ベトナム・ホーチミンで働く日本人~JAC Recruitment Vietnam 保阪愛さん~
更新日:2017年3月1日 / ライター: JAC Recruitment Vietnam
アメリカの大学卒業後、マレーシアでご主人と結婚され、ご主人と共にフィリピン、そしてベトナムへと移住してきた保阪愛さん。子育てをしながらJACリクルートメントで働いている日々についてインタビューを行いました。
目次
アメリカの大学に通っていたとお聞きしましたが、その経緯を教えてください。
もともと心理学を学びたいと考えていて、親の勧めもありその研究が進んでいるアメリカの大学に決めました。学費だけ親に払ってもらって、その他の生活費は自分でやりくりしていましたね。その頃は、英語力もなくて本当に苦労しました。でもそれが今に活かされていると思っています。卒業後は日本に戻ろうと思っていたので、日本で留学生を対象としたジョブフェアにいってそこで最初に勤めた会社に出会いました。
では、ベトナムにはどうして来られたのですか?
フィリピンにいた時に旦那の会社でベトナム拠点の立ち上げが決定して、転勤とともに来ました。大学卒業後に日本で就職し、その後他国にも住みましたが就職はしなかったので、海外ではじめて働いた国がここですね。でも海外生活期間が長く、最初は自分も働くつもりでマレーシアに行ったので、海外で働くことに特に抵抗はなかったです。
小さいお子さんがいて忙しいと思うのですが、子育てと仕事の両立はどうですか?
日本では子育てをしたことがないので比べることは難しいのですが、ベビーシッターさんを安く雇えるのにはとても助かっています。今、子どもをインターナショナルスクールの幼稚園に通わせていますが、日本では、インターナショナルスクールだと費用がとても高いことや、普通の保育園だと待機児童問題で入りづらいですよね。ベトナムには保育所がないんですが幼稚園で3時ごろまで預かってもらえて、その後ベビーシッターさんに面倒を見てもらっています。こういう環境のおかげで、気をかけることなく仕事に集中できていますよ。
日本での就業経験があったことで活かされたことは何ですか?また、持っておけばよかったと思うスキルがあれば教えてください。
大学卒業後は食品メーカーに就職して、マーケティング部で市場調査や営業事務などを担当していたこともあって、その時覚えたエクセルの知識は役に立ちましたね。パソコンが得意だと仕事の幅も増えると思います。あと、海外の企業は売り上げにつながるような人材を日本人に求めているので、それを満たすとなれば大抵の場合は営業職ということになるので、海外で働きたいのであれば、営業のスキルや経験は大切な気がしますね。ただやっぱりどんな職種でも日系企業であれば、日本の会社の働き方、日本人的な働き方は期待されると思うので、日本で一度は就業経験をつむべきだと思います。
日本に戻りたいと思うことや、戻る可能性はありますか?
戻りたいとは思いますよ。日本にいた時に、食品メーカーのあと、福祉系の仕事をしていました。その仕事がとても好きだったので、旦那は駐在員ではないから可能性は低いけど、もし転勤とかで日本に帰ることになればもう一度同じ仕事をしたいし、そのために帰りたい気持ちも少しあります。
今後、目指していきたいのはどういったところですか?
今は事務作業がメインで、直接会社の売り上げへの貢献は見えない職種ですが、工夫次第で陰ながら売り上げに繋げていくこともできると感じているので、そこをがんばっていきたいです。ただ、私の今のプライオリティは家庭なので、そこに支障が出ない範囲で、できる限りのことができればと考えています。
取材を終えて
お子さんも小さく、子育てと仕事の両立の大変さが伺えました。しかし、ベトナムの保育環境や会社の環境のよさが居心地のよい生活を生んでいると知ることができました。職場では事務の役割をこなす傍ら、社員の方と仲良く話されていて楽しく仕事をしているという印象を受けました。
保阪愛さん、お忙しい中貴重なお話をありがとうございました。