ベトナム・ハノイで働く日本人インタビュー~ハイランズコーヒーで働く吉村 宇紘さん~
更新日:2015年11月30日 (取材日:2015年11月1日) / ライター: aki
ハイランズコーヒーといえばベトナムで知らない人はいない大手のローカルコーヒーチェーン。ハノイでそのハイランズコーヒーでアルバイトをしている日本人がいると聞いてインタビューしてきました。その彼の名は吉村 宇紘、ベトナム国家大学ハノイ校で経済学を学ぶ留学生です。
ハイランズコーヒーで働くことになったきっかけ
留学生としてハノイに暮らす吉村さん、元々コーヒーが好きでよりベトナムの文化を知りたいということから家の近くのハイランズコーヒーに履歴書を持って訪問したそうです。ちょうど英語がわかるエリアマネージャーがいて、そのまま英語での面接となり、外国人の利用も多いホアンキエム湖北岸のお店での勤務を進められ、そのままアルバイトで働くことになったそうです。
現在はハイランズコーヒーのバーテンダーとして、各種ドリンクを提供、レジでの接客などを行っています。
日本とは違う!ハイランズコーヒーで働いて驚いたこと
アルバイトをしていて日本とは違うと思う点が多々あると語ってくれた吉村さん。彼が働いているお店は閉店が23時なのですが、30分ほど前にオーダーストップとなり、アルバイトのシフトも23時で終わりとなります。タイムカードもなく、勤怠管理はマネージャーの目視により行われているということもあり23時以降に働いていても残業代はなく、皆時間きっかりに帰路につくそうです。タイムカードがないというのは驚きで、なんとシフト表もマネージャーによる手書きだそうです。
こちらはドリンクマニュアル、もちろんすべてベトナム語で書かれています。このマニュアルを見ながら、マネージャーに英語で教えてもらいながら覚えていっているそうです。
そんな吉村さん、ベトナム語を学んでいるわけではないのでお客さんからベトナム語で話しかけられるときが一番困るそうで、お客さんも「えっ、外国人なの!?」とかなり驚かれるそうです。逆にガイドブックを読んでいる日本人のお客さんに日本語で話しかけられて驚かれることもしばしば。一番印象的な驚き方は「こんなことってありえるんだ!」とお客さんに言われたことだそうです。
ハイランズコーヒーの仕事について
市内中心にあるハイランズコーヒーであり、ホアンキエム湖沿岸の駐輪場が高いため歩いて10分ほどの駐輪場にバイクを停めて出勤。駐輪場代(月14万ドン)は会社が負担してくれるそうです。同僚はベトナム人の学生や主婦などほとんどが女性です。この辺り、日本のカフェとあまり変わらないのかもしれません。
制服のポロシャツが2枚支給されるのですが職場には更衣室やアルバイトのための部屋が無いためトイレで着替えることに。ベトナム人スタッフはほとんど制服を着てくるのでそのまま勤務に入ります。ちなみに気になる時給は16000ドン。
まだ働き始めてから1ヶ月(取材当時)、ベトナム人のマネージャーやスタッフから色々と教えてもらいながら仕事をしていました。しばらくするとリーダーとして他のスタッフを教育するようになることでしょう。
取材しての感想
ハノイのハイランズコーヒーで働く日本人がいると聞いて、早速取材を申し込んできました。ベトナムの有名コーヒーチェーンの裏側の話など、色々と興味深い話が聞けました。まだまだしばらくはハイランズコーヒーでのアルバイトを続けるそうなので、ハノイのハイランズコーヒーで「いらっしゃいませ」を聞けるかもしれません。
ライター情報
aki
旅をするように生きていたい、そう思っていたら気づくとホーチミンにいました。本業の傍ら、ベトナム観光・生活情報ナビ、Samurai Cafe Saigonをやったりしています。ベトナム・ホーチミンから、日本とは一味違うベトナムの日常をお届けします。