼的にみるととても勇気がいることだけど、より先の未来を見通すと、わくわく感やこれから何か起こるかも知れないどきどき感に溢れている。そんなベトナムで働くとき、自分の中に譲れないものや考え方を持つことは大切だと思う。多くのベトナム人は良質な日本の技術や働き方を学びたがっている。一方で単一民族である日本人独特の「空気を読む文化」は国外では使えない。海外で仕事をするときにはそこを踏まえることが大切。」

色メガネが壊れる瞬間

「先進国にも途上国にもそれぞれあるものとないものがあり日本人がベトナムで働くにあたってそれまで作り上げてきた自分の色メガネ(常識)が壊れる瞬間が必ずある。それは「ツラい」という感情や「ストレス」となって自分に跳ね返ってきます。例えば、日本人は「ルール=守らないといけない」というところで思考が停止する。「変化がなく機械的な生活」。しかし発展途上のベトナムでは毎日が変化の連続でありそれぞれが臨機応変にやりくりしています。決められたルールから一歩抜けた、そこからが勝負の世界なのです。自分にとっての当たり前が壊される瞬間をストレスとして貯めるのではなく、なぜストレスになったのかを考えることが自分にとって成長する機会につながるのだと思う。」

日本人として持ち込んではいけない部分を切り離すには

「日本人が海外で働く際に変わらなきゃだめな部分ていうのは、もう現地に行ってもまれるしかないんじゃないかな。机上で変われるか、例えはベトナムの歴史みたいな本を読んで変われるかって言ったら変われないと思う。で、国民性っていうのも日本みたいにある程度成熟された社会の中では成長のレートはすごい低いんだけど、(ベトナムは)日に日にすごい角度で登ってる。でもそれは現地に行かなきゃわからないと思う。実際に感じた痛みとかストレスがこっちに来る一番の価値じゃないかな。」

工藤さんの働くソフトバンクテレコム

工藤さんの働くソフトバンクテレコム

海外に出て初めてわかる日本

日本を出なければ気づかない日本があり、違う国で働かないとわからない日本がある。それは、日本が暗いということ。特にベトナムなどのASEANの発展途上の国と比較するととてもわかりやすい。日々成長する発展途上国と先進国では国民の顔つきも違う。

「日本みたいに満員電車で疲れた顔して乗っているような人はいないよ。ベトナム人はみんな国が豊かになることを望んでいるし、日々成長しているからハッピーに働いている。日本みたいに年功序列はなく、頑張れば上に上がれるし給料もあがる。だからみんなウキウキして働いている。暗い中に生きているからわからないかもしれないけど外から見ると日本は超暗いよ」

一人でも多くのベトナム人を笑顔に

そんな工藤さんが日本からベトナムに持ち込んだものとは…
ずばり、「娯楽」です!具体的には、ベトナムで働く日本人の友達を誘ってバンドをやっているのだとか。2年前、ベトナムには娯楽があまりなく、お酒を飲むことしか楽しみがなくて、なにかしたいなと思い、たまたま友達数人が楽器を演奏できたのでバンドを結成することに。「日本人がベトナムに来る意味を考えたときに、現地に貢献することだと思った。ベトナムで働かせてもらっている自分たちが恩返しの意味も含めてベトナム人に楽しんでもらえるようなことがしたかった」と語る工藤さん。日本の文化である漫画のコスプレでアニソンを披露しており、現在ではホーチミン一、有名な日本人バンドと言われるまでに。ライブを開くと何千人という人が駆けつけ、工藤さんと話したいという理由で日本語を勉強しているベトナム人の若者もいるそうです!まさに10代のカリスマ!

最後に、「日本に生まれたことはラッキーなこと。でもそこに埋もれているのは勿体ない。ベトナムでは意図しない未来が開ける。日本にいたらできないことが容易にできる。そんなところがベトナムの魅力ではないか」と語ってくれました。

オフィスからの景色

オフィスからの景色

取材を終えて

取材前はとても緊張しましたが、工藤さんはそんな雰囲気も一瞬で和ませてくださる気さくでおもしろい方でした。発展途上で日々変わりゆくベトナムでの生活を楽しんでいらっしゃる様子がインタビューをしていて強く伝わってきました。ストレスは自分の成長機会であるという考え方は海外生活のみならず、日常のあらゆる場面で使えるのではないでしょうか。他にも今回の記事には書ききれない深いお話や、ここには書けないような面白エピソードをはなしていただきました。機会があればバンドのライブも拝見させていただきたいです!

取材:佐久間仁美(JAC Recruitment Vietnam インターンシップ生)

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ライター情報

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泊 和哉 - Tomari Kazuya - : JAC Recruitment Vietnam Co., Ltd.

大学卒業後、株式会社ジェイエイシー ジャパンに入社。日本(大阪)3年、シンガポール7年の勤務を経て2013年よりベトナムに。これまでに2000名を超える海外就職希望者との面談実績を持ち、日本人以外では主に製造業界におけるミドル~エグゼクティブ領域を担当し、幅広い国籍のご登録者への転職サポート経験あり。プライベートでは2児の父。シンガポールでの出産立会いと育児経験を持ち、現在も海外子育てをエンジョイ中。

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