ベトナム・ホーチミンで働く日本人~Future Spirits Vietnam 新岡裕士さん~

ベトナム・ホーチミンで働く日本人~Future Spirits Vietnam 新岡裕士さん~

更新日:2019年2月26日 / ライター: JAC Recruitment Vietnam

今回はFuture Spirits Vietnamの新岡裕士さんにインタビューをしてきました。数々の海外勤務を経て、現在ゼネラルマネージャーとしてご活躍されている新岡さん。現在のお仕事や生活など様々なお話を伺ってきました。

高校生のころから海外への興味 

新岡様の今までのご経緯についてお聞かせください

大学時代は国際関係の学部に所属していたため、高校生の時進路を選ぶ時点で海外への興味は常にあったということになります。大学卒業後は就職し、東京で11年ほど勤務しました。2011年から2014年まで、中国の北京と上海で3年ほど海外赴任の機会に恵まれました。日本への帰任が決まった際、「3年ほど経済発展著しい中国、そして海外で仕事をした経験を引き続き活かしていきたい。」という気持ちが正直強くありました。その気持ちは日本に帰国後も変わらず持ち続けることになり、次はやはり成長著しい南アジアに身を置き自分自身もグローバルビジネスパーソンとしての一層の成長を目指す、というビジョンを掲げ転職を決意しました。転職活動を進める中で出会ったのが現在働いている会社で、マレーシア現地子会社を任せてもらうことになりました。その後、マレーシア赴任から1年後に会社としてベトナム進出を決めました。私としては、腰を据えてじっくりとマレーシアでのビジネスに専念したいという気持ちがありましたが、結果的に私がベトナムの立ち上げを担当することになりました。

オフィスにてデスクワークをされる新岡さん

マレーシアやその他の国と比べられてベトナムでの生活はいかがですか。

まず、先進国を目指して成長を続けている今このタイミングに、当地でビジネスができることに面白さと大きなやりがいを感じています。マレーシアのKLでは多民族国家として中国系の方やインド系、マレー系の方など様々な民族の方々が共存していました。ベトナムにも少数民族の方々がいらっしゃるのは存じていますが、私の住んでいるホーチミンでは比較的単一の人が住んでいます。それぞれの国で異なる特徴はありますよね。ベトナム生活でより特徴的に感じられるのが国民のエネルギーです。サッカーの国際試合の後の盛り上がりには目を見張るものがあります。バイクや人が道にあふれ、老若男女問わず国旗を振り声援を送る、そんな光景を見るとベトナムの熱気を肌で感じることができます。

新岡様の学生生活についてお聞かせください

大学時代は常に色々な輪の中心にいるようなタイプの学生でしたね。ただ、グループを引っ張っていくようなタイプではなく、グループや組織をしっかりと支え全体のバランスをとるようなタイプでした。それは今もあまり変わっていません。勉強は国際関係を専攻していました。当時の印象的なエピソードを挙げると、例えば本来一つしか履修できないゼミを二つ掛け持ちしていました。ゼミの登録期間中に行きたいゼミを1つに絞ることができず、ダメ元で教務課の先生に二つの掛け持ちを相談へ行くとあっさりと承諾してくれました。そういった「ダメ元」精神はずっと持っているかもしれません。(優柔不断というのが正解?)

二つのゼミのうち一つが国際ボランティアゼミでした。電気や水道も通っていないタイの農村に赴き、現地の小学校の図書館を設置するといったプロジェクト型のゼミです。大学単位でタイの大学と提携をしており、総勢560人程度の人が関わりました。タイ側の提携大学の学生は工学部のエンジニアで図書館の設計・施工を担当し、我々は文系の学部生であったため別の役割を担当しました。例えば日本で生活物資を集めたり、その一部を現金化するため毎週学内でバザーを開催したり、現地で役立つ物資や現金の調達を中心に約1年活動しました。農村で一緒に働いたタイ人の仲間とは今でもFacebook等で繋がっていて、メッセージ交換や交流が続いています。このような感じでとても活発に学生時代を過ごしていたと記憶しています。このプロジェクトをはじめとした僻地での生活体験や積極的に海外渡航した経験は、間違いなく今の自分に活かされています。

ゼロからの立ち上げ

新岡さんの会社についてお聞かせください。

領域でいうとITとデジタルです。 ITインフラソリューションとマーケティングソリューション(特にデジタル)の二つのソリューションを提供しています。まずITインフラソリューションですが、一つ目はサーバー関連のソリューションです。弊社が提供しているレンタルサーバーをご利用頂いたり、お客様に代わってサーバーを購入し工場やオフィスに設置しネットワークを構築するといった提案をしています。最近のトレンドでは、アマゾンやグーグルがクラウドサーバーを提供していますが、その構築や保守・運用をお客様に代わって行うこともあります。二つ目はクラウドサービスの提供です。クラウドサービスと一口に言っても様々な目的に応じたものがありますが、我々は業務効率改善や情報セキュリティ強化に資するクラウドサービスにフォーカスしています。三つ目はオフィスを新しく設ける時や移転するときにITネットワーク全体の構築を代行するオフィスのITサポート、パソコンの機器やWINDOWSのライセンス購入代行などを行っています。

マーケティングソリューションの方はWEBサイトの新規作成や既存サイトのリニューアルのほかコンサルティングも提供しています。ホーチミンには多くの日系IT企業さんが進出されていますが、我々はユニークなポジションにいると考えています。

新岡さんが現在やられているお仕事をお聞かせください。

ゼネラルマネージャーという立場で現場をすべて担っています。ただし、2018年4月に立ち上がったばかりなので、現時点では営業やマーケティングをはじめとした顧客開拓に注力をしています。今後はカスタマーサポートやサービスの拡充をより推し進めていきます。

ベトナム進出をされた理由をお聞かせください

予備知識として、当社は京都に本社があり、大阪支社、東京支社など全国的に展開しております。海外は現在4カ国に展開しています。日本からも近く経済成長著しい東アジア・東南アジアの市場を開拓していこうと、最初の進出先である中国を皮切りにマレーシア、タイ、そしてベトナムの順に進出を果たしてきました。

ベトナムでビジネスをされるにあたって苦労されたことはございますか。

税制や法律などに関して分かりにくいと感じることが少なくないです。新しい法律や政令が出たり、その解釈が広かったりと日本とは勝手が違います。そのため、わからないところが多い中、関係各所に確認や相談を入れながら仕事を進めていくことの大変さはありますね。それにより些細なことでも時間がかかってしまうことがあります。

お仕事されて嬉しかったことは何ですか。

個人としても初めてゼロイチの立ち上げを行っています。ほぼゼロスタートにつき、新しいお客様とのお付き合いが始まる瞬間は、本当に大きな喜びを感じ、また、感激の気持ちでいっぱいになります。

ベトナム人社員の方々と

第一歩を踏み出すことの大切さ

今後のビジョンをお聞かせいただけますか。 

我々のお客様は現状日系企業様が大半を占める為、在ベトナムの日系企業様に選ばれる、なくてはならないITの会社になることが当面の目標です。当然その中でベトナム社会に貢献していきたいです。ベトナムに多大な影響力を与えている尊敬すべき日系企業はたくさんあります。私たちもそのような会社を目指していきたいです。

今後海外転職を考えている方にメッセージをお願いします。

やりたいという気持ちを大切にしてほしいですね。少しでもやりたいという気持ちがあれば、小さい一歩でも構わないので第一歩を踏み出してみてほしいです。その一歩を踏み出すと、いろいろな情報や経験が得られたり、同じ志を持つ人と出会う機会が出来たりするのではないでしょうか。その一歩は、また次の一歩を踏み出すことにも必ず役立つと思います。その一歩の歩幅は人それぞれ違うと思うのですが、どんな一歩も決して無駄にはならないと思います。海外でしか経験できないこと、旅行だけでは経験できないこと、実際住んで働いてみないと感じられないことも多々あるので、ぜひ海外勤務や生活に興味のある方は一歩を踏み出してほしいです。ベトナムは熱気であふれ、順調に経済成長もしており、日系企業の進出も東南アジアの中でも非常に多い国です。実際ここ数年毎年350社ほどの日系企業がベトナムへ進出しており、国が熱気であふれているだけでなく、それは、日系企業にとっても熱い場所であることを示していると思います。

学生に向けたアドバイスもいただきたいです。

もしやりたいことがはっきりしている学生さんに対しては、それを実現できる場に身を置いて努力をしてほしいと思います。やりたいことが定まっていない学生さんに対しては、あまり最初から限定せず幅広い業界・世界を見て、人との出会いを大事にしてもらいたいです。そんな人はむしろ積極的にいろいろな場所へ足を踏み出してみて、その中できっと自分が夢中になれたり、好きなものが見つかると思うので、その何かを見つけてもらいたいです。見つかったらそれをとことん追求してみたらいいかな。じっとしているのが一番もったいない気がします。最後に学生生活は本当に素晴らしい時間なので大切に過ごしてほしいです。今思うとすごい貴重ですね。

インタビューの感想

インタビューを終えて

学生時代から海外への興味があり、海外勤務を志してご転職を決意された新岡さん。躊躇せず初めの一歩を踏み出すことの重要さと、何事にも積極的に取り組むことの大切さを改めて実感しました。

お忙しい中お時間を割いていただいた新岡さんに感謝申し上げます。

取材日:12月23日 山田 隆太(JAC Recruitment Vietnam インターンシップ生)

ライター情報

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JAC Recruitment Vietnam

JAC Recruitmentは1975年に英国ロンドンでスタートした人材紹介会社。JAC Recruitment Vietnamは2013年6月にホーチミンに設立、2015年7月にはハノイに進出。英国・アジア11カ国地域に広がる独自のグローバルネットワークと、東南アジアNo.1のノウハウを活かし、経験豊富なコンサルタントがベトナムにおける日本人の転職活動をサポートしています。ベトナムへの就職・転職をお考えの方はお気軽にご相談ください。ウェブサイト ブログ

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