ベトナム・ホーチミンで働く日本人インタビュー~マイクロアドベトナム 十河さん~
更新日:2015年11月12日 (取材日:2015年8月27日) / ライター: 泊 和哉 - Tomari Kazuya - : JAC Recruitment Vietnam Co., Ltd.
今回取材させていただいたのはMicroAd Vietnamの十河宏輔さんです。
MicroAdとは、「広告プラットフォーム」を通してメディアと広告主の双方がメリットを得られるという、これまでにない広告ビジネスを展開している会社です。 インターネット広告の東南アジアNO.1ディスプレイ企業を目指しアジアのインターネット広告市場に大きな影響を与えています。香川県出身の28歳。2010年に新卒で入社後クライアント直接販売部署の立ち上げメンバーとして、新規クライアント開拓、運用、売上拡大を一括して担当。入社3年目でベトナム支店の立ち上げをされました。現在ベトナム、シンガポール、タイ、フィリピン、インドネシアの5カ国の事業責任者を務める十河さんにお話を伺いました。
アグレッシブな人たちと勝負がしたい
━現在のお仕事内容を教えてください?━
Webサイトのバナー広告を色んなメディアに配信していくという事業をしています。その事業を日本だけでなく海外でも展開を行っていて、僕は東南アジアをメインに担当しています。ここ3年くらいで5ヵ国のオフィスの立ち上げを行い事業展開を行っています。
━海外で働こうと思ったきっかけは何ですか?━
学生の頃から海外で働きたいなと思っていたんですよ。きっかけは学生時代にバックパッカーでインドに行った時。インドの人は僕個人に「ツアーをするからお金を頂戴」とビジネスをしてきてすごい商売っ気が強いなと思った。こんなアグレッシブな人たちと勝負がしたいと思って日本以外の国で通用する人材になろうと決めました。
━お仕事にやりがいを感じる時はどういう時ですか?━
結果が出たときがすごく嬉しくて、それは仕事に限らずスポーツや料理や何にでも共通して言える事だと思います。僕はビジネスマンである以上、仕事をする上で一番重要なのは結果を出すことだと思うので。
━休日の過ごし方を教えてください━
僕は仕事人間だから休日も仕事をしちゃう(笑)。社会人になってからプライベートと仕事の境のない人間になりましたね。もちろん遊びも好きなので飲みにも行きますし、美味しい物を食べに行ったりとかはします。ネットビジネスはインターネットさえあればどこでもできるのでメリハリはつけていますが、プライベートでも仕事をしちゃうタイプです。仕事をしているんだけど‘今仕事をしている’という感覚ではないのかもしれません。多分僕の会社の社員はみんなそうなんじゃないかなと思います。
ベトナムはポジティブ
━ベトナムの印象を教えてください━
僕はすごくポジティブな印象を持っています。何でかって言うと、1つはベトナム人ってよく働く人が多くて、若くて優秀な人が多いです。そういった方がこの会社へ入ってきてくれるのでビジネスがすごくよく回っていて、売り上げ利益共にすごく好調です。アジアって絶対伸びるし、もちろん今も伸びている。日本はどんどん人口も減っていて伸び続けるかって考えると解らないけど、中国にしろインドにしろ東南アジアだと人口もすごく伸びています。GDPの成長率も高く若い人が多いのでインターネット産業は伸びると僕は思っています。10年後を考えたときに東南アジアって間違いなく伸びる場所なので、こちらでビジネスをせず日本だけだと今後の成長が見込めないんじゃないかなと思いアジアにフォーカスをしています。
━海外から見る日本の印象は?━
僕は日本好きです。ただやっぱり海外に出て日本を見たときに、正直あまりポジティブな人はいないかなと思います。電車に乗っていても辛そうに感じるし疲れている人が多い。でもうちの会社の社員とかは、いきいきと働いていると感じます。日本人は凄く仕事も頑張りますし、ハードワーカーだけど‘また今日も残業だ’と結構ネガティブに感じます。ビジネスが上手くいっている会社はその分社員に対して色んな機会を与えれるので、若手が上に行く機会が多いと思います。そういう会社が増えれば日本にもっと希望や夢がある人が増えて、ポジティブな明るい印象になるのではないかと僕は思います。
━ベトナムでお仕事を考えている方にアドバイスをお願いします━
とにかくビビらないこと!ビビッてちゃなにも情報が入ってこない。たとえばベトナム人からご飯に誘われたけどビビって行かない。そうするとコミュニケーションが取れない。自分からアクションを起こしていかないと何も変われない。つまずくことは成長に繋がるし、自分を振り返る機会になる。ベトナムには可能性とチャンスがある、だからポジティブなマインドとビビらないことです。
取材を終えて
十河さんは若くして東南アジア5ヵ国の事業責任者を務めてらっしゃるだけあってお話を伺っていて凄く勢いのある方だなと感じました。十河さんのお話で一番心に残っている言葉は「ビビらない」という言葉です。この言葉は海外ではもちろん日本にいても大切にしていきたいと思う言葉です。私が十河さんにお話を伺ったのはベトナムに来て1週間経過した頃でした。この言葉に心を動かされ、「怖がらずにどんどんベトナムと国に飛び込んでいこう」と思うようになりました。それから1人で町を探索してみたり、お店で注文する時にベトナム語で話してみたり、どんどん好奇心が生まれました。何処の国でも何歳になってもこの言葉はずっとわたしの心に残る言葉で、自分が成長したいならば忘れてはいけない言葉だと思いました。十河さん貴重なお話有難うございました。
取材:村中美月(JAC Recruitment Vietnam インターンシップ生)
ライター情報
泊 和哉 - Tomari Kazuya - : JAC Recruitment Vietnam Co., Ltd.
大学卒業後、株式会社ジェイエイシー ジャパンに入社。日本(大阪)3年、シンガポール7年の勤務を経て2013年よりベトナムに。これまでに2000名を超える海外就職希望者との面談実績を持ち、日本人以外では主に製造業界におけるミドル~エグゼクティブ領域を担当し、幅広い国籍のご登録者への転職サポート経験あり。プライベートでは2児の父。シンガポールでの出産立会いと育児経験を持ち、現在も海外子育てをエンジョイ中。
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