ベトナム・ホーチミンで働く日本人~奥山智春さん~

ベトナム・ホーチミンで働く日本人~奥山智春さん~

更新日:2017年11月1日 (取材日:2017年8月31日) / ライター: JAC Recruitment Vietnam

WEBデザイン専門学校卒業後、OLからWEBデザイナーへ転身。美容系メーカー勤務を経て、2010年株式会社RAZONAに転職された奥山智春さん。現在なぜベトナムにいらっしゃるのか、今後どのような活動をされるのかなどお話をお伺いしてきました。

共に働き気づくこと

会社の席での一枚

会社の席での一枚

現在どのようなお仕事をされていらっしゃいますか?

ベトナムには4ヵ月ほど前に来ましたが、RAZONA VIETNAMでは、東京での業務内容と大きく変わりはなく、WEBプロデューサーとして、WEBサイトやアプリのデザインや開発などを行っています。

ベトナムでお仕事をされる際に苦労されたことなどありますか?

1つ目は、言語ですね。東京で働いていたときから、ベトナムオフィスのメンバーとは、テキストメッセージを通じて、英語でのやりとりをしていました。しかし会話となると、お互いに第二言語ですので、スムーズなやりとりをするためには、英語力はもちろんですが、コミュニケーション能力も必要となってきますので苦労しました。2つ目に、働き方の違いですね。職業柄、東京ではどうしても残業することが多く、定時後に仕事が発生する事もあります。ベトナムでは仕事が終ったあとは帰宅して、家族との時間を過ごすことが当たり前の文化なので、基本的にはみんな定時ぴったりに退社します。どうしても仕事を依頼しなくてはならないときは、お願いすることもありますが、そういった点で日本とベトナムの働き方の違いを感じますね。

ベトナムで働く良さはありますか?

東京で仕事をしていたとき、ベトナムオフィスのメンバーとのコミュニケーションは、基本的にはテキストメッセージだったので、相手の表情などがわからないため、お互いの意図や感情がうまく伝わらないこともありました。しかし、一緒に働くことで、東京からの依頼や要望に、真摯に対応してくれようとする姿が見えますし、わたしが困っているときには、たくさんのメンバーの協力で、ひとつのプロジェクトを完成させることできた、といったこともありました。距離が近くなったことで、言葉や文化の壁は関係なく、懸命に仕事に向き合っていることが、直接感じられる良さがありますね。

好きなことを原動力に

ベトナムオフィス初日に自己紹介した様子

ベトナムオフィス初日に自己紹介した様子

OLからWEBデザイナーに転身された経緯はなんですか?

初めの就職先では事務職をしていました。学生時代から物作りは好きだったのですが、WEBデザインを仕事にしようとは思っていませんでした。特に就きたい職業が決まっていなかったので、まずは社会人としての基礎的なことを習得しようと思い、メールの書き方や、ワード、エクセルなどを習得しながら、3年ほど勤めました。その後、もっとパソコンを活用して、デザインに関連した仕事に就きたいと思い、WEBデザインの学校へ通いました。WEBデザインの学校を卒業後に美容メーカーへ転職し、WEBデザイナーデビューを果たしました。

美容メーカーからRAZONAへ転職され、ベトナムで働くことになったきっかけはありましたか?

美容メーカーでのWEBデザイナーとしての仕事は、ECサイトの立ち上げ、WEBデザインから、店頭用のポップ作成など多岐にわたる仕事を全て一人で対応していました。その会社では2年程勤めましたが、WEBデザイナーとして初めての職場でしたので、沢山のことを学びましたね。それから、更にスキルアップがしたくて、制作に特化した会社に入りたいと思ったのが転職したきっかけです。RAZONAの東京本社では、はじめはWEBデザイナーとして2年、その後ディレクターへ転身して1年半ほどで、ディレクターチームのマネージャーを任せていただきました。入社してから7年間、常にステップアップすることができたと思います。そして、次のステップとしてベトナムへの転勤を希望しました。
私の変化する原動力はその時にやりたいこと、好きなことをすることですね。どんなに大変なことでも、時間がかかったとしても、「やりたい」と思っていることであれば、きっと最後までやり遂げることができると思います。これからも、どんどんステップアップしていきたいですね。

お休みの日はどのようなことをされていますか?

日本にいてもあまり変わらないのですが、よく海や海外旅行に行きます。一時期、一年近く海の近くでアルバイトをしていたこともありまして、マリンスポーツも好きですね。海外旅行は、行けるときには、年に何度か行っていて、大体、ビーチでのんびり過ごすことが多いです。ベトナムにはダナンやフーコックなど、とても素敵なビーチがたくさんありますし、食べ物も美味しくて、とても良い国だと思います。

海外経験を活かして

8月に社員でBBQへいったときの写真

8月に社員でBBQへいったときの写真

今後のビジョンはありますか?

これから2〜3年くらいはベトナムで仕事をする予定です。まだベトナムに来たばかりですので、具体的なビジョンは立っていないのですが、せっかく海外で仕事をするという経験をしていますので、それを活かして、何かおもしろいお仕事ができたらいいなとは考えています。

今後ベトナムで働こうとされている方にアドバイスをお願い致します。

これからベトナムは急激に近代化すると思うので、一度ぜひ来て頂きたいです。現在でも、高層ビルが建ち、高級車も沢山走っていますし、今後の発展が楽しみですね。ここ数年で、治安もかなり良くなっていると聞きますし、日本から来られている方もたくさんいらっしゃいます。なんと言っても、ベトナム人も日本食が大好きなので、手軽に日本食を食べることも出来ます。
また、ベトナム料理は出汁をとる文化があるので、日本料理と似て、とても優しい味です。日本人好みの味だと思いますので、食生活は困らないと思いますよ。

インタビューを終えて感想

仕事でいつも輝いている女性という印象の奥山智春さん。好きなこと、やりたいことなら大変な事もやり遂げ、乗り越えるとこんなにも輝くことができるということを学ぶことができました。また、今好きなことが見つからなくても、遠回りしたとしても良いというアドバイスに勇気づけられました。

お忙しい中お時間を割いて頂いた奥山さんに感謝申し上げます。

取材日:8月31日 來栖詩織(JAC Recruitment Vietnamインターンシップ生)

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ライター情報

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JAC Recruitment Vietnam

JAC Recruitmentは1975年に英国ロンドンでスタートした人材紹介会社。JAC Recruitment Vietnamは2013年6月にホーチミンに設立、2015年7月にはハノイに進出。英国・アジア11カ国地域に広がる独自のグローバルネットワークと、東南アジアNo.1のノウハウを活かし、経験豊富なコンサルタントがベトナムにおける日本人の転職活動をサポートしています。ベトナムへの就職・転職をお考えの方はお気軽にご相談ください。ウェブサイト ブログ

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