ベトナム国内における新型コロナウイルスの関連発表(続報)【在ホーチミン日本国総領事館からのお知らせ】
更新日:2020年1月30日
1.今般,ベトナム保健省から新たな感染者に係る発表があったところ、その要旨は以下のとおりです。追加情報においては,適宜お知らせします。
●1月30日15時30分のベトナム保健省の発表によると、中央衛生・感染症研究所(ハノイ)での検査の結果、新たにベトナム人3名の感染が確認されました。3名ともに武漢から帰国した者であり、うち1名はタインホア省総合病院、残る2名は中央熱帯病院第二診療所(ハノイ)でそれぞれ隔離・治療中とのことです。
●これにより,ベトナム国内での新型コロナウイルスの陽性事例は計5名となりました(中国人2名,ベトナム人3名)。
●なお,当地トゥオイチェ紙(オンライン版)によると,3名ともヴィンフック省の日系企業の工場に勤務しており,武漢市での工場研修を終えて,同じフライトで帰国したものと報じられております。
2.以上の状況を踏まえ、邦人の皆様におかれましては、引き続きベトナム保健省が発表した感染症予防の実施を心がけるようお願いします。
<ベトナム保健省が発表した感染症予防のための注意事項>
(1)急性呼吸器感染症の患者との接触を制限する。患者と接触する時は,医療用マスクを適切に着用し,患者との距離を保つ必要がある。
(2)体を暖かくし,衛生状態を保ち,石鹸でよく手を洗い,肺炎を防ぐためによくうがいをする。
(3)咳やくしゃみをする時は,分泌液の飛沫を抑えるために,布やハンカチで口や鼻を覆う必要がある。
(4)中国湖北省武漢市から帰国した人,又は武漢市の新型肺炎患者と濃厚に接触した人で,14日以内に発熱,咳,息切れの等の症状を示したら至急相談・検査・治療のために最寄りの医療施設を受診する。
(5)農場の動物や野生動物との濃厚な接触を制限する。