メコンデルタのカントーにあるカイラン水上マーケットを見に行こう
メコンデルタ地方カントー市にあるカイラン水上マーケット(Chợ Nổi Cái Răng)はホーチミンからのメコンデルタツアーでも訪れることができる水上マーケット。メコン川の流れの中で果物、野菜などたくさんのものが売買されています。観光客向けに食事やドリンクを売るお店もあるので水上での売買を楽しむこともできます。
カイラン水上マーケットに向けて出発
カイラン水上マーケットへは市場の裏手の公園にある客船ターミナルからたくさんの船が出ています。
ここでそれぞれの船と交渉して船を貸しきって行く他、ホテルや旅行会社で手配することもできます。
エンジン付きの船をチャーターして水上マーケットに向かいました。水上マーケットまでは30分ほどの距離です。いくつかの橋をくぐり、両岸には船専用のガソリンスタンドがあったり、物流の拠点があったりと珍しい風景が続きます。
しばらく走ると船が増えてきました。いよいよカイラン水上マーケットです。ここでは物を販売している船は天高く棒を上げて、売っているものを括りつけています。上の写真では、写真右側の船が野菜を売っていることがわかります。この表示をみながら地元の方々は船を走らせて買い付けに行きます。
水上マーケットを見学
水上マーケットでは実に様々なものが売られています。
こちらはスイカを売る船。大量のスイカを積んでいます。卸売業者でしょうか。
隣に小さな船がつき、スイカの商談が始まりました。商品を積み込み、お金を払います。
沈みそうなほどに積み込んでいる船を見かけました。水上マーケットで仕入れて、どこかで売るのでしょう。
こちらは野菜の卸売。竿には5,6種類の野菜が掲げられています。船に積まれている野菜を見ると、かなり大きな単位で売っているようです。
服を売っている船も見つけました。
この小さな船は手漕ぎで宝くじを売っています。ベトナムの宝くじは1枚10000ドンで購入できるので記念に買ってみるのも良いでしょう。
私達のような観光客の姿もたくさん見かけます。船の大きさも様々で、手漕ぎの船もありました。手漕ぎの船は風情があって良いのですが、船着場から市場までの移動を考えるとエンジン付きの船のほうが良さそうです。
船の上から買い物をしよう
カイラン水上マーケットでは観光客でも楽しめるお店もあります。
こちらはドリンクを売るカフェ船。路上のカフェと同じような品揃えです。
ベトナムコーヒーを注文。朝7時前はちょっと寒かったのでホットミルクコーヒーです。
ふと隣を見るとフォーを食べている観光客の姿がありました。レストラン船もあるようです。買い物体験をしたところで見学は終了。
カントー市内に戻るときに2010年に完成したカントー橋を見ることができました。日本のODAによるもので、ベトナム国内で最大級の斜張橋です。ホーチミン市からカントー市を訪れる際はここを通ってきます。
カイラン水上マーケットは早朝が一番賑わうため、今回は朝6時に出港しました。一通り見学して朝8時には市内に戻ってきます。まだまだ一日遊べると考えるとなんとなく得した気分になりました。メコンデルタに行くなら水上マーケット、オススメです。
ライター情報
aki
旅をするように生きていたい、そう思っていたら気づくとホーチミンにいました。本業の傍ら、ベトナム観光・生活情報ナビ、Samurai Cafe Saigonをやったりしています。ベトナム・ホーチミンから、日本とは一味違うベトナムの日常をお届けします。